ハンバーグに火が通ったかどう調べたらいい?通らない理由と火加減について紹介

おいしいもの♪

ハンバーグを焼いていると、

「表面はこんがりしているけれど、中まで火が通ったかな?」

「竹串を刺してみたけれど、これで焼けたと判断していいの?」

「切ってみたら真ん中が少し赤い……もう一度焼いたほうがいい?」

と心配になることがありますよね。

特に、厚みのあるハンバーグは外側から焼けていくため、見た目はとてもおいしそうなのに、中心部分にはまだ十分に火が通っていないことがあります。

 

せっかくきれいに焼けたハンバーグですから、

「できれば切らずに確認したい」

と思う方もいるでしょう。

ですが、ハンバーグで大切なのは、見た目をきれいに仕上げることだけではありません。

中心部分まで十分に加熱できているかを確認してから食べることが大切です。

 

ハンバーグはひき肉を使って作ります。

そのため、ステーキなどのかたまり肉とは同じように考えず、中心までしっかり加熱しましょう。

厚生労働省では、食肉を加熱する際の目安として、中心部を75℃で1分間以上加熱することを示しています。

「表面が茶色くなったから大丈夫」

「レシピに書いてある時間だけ焼いたから大丈夫」

「肉汁が出たから、たぶん大丈夫」

と一つのポイントだけで決めてしまうのではなく、中心まで十分に火が通っているか確認することが重要です。

 

この記事では、

・ハンバーグに火が通ったか確認する方法
・中心が赤い、ピンク色だった場合の考え方
・生焼けだったときの追加加熱方法
・外は焦げるのに中まで火が通らない原因
・生焼けを防ぐための成形方法
・基本的な火加減と焼き方
・蒸し焼きするときのポイント
・冷凍ハンバーグや作り置きを加熱するときの注意点

などを、料理初心者の方にも分かりやすくご紹介します。

 

「今まさにハンバーグを焼いていて、火が通ったのか分からない!」

という方は、まず次の章から確認してみてくださいね。

 

  1. ハンバーグに火が通ったか確認する方法|まずここをチェック
    1. まずは「火が通った?」確認早見表
    2. 確実性を高めたいなら中心温度を測る
    3. 温度計はハンバーグのどこに刺す?
    4. 竹串を刺して肉汁を確認する方法
    5. 切って断面を確認する方法
    6. 表面の焼き色だけでは判断しない
    7. 押したときの弾力だけで判断しない
  2. ハンバーグを焼いている途中で「火が通った?」と迷ったときの確認手順
    1. STEP1.表面だけを見て完成と判断しない
    2. STEP2.中心まで加熱する時間を取る
    3. STEP3.中心部分の状態を確認する
    4. STEP4.判断できなければ中心温度を測る
    5. STEP5.不安なら追加加熱してもう一度確認する
  3. ハンバーグを切らずに火が通ったか確認できる?
    1. 竹串を使えば切らずに確認しやすい
    2. 肉汁が分かりにくい場合もある
    3. 押したときの感触は補助的な目安にする
    4. 切らずに確認したいなら中心温度計が便利
    5. 形を崩したくなくても無理に見た目だけで判断しない
  4. ハンバーグの中が赤い・ピンク色なら生焼け?
    1. 赤いから必ず生焼けとは限らない
    2. 茶色なら必ず火が通っているとも限らない
    3. 色だけでは判断しにくいと覚えておこう
    4. 中心が冷たい・ぬるい場合は追加加熱する
    5. 赤い・ピンク色で迷ったら中心温度を確認する
    6. 「少しくらいなら」と自己判断しない
  5. ハンバーグを切ったときに確認したいポイント
    1. 一番厚い中心部分を確認する
    2. 色だけでなく中心まで加熱できているかを見る
    3. 肉汁の状態も参考にする
    4. 中心が冷たい・ぬるい場合はそのまま食べない
    5. 切ってしまったハンバーグも追加加熱できる
  6. ハンバーグが生焼けだったときの対処法
    1. 食べる前に生焼けに気づいたら追加加熱する
    2. フライパンで追加加熱する方法
    3. ふたをして中心までじっくり加熱する
    4. 切ってしまったハンバーグも追加加熱できる
    5. 電子レンジで追加加熱する方法
    6. 電子レンジでは少しずつ追加加熱する
    7. 外側が焦げそうなときは火力を上げない
    8. ソースを入れた後に生焼けに気づいたら?
    9. 追加加熱した後にもう一度確認する
    10. 生焼けだったからといって強火で焼き直す必要はない
  7. 食べている途中で生焼けに気づいたらどうする?
    1. そのまま食べ続けず追加加熱する
    2. 残っているハンバーグは中心まで加熱する
    3. 生焼けに見える部分だけ取り除くのではなく全体を確認する
    4. 家族のハンバーグもそれぞれ確認する
    5. 次回のために「なぜ生焼けになったか」も考えてみよう
  8. ハンバーグに火が通らないのはなぜ?よくある原因
    1. ハンバーグが厚すぎる
    2. ハンバーグが大きすぎる
    3. 厚さが均一になっていない
    4. 中央をへこませていない
    5. 肉ダネの空気を十分に抜いていない
    6. 火力が強すぎる
    7. 火力が弱すぎる場合もある
    8. 焼き時間が短い
    9. ふたをせず短時間で焼こうとしている
    10. 一度にたくさん焼いている
    11. 家族分の大きさがバラバラになっている
    12. 「火が通らない=火力不足」と決めつけない
  9. レシピどおりの時間なのに生焼けになるのはなぜ?
    1. ハンバーグの大きさがレシピと違う
    2. 厚さがレシピと違う
    3. フライパンによって火の入り方が違う
    4. コンロによって火加減が違う
    5. 一度に焼く個数によっても変わる
    6. 焼き始めるときの状態も毎回同じとは限らない
    7. 「○分焼いたから大丈夫」ではなく最後に確認する
    8. レシピと違ったポイントを一つずつ確認してみよう
  10. ハンバーグの厚さ・大きさで焼き時間は変わる?
    1. 薄め・小さめのハンバーグは中心まで熱が届きやすい
    2. 一般的な大きさでも厚さを確認する
    3. 厚みのあるハンバーグは中心部分を意識する
    4. 大きいハンバーグほど「時間だけ」に頼らない
    5. 家族分はできるだけ大きさと厚さをそろえる
    6. 焼き時間は「完成を保証する時間」ではなく目安
  11. 生焼けを防ぐハンバーグの成形方法
    1. 厚くしすぎない
    2. できるだけ均一な厚さにする
    3. 中央部分を軽くへこませる
    4. 肉ダネの空気を抜く
    5. 表面の大きなひび割れを整える
    6. 家族分は同じくらいの大きさに分ける
    7. 大きさを変えるなら厚さも意識する
    8. 成形したら横からもチェックする
    9. 大きなハンバーグを作りたいときは中心を特に意識する
    10. 焼く直前にもう一度形を確認する
  12. ハンバーグを中まで焼く基本の火加減と焼き方
    1. 最初から最後まで強火にしない
    2. まず表面に焼き色をつける
    3. 裏返したら火加減を調整する
    4. ふたをして中心までじっくり加熱する
    5. 焼いている途中でハンバーグを押さえつけない
    6. 何度もひっくり返さなくても大丈夫
    7. 外側が焦げそうなら火を弱める
    8. 焼き時間だけで完成を判断しない
    9. 最後に中心まで火が通ったか確認する
    10. 基本の流れを覚えておけば慌てにくい
  13. 蒸し焼きならハンバーグの中まで火が通りやすい?
    1. 蒸し焼きにするメリット
    2. ふたをするタイミングはレシピを確認する
    3. 水を加えて蒸し焼きにする方法もある
    4. 水を入れすぎた場合は慌てない
    5. 途中で水がなくなったらどうする?
    6. 蒸し焼き中に何度もふたを開けなくてもよい
    7. 蒸し焼きでも最後の確認は必要
    8. 蒸し焼きの水分が残っていても焦って強火にしない
    9. 蒸し焼きでも「中心まで加熱できたか」がゴール
  14. ふたがないとハンバーグは中まで焼けない?
    1. ふたをする理由を知っておこう
    2. ふたがない場合は火加減に注意する
    3. 手持ちのふたが使えるか確認する
    4. 代用品を使う場合は耐熱性などを確認する
    5. ふたがなくても最後は中心を確認する
  15. 外は焦げるのに中が生焼けになるときの対処法
    1. まず火力が強すぎないか確認する
    2. 強火なら早く中まで焼けるわけではない
    3. 焦げそうになったら火を弱める
    4. すでにかなり焦げそうなら電子レンジも選択肢
    5. 厚すぎる場合は焼き方だけで解決しようとしない
    6. 一部分だけ焦げるならフライパンの位置も確認する
    7. 焦げた部分があるから完成とは限らない
    8. 次回は「火力」と「厚さ」を最初に見直す
  16. ハンバーグから肉汁がたくさん出るのは大丈夫?
    1. 焼いている途中に肉汁が出ることはある
    2. 肉汁が出たから火が通ったとは限らない
    3. 肉汁がたくさん出ても慌てて強火にしない
    4. 竹串を刺したときの肉汁とは分けて考える
    5. 肉汁が出てこない場合も別の方法で確認する
    6. 肉汁だけに頼らず最後は中心を確認する
  17. 家族分のハンバーグを一度に焼くときのポイント
    1. フライパンへ詰め込みすぎない
    2. 大きさと厚さをできるだけそろえる
    3. 同じ時間焼いても全部同じ状態とは限らない
    4. 大きさを変えた場合は焼き上がるタイミングも別に考える
    5. 無理なら2回に分けて焼く
    6. 最後はそれぞれの中心を意識する
  18. 冷凍ハンバーグの火の通りはどう確認する?
    1. 生のまま冷凍したハンバーグの場合
    2. 焼いてから冷凍したハンバーグの場合
    3. 凍ったまま焼くならレシピを確認する
    4. 冷凍したものは「いつもの焼き時間」にこだわらない
    5. 市販の冷凍ハンバーグはパッケージの表示を優先する
    6. 冷凍ハンバーグも中心部分を意識する
  19. 作り置きハンバーグを温め直すときのポイント
    1. 生焼けと温め不足は分けて考える
    2. 電子レンジで温め直す場合
    3. 表面だけ熱くなっていないか確認する
    4. フライパンで温め直す場合
    5. ソースと一緒に温め直す場合
    6. 厚みがある場合は途中で確認する
    7. 作り置きでも最後は中心を確認する
  20. ハンバーグの生焼けを防ぐチェックリスト
    1. 焼く前のチェック
    2. フライパンへ入れるときのチェック
    3. 焼いている途中のチェック
    4. 蒸し焼き中のチェック
    5. 焼き上がりのチェック
    6. 追加加熱するときのチェック
    7. 迷ったときは3つだけ思い出せばOK
  21. ハンバーグを焼くときに避けたいNG行動
    1. NG1.表面がこんがりしただけで完成と判断する
    2. NG2.早く焼こうとして最初から最後まで強火にする
    3. NG3.分厚く作ればふっくらすると考える
    4. NG4.焼き時間だけで火の通りを判断する
    5. NG5.焦げそうだから途中で焼くのをやめる
    6. NG6.生焼けだったら強火で焼き直す
    7. NG7.肉汁が出たことだけで完成と判断する
    8. NG8.中心が赤くなければ絶対大丈夫と思う
    9. NG9.追加加熱しただけで確認を終える
    10. NG10.家族分を全部同じ状態だと思う
    11. NG11.生焼けを防ごうとして焼きすぎる
    12. NG12.分からないまま「たぶん大丈夫」で終わらせる
    13. NG行動を全部覚えなくても大丈夫
  22. ハンバーグの火の通りに関するよくある質問
    1. Q1.ハンバーグに火が通ったか一番分かりやすく確認する方法は?
    2. Q2.ハンバーグの中心温度は何度を目安にすればいい?
    3. Q3.中がピンク色なら生焼け?
    4. Q4.竹串を刺して透明な肉汁が出たら完成?
    5. Q5.竹串を刺しても肉汁が出ない場合は?
    6. Q6.切って確認してもいい?
    7. Q7.切って生焼けだったハンバーグは焼き直せる?
    8. Q8.外側が焦げているのに中が生焼けなのはなぜ?
    9. Q9.生焼けだったら電子レンジで加熱してもいい?
    10. Q10.ハンバーグは何分焼けば火が通る?
    11. Q11.蒸し焼きにすれば絶対に生焼けにならない?
    12. Q12.ふたがなくてもハンバーグは焼ける?
    13. Q13.ハンバーグを押さえながら焼けば早く火が通る?
    14. Q14.家族分を同時に焼いたら1個だけ確認すればいい?
    15. Q15.どうしても火が通ったか分からないときはどうする?
    16. FAQで迷ったらこの4つを思い出そう
  23. まとめ|ハンバーグに火が通ったか迷ったら中心を確認しよう
    1. 火の通りを確認するなら中心を見る
    2. 生焼けだったら追加加熱すればいい
    3. 外が焦げるのに中が生なら火力と厚さを見直す
    4. 蒸し焼きも上手に取り入れる
    5. レシピの焼き時間は大切な目安
    6. 家族分を焼くなら大きさと厚さをそろえる
    7. 冷凍や作り置きも中心を意識する
    8. 迷ったときの基本はとてもシンプル
    9. 「たぶん大丈夫」で終わらせず確認しよう
    10. 最後にもう一度ポイントを整理

ハンバーグに火が通ったか確認する方法|まずここをチェック

ハンバーグを焼いていて、

「そろそろ焼けたかな?」

と思ったとき、表面の色だけを見て判断したくなりますよね。

両面にきれいな焼き色がついていると、見た目には完成しているように感じます。

ところが、ハンバーグは外側から中心に向かって熱が入っていきます。

特に厚みのあるハンバーグでは、表面が十分焼けていても、中心部分にはまだ十分に火が通っていないことがあります。

そのため、焼き上がりを確認するときは「表面が焼けたか」ではなく、中心まで加熱できたかを意識しましょう。

 

まずは「火が通った?」確認早見表

焼いている途中で迷ったら、まずはこちらを目安にしてください。

ハンバーグの状態 確認・対処のポイント
表面にこんがり焼き色がついている 表面だけで完成と判断せず、中心まで確認する
切ったら中心が赤い・ピンク色 色だけで判断せず、十分に加熱できているか確認する
中心が冷たい・ぬるい そのまま食べず、追加加熱する
竹串を刺しても判断しにくい 中心温度など別の方法でも確認する
外側が焦げそう 火を弱め、中心までじっくり加熱する
焼けたかどうしても分からない 中心温度計を使って確認する

 

大切なのは、

「これなら絶対大丈夫」と一つの見た目だけで決めないこと

です。

特に料理に慣れていないうちは、

「いつもの感覚で分かる」

という判断が難しいですよね。

そんなときは無理に勘に頼らず、中心温度など確認しやすい方法を利用すると安心です。

 

確実性を高めたいなら中心温度を測る

ハンバーグの火の通りを確認するときに分かりやすい方法が、食品用の中心温度計を使うことです。

厚生労働省では、肉料理について中心部75℃で1分間以上の加熱を目安としています。

ここで注意したいのが「中心部」という点です。

フライパンに触れているハンバーグの表面は高温になります。

そのため、

「表面が熱いから中も大丈夫そう」

と思ってしまいがちですが、表面と中心では温度が違うことがあります。

 

特に、

・厚みのあるハンバーグ
・大きめに作ったハンバーグ
・冷たい状態から焼き始めたハンバーグ

などは、外側と中心部分で火の入り方に差が出ることがあります。

温度計を使えば、見た目だけでは分かりにくい中心部分の状態を数字で確認できます。

「竹串を刺してみたけれど、肉汁の色がよく分からない」

「切って確認するのは見た目が崩れそうで嫌」

というときにも便利です。

 

温度計はハンバーグのどこに刺す?

中心温度を測るときは、ハンバーグの一番厚みのある中心付近を確認します。

端のほうは中心より薄いため、比較的早く火が通ります。

そのため端だけ測って、

「75℃になっているから大丈夫」

と判断すると、一番厚い部分の温度が十分に上がっていない可能性があります。

イメージとしては、

「一番火が通りにくそうな場所を確認する」

と覚えておくと分かりやすいでしょう。

温度計の使い方は製品によって異なる場合がありますので、初めて使うときは取扱説明書も確認してくださいね。

 

竹串を刺して肉汁を確認する方法

食品用の温度計がない場合によく使われるのが、竹串などを刺して確認する方法です。

農林水産省でも、ハンバーグを加熱する際には、中心部に竹串を刺し、透明な肉汁が出てくることを確認する方法が紹介されています。

確認するときは、ハンバーグの端ではなく、厚みのある中心付近へ竹串を刺します。

肉汁の状態を確認し、

「まだ火の通りが心配かも」

と思ったら、そのまま食卓へ出さず追加加熱しましょう。

 

ただし、実際にやってみると、

「透明ってどのくらい?」

「肉汁がほとんど出てこない」

「ソースや油が混ざって色が分からない」

ということもあります。

竹串を刺しただけで判断が難しいときに、無理に

「たぶん大丈夫」

と決める必要はありません。

中心温度を測ったり、必要に応じて断面を確認したりするなど、別の方法も組み合わせましょう。

 

切って断面を確認する方法

「どうしても中まで焼けたか分からない」

というときは、ハンバーグを切って中心部分を確認する方法もあります。

せっかく丸くきれいに作ったハンバーグなので、

「できれば切りたくないな」

と思うかもしれません。

ですが、見た目よりも十分に加熱できているかを確認することを優先しましょう。

切る場合は、端ではなく一番厚い中心部分を確認します。

 

ただし、ここでも覚えておきたいことがあります。

それは、

「断面の色だけですべてを判断しない」

ということです。

「赤いから絶対に生焼け」

「茶色だから絶対に大丈夫」

と、色だけで単純に判断できない場合があります。

そのため、色だけで判断に迷ったときは、中心温度を確認する方法が分かりやすいでしょう。

中心が冷たい、明らかに加熱が足りないと感じるなど、不安がある場合は追加加熱してください。

 

表面の焼き色だけでは判断しない

ハンバーグを焼いていると、

「両面がこんがりしたから完成!」

と思いたくなりますよね。

焼き色はおいしそうに仕上げるうえでは大切ですが、中心まで火が通ったかどうかを判断する唯一の基準にはできません。

たとえば火力が強すぎると、外側には短時間できれいな焼き色がついても、中心部分まで十分に熱が届いていないことがあります。

厚みがあるほど、このような状態になりやすくなります。

そのため、

表面を焼くことと、中心まで火を通すことは分けて考える

と分かりやすいでしょう。

 

「外側をこんがり焼く」

だけで終わらず、

「そのあと中心まで十分に加熱する」

ところまでがハンバーグを焼く工程です。

 

押したときの弾力だけで判断しない

ハンバーグを指や調理器具で軽く押し、

「弾力が出たから焼けたかな?」

と確認する方法を聞いたことがある方もいるでしょう。

確かに、加熱すると肉の状態は変化します。

ただし、弾力の感じ方には個人差があります。

さらに、

・肉ダネの配合
・ハンバーグの厚さ
・使っているひき肉
・加える材料

などによっても仕上がりは変わります。

 

料理初心者の方にとって、

「この弾力なら焼けています」

と言われても、比較する基準が分からないことがありますよね。

そのため、押したときの感触だけに頼って火の通りを判断するのは避けたほうがよいでしょう。

迷ったときは、

中心温度を確認する
竹串を使う
必要なら中心部分を確認する

といった方法を利用してください。

 

ハンバーグは、

「ちょっと心配だけど、たぶん大丈夫かな」

と無理に判断する必要はありません。

もう少し加熱したほうがよいと感じたら、中心まで十分に火が通るように追加加熱し、改めて確認しましょう。

 

ハンバーグを焼いている途中で「火が通った?」と迷ったときの確認手順

ここまでいくつかの確認方法をご紹介しましたが、

「結局、焼いている途中では何から確認すればいいの?」

と思った方もいるかもしれません。

そこで、実際にフライパンの前で迷ったときの流れを簡単に整理しておきましょう。

 

STEP1.表面だけを見て完成と判断しない

まず両面に焼き色がついているか確認します。

ただし、この段階で、

「茶色くなったから完成」

とは判断しません。

焼き色はあくまで外側の状態です。

厚みがあるハンバーグほど、中心部分は別に確認する必要があります。

 

STEP2.中心まで加熱する時間を取る

表面に焼き色がついたら、必要に応じて火加減を調整し、ふたをするなどして中心まで加熱します。

外側が焦げそうだからといって、

「早く中まで焼かなきゃ!」

とさらに火力を上げるのは逆効果になることがあります。

外側だけがどんどん焦げてしまうからです。

焦げそうなときほど火加減を見直し、中心へ熱を通すことを意識しましょう。

 

STEP3.中心部分の状態を確認する

十分に加熱したら、一番厚い部分を確認します。

竹串を使う場合も、中心温度計を使う場合も、端ではなく中心付近を見ることがポイントです。

「端は焼けているから大丈夫」

ではなく、

一番火が通りにくいところはどこかな?

と考えて確認してみてください。

 

STEP4.判断できなければ中心温度を測る

肉汁や見た目だけでは判断できないこともあります。

そんなときに便利なのが中心温度計です。

料理に慣れていない方ほど、

「これって透明な肉汁?」

「このピンク色は大丈夫なの?」

と迷うことがあります。

温度なら数字で確認できるため、感覚だけに頼る必要がありません。

 

STEP5.不安なら追加加熱してもう一度確認する

確認しても、

「まだ少し心配」

という場合は、そのまま食べるのではなく追加加熱します。

そして大切なのが、追加加熱した後にもう一度確認することです。

「1分追加したから今度こそ大丈夫」

と時間だけで決めず、中心まで十分に加熱できたか改めて確認してください。

 

ハンバーグを上手に焼こうとすると、

「焦がしたくない」

「肉汁を逃したくない」

「きれいな形のまま食卓へ出したい」

ということが気になるかもしれません。

もちろん、おいしくきれいに仕上げることも大切です。

ですが、迷ったときに最優先したいのは、中心まで十分に加熱できていることです。

慣れないうちは確認に少し時間がかかっても大丈夫。

何度か作っているうちに、自宅のフライパンやコンロではどのくらいの火加減で焼けばよいのかも少しずつ分かってきますよ。

 

ハンバーグを切らずに火が通ったか確認できる?

ハンバーグの火の通りが心配になったとき、

「切って中を見れば分かりやすそう」

と思う一方で、

「せっかくきれいに焼けたのに、できれば切りたくない」

と思うこともありますよね。

特に家族や来客へ出すハンバーグなら、丸い形のまま食卓へ並べたいこともあるでしょう。

ハンバーグを切らずに火の通りを確認したい場合は、竹串や食品用の中心温度計を利用する方法があります。

ただし、

「切らなければ絶対にきれいに確認できる方法がある」

と考えるより、

安全に食べられる状態まで十分に加熱できていることを優先する

ことが大切です。

どうしても判断できない場合は、見た目を優先して無理にそのまま食卓へ出さず、必要に応じて中心部分を確認しましょう。

 

竹串を使えば切らずに確認しやすい

家庭で手軽に試しやすいのが、竹串を使う方法です。

ハンバーグの中心付近へ竹串を刺し、出てくる肉汁の状態を確認します。

この方法ならハンバーグを半分に切る必要がないため、形を大きく崩さずに確認できます。

ただ、

「どこに刺しても同じでしょ?」

と思うかもしれませんが、刺す場所は意外と重要です。

ハンバーグの端は薄く、中心より早く火が通りやすい部分です。

端へ竹串を刺して問題がなかったとしても、一番厚い中心部分まで同じ状態とは限りません。

確認するときは、

一番厚みのある中心付近

を意識しましょう。

 

肉汁が分かりにくい場合もある

竹串を刺したときに透明な肉汁が出てくることは、火の通りを確認する目安のひとつになります。

ただ、実際に料理をしていると、

「肉汁がほとんど出てこない」

「透明なのか色がついているのか分からない」

「フライパンの油と混ざってしまった」

ということもあります。

そのようなときに、

「たぶん透明に見えるから大丈夫かな」

と無理に判断する必要はありません。

竹串による確認は便利ですが、判断しにくい状態で推測だけに頼らないことが大切です。

肉汁が分かりにくければ中心温度を測るなど、別の方法で確認しましょう。

 

押したときの感触は補助的な目安にする

ハンバーグを軽く押して、

「弾力があるから焼けている」

と判断する方法を見かけることもあります。

ただし、初めてハンバーグを作る方には少し難しい確認方法です。

「弾力がある」と言われても、

「どのくらい?」

となってしまいますよね。

さらに、肉ダネに加えた材料や配合によっても仕上がりのやわらかさは変わります。

そのため、

押した感触だけで中心まで十分に加熱できたと判断しない

ようにしましょう。

慣れてくれば焼き上がりを判断する補助的な目安になることはありますが、中心温度など、より分かりやすい方法と組み合わせるのがおすすめです。

 

切らずに確認したいなら中心温度計が便利

ハンバーグの形をなるべく崩したくない場合には、食品用の中心温度計が便利です。

中心付近へ差し込み、実際の温度を確認できます。

「肉汁の色がよく分からない」

「切ったら肉汁が流れ出そうで気になる」

という場合にも使いやすい方法です。

ただし、温度計も適当な場所へ刺せばよいわけではありません。

一番厚みがある中心付近を測るようにしましょう。

端だけが十分な温度になっていても、中心が同じ温度とは限らないからです。

温度計を使うときには、使用している製品の説明書に沿って正しく使ってくださいね。

 

形を崩したくなくても無理に見た目だけで判断しない

ハンバーグをきれいに作れた日は、

「このまま食卓へ出したい」

と思いますよね。

切ってしまうのがもったいなく感じる気持ちも分かります。

ですが、

きれいな形を保つことより、中心まで十分に加熱することを優先しましょう。

 

竹串を刺しても分からない。

温度計もない。

しかも火の通りに自信がない。

そのような状態なら、

「たぶん大丈夫」

と判断してしまうより、必要に応じて追加加熱したり、中心部分を確認したりするほうが安心です。

見た目を大切にしながらも、最後はしっかり火の通りを確認してくださいね。

 

ハンバーグの中が赤い・ピンク色なら生焼け?

ハンバーグを切った瞬間、

「真ん中が赤い!」

と慌てた経験がある方もいるのではないでしょうか。

表面はしっかり焼けているのに、中心に赤色やピンク色が残っていると、

「これって生焼け?」

「もう食べないほうがいい?」

と不安になりますよね。

ここで大切なのは、色だけで火の通りを決めつけないことです。

 

赤いから必ず生焼けとは限らない

肉は加熱すると色が変わるため、

「赤い肉=生」

というイメージを持っている方も多いでしょう。

確かに、中心まで十分に加熱できていないハンバーグでは赤みが残っていることがあります。

そのため、赤い部分を見つけたら火の通りを確認することは大切です。

ただし、加熱した肉の色はさまざまな条件によって変わることがあり、赤色やピンク色が残っているという見た目だけで、加熱状態を正確に判断するのは難しい場合があります。

つまり、

「赤いから必ず生焼け」

と色だけで結論を出すのではなく、中心まで十分に加熱できているかを確認することが大切です。

 

茶色なら必ず火が通っているとも限らない

反対に注意したいのが、

「中が茶色なら絶対大丈夫」

という考え方です。

ハンバーグを切ったとき、断面全体が茶色になっていると安心しますよね。

もちろん、見た目を確認することはひとつの参考になります。

しかし、

茶色になっていることだけを理由に、中心まで十分に加熱できたと断定するのも避けましょう。

肉の色の変化と、中心部分がどの程度加熱されたかは、必ずしも完全に一致するとは限りません。

だからこそ、

「赤いか、茶色か」

だけではなく、必要に応じて中心温度を確認することが重要になります。

 

色だけでは判断しにくいと覚えておこう

料理初心者の方に覚えておいてほしいのは、

「断面の色は参考にはなるけれど、色だけで安全性を判断しない」

ということです。

たとえば、

「ピンク色が少し残っているけれど、これは大丈夫なのかな?」

と迷ったとします。

このとき、

「これくらいなら大丈夫そう」

と写真や感覚だけで決めてしまうより、中心温度を確認するほうが分かりやすいでしょう。

反対に、

「完全に茶色だから確認しなくていい」

と考えるのも避けます。

ハンバーグはひき肉料理なので、中心まで十分に加熱することが基本です。

色は判断材料のひとつとして考えましょう。

 

中心が冷たい・ぬるい場合は追加加熱する

ハンバーグを切ったとき、

「真ん中がなんとなく冷たい」

「外側は熱々なのに、中心だけぬるい気がする」

という状態なら、そのまま食べるのは避け、追加加熱しましょう。

表面が熱くても、中心まで同じように熱が入っているとは限りません。

特に、

・厚みのあるハンバーグ
・大きく成形したハンバーグ
・強火で短時間に焼いたハンバーグ

などでは、外側と中心で火の入り方に差が出ることがあります。

「表面はこんなに熱いから大丈夫」

と考えず、中心部分の加熱状態を確認してください。

 

赤い・ピンク色で迷ったら中心温度を確認する

断面の色を見ても判断できないときは、中心温度を確認しましょう。

厚生労働省では、食肉の加熱について中心部75℃で1分間以上を目安としています。

この基準を知っておけば、

「このピンク色、大丈夫なのかな?」

と見た目だけで悩み続ける必要がありません。

食品用の中心温度計があれば、一番厚い部分を測って確認できます。

ハンバーグをよく作るご家庭なら、温度計を用意しておくと便利でしょう。

料理初心者の方にとっても、

「焼けた感じ」

という曖昧な感覚ではなく数字で確認できるため、使いやすい方法です。

 

「少しくらいなら」と自己判断しない

中心が赤かったとき、

「ほんの少しだから大丈夫かな」

「外側はしっかり焼けているし……」

と思うこともあるかもしれません。

ですが、ハンバーグはひき肉を使った料理です。

ステーキなどのかたまり肉と同じ感覚で、

「中が少しくらい赤くてもいい」

とは考えず、中心まで十分に加熱しましょう。

迷ったら、

追加加熱する→中心をもう一度確認する

という流れにすれば分かりやすいですよ。

 

ハンバーグを切ったときに確認したいポイント

「火が通ったか心配だから、思い切って切ってみよう」

という場合は、ただ半分に切って色を見るだけではなく、いくつかのポイントを確認してみましょう。

 

一番厚い中心部分を確認する

確認したいのは、もっとも火が通りにくい中心部分です。

端のほうを少し切って、

「ここは焼けているから大丈夫」

と判断しないようにしましょう。

ハンバーグは中心部分が厚くなりやすいため、そこを確認することがポイントです。

特に手作りの場合、

「右側は薄いけれど左側は厚い」

というように厚さに差ができることがあります。

その場合は、一番厚そうな場所を意識して確認してください。

 

色だけでなく中心まで加熱できているかを見る

断面を見たとき、最初に気になるのは色ですよね。

ですが、先ほどご紹介したように、

色だけで加熱状態を断定するのは避けましょう。

見た目だけで迷う場合は、中心温度を確認します。

特に料理初心者の方は、

「この色なら大丈夫」

という経験による判断が難しいものです。

無理に見た目だけで答えを出す必要はありません。

 

肉汁の状態も参考にする

切ったときに出てくる肉汁も、火の通りを考える参考になります。

ただし、

「肉汁を見れば絶対に判断できる」

と考えないようにしましょう。

ソースやフライパンの油が混ざっていたり、肉汁そのものが少なかったりすると、分かりにくいことがあります。

肉汁が判断しにくい場合は、ほかの方法で確認してください。

 

中心が冷たい・ぬるい場合はそのまま食べない

切ってみて中心が明らかに冷たい、あるいは外側に比べてぬるいと感じる場合は、そのまま食べずに追加加熱しましょう。

ここで、

「切ってしまったから、もうフライパンには戻せないよね」

と諦める必要はありません。

切ったハンバーグでも追加加熱できます。

むしろ切ったことで中心部分へ熱を通しやすくなる場合もあります。

形が少し崩れてしまっても、

十分に加熱することを優先

してください。

 

切ってしまったハンバーグも追加加熱できる

半分に切ったところで生焼けに気づいた場合は、

「失敗しちゃった……」

と落ち込む必要はありません。

まだ食べる前なら、追加加熱して中心まで火を通しましょう。

フライパンへ戻す場合は、焦げないよう火加減に注意しながら加熱します。

すでに外側がかなり焼けている場合は、強火にするとさらに焦げやすくなります。

電子レンジを使って追加加熱する方法もあります。

どちらの場合も、

追加加熱した後に中心まで十分に加熱できたか、もう一度確認する

ことを忘れないでください。

「30秒追加したから大丈夫」

「フライパンへ戻したから大丈夫」

ではなく、再加熱後の状態を確認するところまでが大切です。

ハンバーグを切って生焼けに気づいても、そこで料理が失敗したと決まるわけではありません。

慌てずに追加加熱して、中心までしっかり火を通してくださいね。

 

ハンバーグが生焼けだったときの対処法

ハンバーグを切ってみたら、

「真ん中まで火が通っていなかった!」

ということがあります。

せっかくきれいに焼けたのに生焼けだと、

「もう失敗かな?」

「最初から焼き直さないとダメ?」

と焦ってしまいますよね。

ですが、食べる前に気づいたのであれば、まずは追加加熱しましょう。

大切なのは、

「少しくらいなら大丈夫そう」とそのままにせず、中心まで十分に加熱すること

です。

追加加熱には、フライパンを使う方法や電子レンジを使う方法があります。

どちらを選ぶ場合も、

追加加熱する→中心部分を確認する

という流れを覚えておくと分かりやすいですよ。

 

食べる前に生焼けに気づいたら追加加熱する

ハンバーグを切ったとき、

・中心部分の加熱が足りない
・外側に比べて中心が冷たい、ぬるい
・火が通ったか判断できず不安

という場合は、追加加熱します。

ここで注意したいのは、

「あと1分焼けば大丈夫」

と時間だけで判断しないことです。

ハンバーグの大きさや厚さ、フライパン、火加減などによって、中心まで熱が届く時間は変わります。

そのため、

追加加熱した時間ではなく、追加加熱した後の状態を確認する

ことがポイントです。

まだ十分に加熱できていなければ、さらに加熱してもう一度確認しましょう。

 

フライパンで追加加熱する方法

まだフライパンを片づけていなければ、そのままフライパンへ戻して追加加熱できます。

このとき、

「生焼けだったから、もっと強火にしなきゃ!」

と思うかもしれません。

ですが、すでに外側には焼き色がついています。

強火で焼き続けると、中心まで火が通る前に表面だけが焦げてしまうことがあります。

外側が十分焼けている場合は、火加減を調整しながら中心へ熱を通すことを意識しましょう。

必要に応じてふたをして加熱します。

そして最後に、中心部分まで十分に加熱できたか確認してください。

 

ふたをして中心までじっくり加熱する

フライパンで追加加熱するときには、ふたを利用する方法があります。

ふたをするとフライパンの中に熱がこもりやすくなります。

特に、

「外側はもう十分焼けているのに、中心だけ加熱が足りない」

という場合は、さらに表面を強く焼くよりも、火加減を調整しながら中心まで熱を届けることを意識しましょう。

ただし、

ふたをして加熱したから大丈夫

と、それだけで判断するのは避けます。

ハンバーグの厚さや大きさによって火の通り方は変わるため、最後に中心部分を確認してください。

 

切ってしまったハンバーグも追加加熱できる

半分に切ったところで生焼けに気づくと、

「切ってしまったから、もう焼き直せないかな?」

と思うかもしれません。

ですが、切った後でも追加加熱できます。

切り口を下にしてフライパンへ戻せば、加熱が足りなかった中心部分へ熱を伝えやすくなります。

ただし、すでにある程度焼けているハンバーグを強火で長く焼くと、表面が焦げたり硬くなったりしやすくなります。

火加減を見ながら加熱しましょう。

せっかく作ったハンバーグなので、

「形を崩したくない」

と思う気持ちもありますよね。

でも、この場合は見た目より、

中心まで十分に火を通すことを優先

しましょう。

 

電子レンジで追加加熱する方法

「外側がかなり焼けていて、フライパンへ戻すと焦げそう」

という場合には、電子レンジを利用する方法もあります。

ハンバーグを耐熱皿へ移して加熱します。

ただし、ハンバーグの大きさや厚さ、電子レンジによって加熱の進み方は異なります。

そのため、

「電子レンジなら必ず○秒」

と決めつけず、様子を確認しながら追加加熱しましょう。

また、電子レンジは場所によって加熱状態に差が出る場合があります。

表面が熱くなっているだけで、

「これなら大丈夫」

と判断せず、最後に中心部分を確認してください。

 

電子レンジでは少しずつ追加加熱する

電子レンジで加熱するときは、

加熱する→確認する→足りなければ追加する

という流れにすると調整しやすくなります。

最初から長時間加熱すると、必要以上に硬くなってしまうことがあります。

「まだ少し足りないかな?」

と思ったら少し追加する、という方法なら仕上がりも調整しやすいでしょう。

ただし、短時間ずつ加熱することと、加熱不足のまま終わらせることは別です。

最後は中心まで十分に加熱できていることを確認してください。

 

外側が焦げそうなときは火力を上げない

生焼けに気づいたとき、

「早く火を通したい!」

と思って強火にしたくなることがあります。

ところが、火力を強くすると、まず外側がさらに加熱されます。

すでにこんがり焼けているハンバーグでは、

「外側はどんどん焦げるのに、中心がなかなか加熱できない」

ということになりかねません。

そんなときは、

・火を弱める
・ふたをする
・必要に応じて電子レンジを使う

など、中心まで加熱する方法へ切り替えてみましょう。

強火にすれば必ず早く中心まで火が通るわけではない

と覚えておくと、焼き直すときにも慌てにくくなります。

 

ソースを入れた後に生焼けに気づいたら?

ハンバーグへソースを入れた後で、

「中まで火が通っているかな?」

と心配になることもあります。

ソースが入っていると、肉汁などの状態が分かりにくくなることがあります。

そんな場合も、

「ソースと一緒に煮たから大丈夫」

と決めつけず、ハンバーグそのものの中心まで十分に加熱できているか確認しましょう。

特に厚みのあるハンバーグでは、ソースが熱くなっていても中心部分まで同じように熱が入っているとは限りません。

中心温度計を使用する場合は、一番厚い部分を確認します。

 

追加加熱した後にもう一度確認する

追加加熱で忘れやすいのが、最後の確認です。

生焼けに気づいてフライパンへ戻すと、

「これだけ焼いたから、もう大丈夫でしょう」

と思ってしまいますよね。

ですが、

追加加熱したことと、中心まで十分に加熱できたことは同じではありません。

基本の流れは、

生焼けに気づく

追加加熱する

中心を確認する

足りなければさらに加熱する

もう一度確認する

です。

特に厚いハンバーグは、外側と中心で加熱状態に差が出やすくなります。

時間だけで判断せず、最後の状態まで確認してくださいね。

 

生焼けだったからといって強火で焼き直す必要はない

「生焼け=火力が弱かった」

とは限りません。

むしろ、火力が強すぎたことで、

外側だけが先に焼けて中心まで熱が届かなかった

という場合もあります。

追加加熱するときは、

「もっと火力を上げよう」

と考えるのではなく、

「どうしたら焦がさず中心まで熱を通せるかな?」

と考えてみましょう。

火を弱める、ふたを使う、必要に応じて電子レンジを利用するなど、状況に合わせて方法を選びます。

この考え方を覚えておけば、次回ハンバーグを作るときの失敗防止にもつながります。

 

食べている途中で生焼けに気づいたらどうする?

食卓へ出してから、

「中心まで焼けていないかも」

と気づくこともあります。

そんなときも、

「もう食卓へ出してしまったから仕方ない」

と、そのままにする必要はありません。

いったん食べるのをやめて、残っているハンバーグを追加加熱しましょう。

 

そのまま食べ続けず追加加熱する

中心まで十分に加熱できていない可能性がある場合は、そのまま食べ続けず追加加熱します。

「ほんの少しだけだから」

「外側はしっかり焼けているから」

と判断せず、中心まで十分に加熱しましょう。

食卓へ出した後でも、フライパンや電子レンジを使って追加加熱できます。

 

残っているハンバーグは中心まで加熱する

食べている途中で気づいた場合でも、残っている部分は加熱し直せます。

半分に切れているなら、中心だった部分が表面に出ています。

フライパンを使う場合は、加熱が足りなかった断面へ熱を入れるようにすると加熱しやすくなります。

電子レンジを使う場合も、少しずつ様子を確認しながら加熱します。

そして最後に、

中心まで十分に加熱できたか確認

しましょう。

 

生焼けに見える部分だけ取り除くのではなく全体を確認する

中心部分に加熱不足が見つかったとき、

「そこだけ取ってしまえばいいかな?」

と思うこともあるかもしれません。

ですが、ハンバーグはひき肉を混ぜて成形して作っています。

見た目で気になる部分だけを取り除くのではなく、残っているハンバーグ全体の火の通りを確認しましょう。

十分に加熱できていない可能性があるなら、残っている部分も追加加熱します。

 

家族のハンバーグもそれぞれ確認する

家族分をまとめて焼いた場合、一つだけ中心まで火が通っていなかったということもあります。

同じフライパンで同じ時間焼いていても、

・一つだけ厚かった
・大きさが少し違った
・置いた場所によって熱の伝わり方が違った

などによって、火の入り方に差が出ることがあります。

そのため、

「全部同じ時間焼いたから、ほかは大丈夫」

と決めつけず、ほかのハンバーグも確認しておくとよいでしょう。

 

次回のために「なぜ生焼けになったか」も考えてみよう

追加加熱して無事に仕上がったら、

「今回は焼き直せたから終わり」

でもよいのですが、少しだけ原因を振り返っておくと次回がラクになります。

たとえば、

「いつもより厚く作っていた」

「外側が焦げそうで早めに火を止めた」

「一度にたくさんフライパンへ入れた」

など、思い当たることがあるかもしれません。

原因が分かれば、

「次は少し薄めに作ろう」

「強火だけで焼かないようにしよう」

と改善できます。

生焼けに気づいたからといって、

「私はハンバーグ作りが苦手」

と思う必要はありません。

ハンバーグは厚さや火加減によって、中心までの火の通り方が変わりやすい料理です。

生焼けに気づいたら追加加熱する。
中心まで十分に加熱できたか確認する。
次回は原因になりそうなポイントを一つ見直す。

この3つを覚えておけば大丈夫ですよ。

 

ハンバーグに火が通らないのはなぜ?よくある原因

ハンバーグを作っていて、

「ちゃんと焼いたつもりなのに、どうして中が生焼けなの?」

と不思議に思うことがありますよね。

レシピを見ながら作ったのに中心まで火が通っていないと、

「火が弱かったのかな?」

と考えてしまうかもしれません。

ですが、ハンバーグに火が通りにくくなる原因は、火力だけではありません。

ハンバーグの大きさや厚さ、成形の仕方、焼き時間、一度に焼く個数など、さまざまな条件が関係します。

ここでは、よくある原因を順番に確認していきましょう。

「これ、今回のハンバーグに当てはまるかも」

というポイントが見つかったら、次回作るときに少しだけ変えてみてくださいね。

 

ハンバーグが厚すぎる

まず確認したいのが、ハンバーグの厚さです。

ふっくらとしたハンバーグを作ろうとして、

「厚いほうがおいしそう」

と肉ダネを厚めに成形することがありますよね。

ところが、厚みが増えるほど中心部分は表面から遠くなります。

外側にはすぐ熱が伝わっても、中心まで十分に熱が届くには時間がかかります。

そのため、

表面はこんがりしているのに、中心だけ加熱が足りない

という状態になりやすくなります。

特に料理初心者の方は、最初から極端に厚いハンバーグを作るより、中心まで火を通しやすい厚さに整えると失敗を減らしやすいでしょう。

農林水産省では、ハンバーグを中心まで加熱しやすくするため、2cm程度の厚さの平らな楕円形にする方法を紹介しています。

「いつも中心が生焼けになる」

という場合は、焼き方だけでなく成形時の厚さも見直してみましょう。

 

ハンバーグが大きすぎる

厚さだけでなく、大きさも火の通りに関係します。

ボリュームのあるハンバーグを作りたくて、肉ダネを一つにたっぷり使うこともありますよね。

大きなハンバーグそのものがいけないわけではありません。

ただ、大きくて厚みもあるハンバーグは、中心まで熱が届くのに時間がかかります。

レシピでは小さめのハンバーグを想定しているのに、自分はかなり大きく作っている。

その状態でレシピとまったく同じ時間だけ焼けば、火の入り方が違っても不思議ではありません。

初めて作るレシピでは、できるだけレシピが想定している大きさや厚さに近づけると焼き加減を調整しやすくなります。

 

厚さが均一になっていない

意外と見落としやすいのが、ハンバーグの厚さのばらつきです。

上から見るときれいな楕円形でも、横から見ると、

「右側だけ厚い」

「真ん中だけこんもりしている」

ということがあります。

薄い部分には早く火が通り、厚い部分には時間がかかります。

その結果、

「ほとんど焼けているのに、一部分だけ加熱が足りない」

ということもあります。

成形するときは形だけでなく、横から厚みも確認してみましょう。

完璧に同じ厚さにする必要はありませんが、極端な厚い部分を作らないよう意識するだけでも焼きやすくなります。

 

中央をへこませていない

ハンバーグを作るときに、

「真ん中を少しくぼませましょう」

と書かれているレシピを見たことがある方も多いでしょう。

これは見た目だけのためではありません。

ハンバーグは加熱すると中央部分がふくらみやすくなります。

最初から中心がこんもり厚い状態だと、さらに中央が厚くなり、中心まで火を通しにくくなることがあります。

そこで、成形するときに中央部分を軽くへこませておく方法があります。

ただし、

「深い穴を作らなければいけない」

という意味ではありません。

中央部分を軽く整える程度で考えておくとよいでしょう。

使用しているレシピに成形方法の指定がある場合は、その方法に合わせてください。

 

肉ダネの空気を十分に抜いていない

ハンバーグを成形するとき、

「両手でキャッチボールするように空気を抜く」

という作業がありますよね。

少し面倒に感じて、

「形ができればそのまま焼いてもいいかな」

と思うこともあるかもしれません。

しかし、肉ダネの中に大きな空気が残っていると、焼いている途中で形が崩れたり、割れたりする原因になります。

また、ハンバーグの形が大きく変われば、厚みにもばらつきが出やすくなります。

空気を抜くときは、力いっぱい何度もたたきつける必要はありません。

肉ダネを左右の手で行き来させながら、形を整えていきましょう。

成形した後は表面の大きなひび割れも整えておくと、焼いている途中に崩れにくくなります。

 

火力が強すぎる

「中まで火が通らないなら、火力が弱いのでは?」

と思いがちですが、実は火力が強すぎることも生焼けにつながります。

強火で焼くと、フライパンに接している表面は短時間で高温になります。

そのため、外側にはすぐに焼き色がつきます。

すると、

「こんなにしっかり焼けているから完成かな」

と思って火を止めてしまうことがあります。

しかし、その時点では中心まで十分に熱が届いていない場合があります。

つまり、

強火で外側だけ早く焼く

焦げそうになる

慌てて火を止める

中心は加熱不足

という流れです。

ハンバーグは「強い火で一気に焼けば早く完成する料理」と考えないほうが失敗しにくいでしょう。

 

火力が弱すぎる場合もある

反対に、火力を弱くしすぎる場合もあります。

「焦がしたくない」

という気持ちから、最初から最後までかなり弱い火で焼いていると、レシピが想定している焼き方とは違ってくることがあります。

ハンバーグは、

表面に焼き色をつける工程

と、

中心まで熱を通す工程

を分けて考えると分かりやすくなります。

最初から最後まで同じ火力にこだわる必要はありません。

レシピの指示に合わせながら、焼き色や中心の状態を確認して火加減を調整しましょう。

 

焼き時間が短い

単純に加熱時間が足りていないこともあります。

特に、

「表面に焼き色がついたから、もう完成だと思った」

というケースです。

ハンバーグは、外側に焼き色がつくまでの時間と、中心まで十分に熱が届くまでの時間が同じとは限りません。

厚みがあれば、表面が焼けてからも中心まで加熱する時間が必要です。

ここでも、

「何分焼けば絶対大丈夫」

と時間だけで判断するのではなく、最後に中心まで火が通ったか確認しましょう。

 

ふたをせず短時間で焼こうとしている

ハンバーグを焼くとき、ふたをして加熱するレシピも多くあります。

ふたをするとフライパンの中に熱がこもりやすくなり、中心まで加熱しやすくなります。

ふたを使うことが指定されているレシピなのに、

「面倒だからふたなしでも同じかな」

と省略すると、想定している火の入り方と変わる可能性があります。

特に厚みのあるハンバーグを短時間で表面だけ焼いて終わらせると、中心が加熱不足になりやすくなります。

レシピに「ふたをして○分」などと書かれている場合は、その工程も含めて焼き方だと考えましょう。

 

一度にたくさん焼いている

家族分のハンバーグを作ると、

「一度に全部焼いてしまいたい」

と思いますよね。

フライパンへ4個、5個と入るなら、

「全部入れたほうが早そう」

と考えるかもしれません。

しかし、フライパンへたくさん詰め込むと、それぞれを焼きやすい位置へ置きにくくなります。

さらに、肉ダネを入れたことでフライパンの温度が下がり、想定していた火の入り方と変わることもあります。

ハンバーグ同士がぎゅうぎゅうに並んでいる場合は、無理に一度で焼かず、フライパンの大きさに合わせて分けて焼くことも考えましょう。

少し手間は増えますが、一つずつ状態を確認しやすくなります。

 

家族分の大きさがバラバラになっている

家族分を手作りすると、

「これは大人用だから大きめ」

「これは子ども用だから小さめ」

と大きさを変えることもありますよね。

もちろん、大きさを変えて作ること自体はできます。

ただし、大きさや厚さが違えば、同じ時間で同じように火が通るとは限りません。

小さいものが焼き上がっていても、大きなものはまだ中心まで加熱できていないことがあります。

大きさを変える場合は、

全部を同じ時間で完成させようとしない

ことがポイントです。

それぞれの中心部分を確認しましょう。

 

「火が通らない=火力不足」と決めつけない

ここまで見てきたように、ハンバーグの中心まで火が通らない原因はいくつもあります。

たとえば、

・厚すぎた
・大きすぎた
・厚みにばらつきがあった
・火力が強すぎた
・焼き時間が短かった
・一度にたくさん焼いた

などです。

そのため、生焼けになったときに、

「次はもっと強火で焼こう!」

と考えるだけでは、同じ失敗を繰り返してしまうことがあります。

むしろ火力をさらに強くすることで、

「前より外側が焦げたのに、中はまだ生焼け」

となる可能性もあります。

 

まず、

今回のハンバーグは厚くなかったかな?
表面が焦げそうになって早く火を止めなかったかな?
一度にたくさん焼かなかったかな?

と振り返ってみましょう。

原因が一つ見つかるだけでも、次回はかなり焼きやすくなりますよ。

 

レシピどおりの時間なのに生焼けになるのはなぜ?

「レシピには片面○分、裏返して○分と書いてあった」

「ちゃんとタイマーまで使った」

それなのに切ったら中心が生焼け。

そんなことがあると、

「レシピどおりなのに、どうして?」

と思いますよね。

ここで覚えておきたいのは、

レシピに書かれている焼き時間は大切な目安ですが、どんな条件でも必ず同じ時間で焼き上がるとは限らない

ということです。

同じハンバーグでも、作る環境や大きさによって火の入り方が変わります。

 

ハンバーグの大きさがレシピと違う

まず確認したいのが、一つあたりの大きさです。

レシピでは肉ダネを4等分する想定なのに、

「大きなハンバーグが食べたいから」

と2等分して作れば、一つあたりのサイズはかなり変わります。

特に、大きくしたことで厚みまで増えている場合は、中心まで熱が届くのに時間がかかります。

材料の分量だけ同じにしていても、

何個に分けたか

によって一つあたりの大きさは変わります。

初めて作るレシピなら、材料だけでなく「何個分なのか」も確認してみましょう。

 

厚さがレシピと違う

同じ重さの肉ダネでも、成形方法によって厚さは変わります。

平たく成形すれば薄くなり、こんもり丸く作れば厚くなります。

レシピの写真では比較的平たいハンバーグなのに、自分はふっくら厚く作っている。

その場合、同じ焼き時間でも中心部分の火の入り方が変わります。

「材料も時間も合っているのに生焼けだった」

というときは、厚さも確認してみてください。

 

フライパンによって火の入り方が違う

家庭によって使っているフライパンは違います。

大きさや厚み、素材などが違えば、熱の伝わり方にも違いが出ます。

そのため、

「レシピ写真と同じくらいの火力にしたつもり」

でも、まったく同じ状態になるとは限りません。

また、大きなフライパンの中央と端で焼き具合に差が出ることもあります。

レシピの時間を参考にしつつ、実際に目の前で焼いているハンバーグの状態も確認しましょう。

 

コンロによって火加減が違う

「中火」と書かれていても、すべての家庭でまったく同じ火力になるわけではありません。

ガスコンロとIHでも使い方は異なりますし、同じタイプのコンロでも機種によって違いがあります。

そのため、

「中火で5分と書いてあったから、絶対に5分で大丈夫」

とは考えないようにしましょう。

レシピに書かれている火加減と時間を基本にしながら、焼き色や中心部分の状態を見て調整します。

 

一度に焼く個数によっても変わる

レシピでは2個ずつ焼いているのに、自宅では4個まとめて焼いた。

このような違いもあります。

フライパンへ入れるハンバーグが増えれば、フライパンの状態も変わります。

さらに、ぎゅうぎゅうに並べると裏返しにくくなったり、それぞれの状態を確認しにくくなったりします。

「レシピと同じ時間なのに違う」

と感じたら、

焼き時間だけでなく、焼いている個数も同じだったか

を確認してみましょう。

 

焼き始めるときの状態も毎回同じとは限らない

ハンバーグを焼き始めるときの状態によっても、火の入り方が変わる場合があります。

たとえば、作った肉ダネを冷蔵庫へ入れておき、冷えた状態で焼き始めることもありますよね。

一方で、成形してすぐ焼く場合もあります。

まったく同じレシピでも、焼き始めるときの状態が違えば、仕上がりまでの加熱時間に差が出ることがあります。

だからこそ、

「前回はこの時間で焼けたから、今回も絶対同じ」

と考えず、その都度中心まで確認することが大切です。

 

「○分焼いたから大丈夫」ではなく最後に確認する

レシピの焼き時間は、とても役立つ目安です。

料理初心者の方にとって、

「どのくらい焼けばいいの?」

を知るためにも欠かせません。

ただし、焼き時間を守ることだけがゴールではありません。

最終的なゴールは、

ハンバーグの中心まで十分に加熱すること

です。

レシピどおりに焼いたら、そこで終わりではなく最後に中心を確認しましょう。

十分に加熱できていれば完成です。

まだ足りないようなら追加加熱します。

この考え方なら、

「レシピには5分って書いてあったのに……」

と困りにくくなります。

 

レシピと違ったポイントを一つずつ確認してみよう

生焼けになったときに、

「何が悪かったんだろう?」

とすべてを見直すと大変ですよね。

そんなときは、

大きさ
厚さ
焼いた個数
火加減
フライパン
焼き時間

の順番で確認してみましょう。

「今回はいつもより厚かった」

と分かれば、次回はそこだけ変えてみます。

一度に全部変えるより、

「次は厚さをそろえてみよう」

「次はフライパンへ詰め込みすぎないようにしよう」

と、一つずつ改善していくほうが分かりやすいですよ。

ハンバーグは毎回まったく同じ条件で作れるわけではありません。

だからこそ、

レシピの時間を目安にする+最後は実際の火の通りを確認する

という習慣をつけておくと、失敗しにくくなります。

 

ハンバーグの厚さ・大きさで焼き時間は変わる?

ハンバーグを作るとき、

「何分焼けば中まで火が通るの?」

という疑問を持つ方は多いでしょう。

できれば、

「片面○分、裏返して○分」

と時間がはっきり決まっているほうが分かりやすいですよね。

ですが、ハンバーグに必要な加熱時間は、厚さや大きさによって変わります。

同じ材料で作っていても、

・小さく平たく成形したハンバーグ
・厚みのある大きなハンバーグ

では、中心まで熱が届くまでの時間が同じとは限りません。

そのため、

「ハンバーグなら何分焼けば絶対に大丈夫」

と時間だけで判断するのではなく、レシピの焼き時間を目安にしながら、最後に中心まで十分に加熱できているか確認しましょう。

 

薄め・小さめのハンバーグは中心まで熱が届きやすい

小さめで比較的薄く成形したハンバーグは、厚みのあるものに比べて中心までの距離が短くなります。

そのため、中心まで熱が届きやすくなります。

料理初心者の方で、

「いつも外側が焦げるのに中が生焼けになってしまう」

という場合は、最初から大きく厚いハンバーグへ挑戦するより、少し作りやすい大きさから始めるのもよいでしょう。

ただし、

薄いから短時間で大丈夫

と決めつけないことも大切です。

薄めに作った場合でも、最後は火の通りを確認してください。

 

一般的な大きさでも厚さを確認する

「普通くらいの大きさだから大丈夫」

と思っていても、中心部分が厚くなっていることがあります。

ハンバーグは上から見た大きさだけでなく、横から見た厚さも確認しましょう。

特に手作りの場合、

「見た目は同じくらいなのに、一つだけ厚い」

ということもあります。

家族分をまとめて作るときは、成形したハンバーグを並べ、横から見比べてみると分かりやすいですよ。

 

厚みのあるハンバーグは中心部分を意識する

ふっくら厚いハンバーグは、見た目にもボリュームがあっておいしそうですよね。

ただし、厚くなるほど中心まで熱が届くのに時間がかかります。

表面にきれいな焼き色がついていても、

「外側が焼けたから完成」

と判断しないようにしましょう。

厚いハンバーグほど、

表面を焼く工程と中心まで加熱する工程を分けて考える

ことがポイントです。

外側が焦げそうなら強火のまま焼き続けるのではなく、火加減を調整し、ふたを利用するなどして中心まで熱を通します。

そして最後に中心部分を確認します。

 

大きいハンバーグほど「時間だけ」に頼らない

大きなハンバーグを作ったとき、

「いつものハンバーグが10分くらいなら、大きいものは少し長く焼けばいいかな」

と考えることもあります。

考え方として加熱時間が長くなることは想像できますが、

「大きいから○分追加すれば必ず大丈夫」

とは決められません。

厚さや火加減などによっても火の入り方が変わるからです。

大きなハンバーグほど、

何分焼いたかではなく、中心まで十分に加熱できたか

をしっかり確認しましょう。

 

家族分はできるだけ大きさと厚さをそろえる

家族分を一度に作るなら、できるだけ大きさと厚さをそろえておくと焼きやすくなります。

たとえば、

1個目は薄くて小さい
2個目は厚くて大きい
3個目はその中間

という状態では、同じフライパンで同じ時間焼いても火の通りに差が出やすくなります。

もちろん、

「子ども用だけ小さくしたい」

など、あえて大きさを変えることもありますよね。

その場合は、すべて同じ時間で焼き上がるとは考えず、それぞれの状態を確認しましょう。

 

焼き時間は「完成を保証する時間」ではなく目安

レシピに、

「片面を○分焼く」

と書かれていると、その数字を守ることに意識が向きやすくなります。

もちろん、レシピの時間を守ることは大切です。

ただ、

焼き時間=必ず完成する時間

ではなく、

焼き時間=仕上がりを確認するための目安

と考えると分かりやすいでしょう。

指定された時間を目安に加熱したら、中心まで火が通ったか確認します。

足りなければ追加加熱する。

十分なら完成。

この流れなら、ハンバーグの大きさが少し変わっても対応しやすくなります。

 

生焼けを防ぐハンバーグの成形方法

ハンバーグの生焼けというと、

「焼き方が悪かったのかな?」

と思いがちです。

ですが、焼く前の成形も大切です。

極端に厚いハンバーグや、厚さがバラバラのハンバーグは、どうしても中心までの火の通りを確認しにくくなります。

そこで、フライパンへ入れる前に、

「火を通しやすい形に整える」

ことを意識してみましょう。

難しいテクニックは必要ありません。

いくつかの基本を押さえるだけでも、焼きやすくなりますよ。

 

厚くしすぎない

まず意識したいのが厚さです。

「ふっくらしたハンバーグを作りたい」

と思うと、つい肉ダネをこんもり盛り上げたくなります。

ですが、初心者のうちは極端に厚くしすぎないほうが焼きやすいでしょう。

農林水産省では、中心まで十分に加熱するためのハンバーグの作り方として、厚さ2cm程度の平らな楕円形にする方法を紹介しています。

これをひとつの参考にしながら、使用するレシピの成形方法にも合わせてください。

「いつも中心だけ生焼けになる」

という方は、次に作るとき、まず厚さを見直してみるのがおすすめです。

 

できるだけ均一な厚さにする

ハンバーグを成形するときは、

「きれいな楕円形にしよう」

と外側の形ばかり気にしてしまいますよね。

でも、横から見た厚さも大切です。

一部分だけ極端に厚いと、そこだけ火が通るまで時間がかかります。

成形したら一度横から見て、

「ここだけ山みたいに盛り上がっていないかな?」

と確認してみましょう。

少し厚い部分があれば、手でやさしく整えます。

すべてを定規で測ったようにそろえる必要はありません。

極端な厚い部分を作らない

くらいの気持ちで十分です。

 

中央部分を軽くへこませる

ハンバーグの成形では、中央部分を軽くへこませる方法があります。

焼いている途中で中央がふくらみ、中心部分だけ厚くなるのを抑えやすくするためです。

指先などで中央を軽く押して整えます。

ただし、

「しっかりへこませなきゃ」

と深い穴を作る必要はありません。

あくまで軽く整える程度です。

レシピによって成形方法が指定されている場合は、その方法に合わせましょう。

 

肉ダネの空気を抜く

肉ダネを成形するときは、左右の手で軽く行き来させながら空気を抜きます。

この工程を、

「なんとなくプロっぽい作業」

と思って省略してしまう方もいるかもしれません。

ですが、大きな空気が残ったままだと、焼いている途中で割れたり形が崩れたりしやすくなります。

形が大きく崩れると厚みにも差ができ、焼き具合をそろえにくくなります。

力いっぱい投げる必要はありません。

肉ダネをやさしく手から手へ移しながら形を整えましょう。

 

表面の大きなひび割れを整える

成形したハンバーグの表面に大きなひび割れがある場合は、焼く前に整えておきましょう。

ひび割れが大きいと、焼いている途中にそこから形が崩れることがあります。

手で表面をなでるようにして、できる範囲でなめらかにします。

ここでも、

「完全につるつるにしなければ失敗する」

ということではありません。

大きく割れている部分を整えるくらいで大丈夫です。

 

家族分は同じくらいの大きさに分ける

肉ダネができたら、成形する前に人数分へ分けておくと大きさをそろえやすくなります。

目分量で、

「まず1個作って、残りで次を作ろう」

としていると、最後の一つだけ小さくなることがありますよね。

最初に全体を人数分へおおよそ分けてから成形すると、

「1個だけすごく大きい」

という状態を減らせます。

大きさがそろえば、同じフライパンで焼くときにも火の入り方をそろえやすくなります。

 

大きさを変えるなら厚さも意識する

子ども用だけ小さくしたり、大人用を少し大きくしたりする場合もあるでしょう。

その場合、

「大人用だから肉ダネを多くして、そのまま厚くする」

とすると、中心まで火が通りにくくなることがあります。

大きく作る場合でも、厚みが極端に増えないように意識して成形してみましょう。

そして、サイズが違うものを同時に焼くなら、それぞれの火の通りを確認します。

 

成形したら横からもチェックする

成形の最後におすすめなのが、

横から見る

ことです。

上から見たときはきれいでも、横から見ると、

「思ったより分厚い!」

ということがあります。

確認するポイントは、

・極端に厚くなっていないか
・一部分だけ盛り上がっていないか
・家族分の厚さが大きく違っていないか

などです。

ほんの数秒確認するだけなので、初心者の方でも簡単にできますよ。

 

大きなハンバーグを作りたいときは中心を特に意識する

「せっかくだから、お店みたいな大きなハンバーグを作りたい」

という日もありますよね。

もちろん、大きなハンバーグを楽しむこともできます。

ただし、普段より大きく、厚く作れば、いつもの焼き時間や火加減では中心まで十分に加熱できない可能性があります。

そんなときほど、

「いつも○分だから今日も同じ」

と考えないようにしましょう。

中心まで火が通ったか、しっかり確認してください。

 

焼く直前にもう一度形を確認する

フライパンを温めて、

「さあ焼こう!」

となると、そのまま肉ダネを入れたくなります。

ですが、焼く直前に一度だけ形を確認してみましょう。

厚すぎない?
一部分だけ盛り上がっていない?
中央は整っている?
表面に大きなひび割れはない?

この4つを確認するだけでも十分です。

問題がなければ、そのまま焼き始めましょう。

 

ハンバーグの生焼けを防ぐためには、

「焼いてから何とかする」

だけでなく、

焼く前から中心まで火を通しやすい形を作っておく

ことも大切です。

料理初心者の方は、

「火加減を完璧に覚えなくちゃ」

と難しく考えなくても大丈夫です。

まずは、

厚くしすぎない
厚さをできるだけそろえる
中央を軽く整える
家族分の大きさをそろえる

このあたりから意識してみてください。

成形が安定すると、その後の焼き加減も確認しやすくなりますよ。

 

ハンバーグを中まで焼く基本の火加減と焼き方

ハンバーグの形を整えたら、いよいよ焼いていきます。

ここで悩みやすいのが、

「強火で焼くの?」

「中火がいいの?」

「弱火にするタイミングはいつ?」

という火加減ですよね。

ハンバーグは、

最初から最後まで同じ火力で焼けばいい

というものではありません。

表面に焼き色をつけることと、中心まで火を通すことを分けて考えると分かりやすくなります。

ただし、フライパンやコンロによって熱の伝わり方は違います。

ここで紹介する考え方を基本にしながら、使っているレシピに具体的な火加減や時間が書かれている場合は、そちらも確認してくださいね。

 

最初から最後まで強火にしない

「肉は強火で焼いたほうがおいしそう」

というイメージを持っている方もいるかもしれません。

確かに、表面へ焼き色をつけるためにはある程度の熱が必要です。

ですが、ハンバーグを最初から最後まで強火で焼き続けると、外側だけが先に焼けてしまうことがあります。

特に厚みがある場合、

表面はこんがり

焦げそうになる

慌てて火を止める

中心はまだ加熱不足

という失敗につながりやすくなります。

「早く中まで火を通したいから強火」

ではなく、中心へじっくり熱を届ける時間も必要だと考えましょう。

 

まず表面に焼き色をつける

ハンバーグをフライパンへ入れたら、まず片面を焼きます。

ここで大切なのは、

「焼き色がついた=完成」

ではないことです。

焼き色はあくまで表面の状態です。

片面に焼き色がついたら裏返し、反対側も焼いていきます。

ハンバーグを裏返すときは、崩さないようにフライ返しなどを使ってやさしく返しましょう。

何度も触ったり押したりするより、形を崩さないよう落ち着いて扱うと焼きやすくなります。

 

裏返したら火加減を調整する

片面を焼いて裏返した後は、中心まで火を通すことを意識します。

ここで、

「反対側にも早く焼き色をつけよう」

と強い火のまま焼き続けると、外側が焦げやすくなります。

表面の状態を見ながら火加減を調整しましょう。

厚みがある場合は特に、

外側を焦がさず、中心まで熱を届ける

ことがポイントです。

レシピで「裏返したら弱火にする」「ふたをして加熱する」などの指定がある場合は、その方法に合わせます。

 

ふたをして中心までじっくり加熱する

裏返した後に、ふたをして加熱する方法があります。

ふたをするとフライパンの中に熱がこもりやすくなるため、中心まで加熱しやすくなります。

特に、

「表面はもう十分焼けているけれど、中まで火が通ったか心配」

というときは、強火で表面をさらに焼き続けるのではなく、火加減を調整して中心へ熱を通すことを意識しましょう。

ただし、

ふたをして○分焼いたから絶対大丈夫

とは考えません。

ハンバーグの大きさや厚さによって火の入り方が変わるため、最後は中心まで十分に加熱できているか確認します。

 

焼いている途中でハンバーグを押さえつけない

焼いていると、

「フライ返しで押したら早く火が通りそう」

と思うことがあります。

また、中央がふくらんでくると、

「平らに戻したほうがいいかな?」

と押したくなるかもしれません。

ですが、焼いている途中で必要以上に強く押さえつける必要はありません。

ハンバーグから肉汁が出やすくなったり、形が崩れたりすることがあります。

中心まで火を通すために大切なのは、

力で薄く押しつぶすことではなく、適切な火加減で加熱すること

です。

厚くなりすぎないようにするなら、焼いてから押すのではなく、成形の段階で厚さを整えておきましょう。

 

何度もひっくり返さなくても大丈夫

「焦げていないかな?」

「もう裏返したほうがいい?」

と心配になると、何度もハンバーグをひっくり返したくなりますよね。

ですが、レシピに特別な指定がなければ、必要以上に何度も触る必要はありません。

何度も動かすと、まだやわらかいハンバーグが崩れてしまうこともあります。

まず片面を焼き、裏返して反対側を焼き、その後中心まで加熱する。

基本的には、この流れを意識すると分かりやすいでしょう。

 

外側が焦げそうなら火を弱める

焼いている途中で、

「ちょっと色が濃くなってきた」

「このままだと焦げそう」

と感じたら、火加減を見直しましょう。

ここで、

「でも中がまだ生かもしれないから、もっと強火で!」

とするのは逆効果です。

外側が焦げそうなのに中心まで火が通っていないなら、必要なのは表面をさらに高温にすることではなく、焦がさず中心まで熱を届けることです。

火を弱めたり、ふたを利用したりして調整しましょう。

 

焼き時間だけで完成を判断しない

レシピに、

「ふたをして5分」

などと書かれていれば、まずはその時間を目安にします。

ただし、

「タイマーが鳴った=完成」

とは限りません。

同じ5分でも、

・ハンバーグの厚さ
・一つあたりの大きさ
・フライパン
・コンロ
・一度に焼く個数

などによって火の入り方が変わることがあります。

タイマーが鳴ったら、

「完成!」ではなく「火の通りを確認するタイミング」

と考えると分かりやすいですよ。

 

最後に中心まで火が通ったか確認する

焼き上がったら、最後に中心部分を確認します。

ここまできれいに焼けていると、

「もう大丈夫そう」

と思って確認を省略したくなるかもしれません。

ですが、ハンバーグは表面だけでは中心の状態が分かりにくい料理です。

必要に応じて、

・中心温度を測る
・竹串を刺して確認する
・中心部分を切って確認する

といった方法を使いましょう。

判断に迷った場合は、追加加熱します。

そして追加加熱したら、もう一度確認します。

焼く→確認する→足りなければ追加加熱→もう一度確認する

この流れを覚えておけば、時間だけに頼らず仕上げられます。

 

基本の流れを覚えておけば慌てにくい

ここまでを簡単に整理すると、

1.ハンバーグを極端に厚くしない
2.フライパンで表面を焼く
3.裏返す
4.火加減を調整する
5.必要に応じてふたをする
6.中心まで加熱する
7.最後に火の通りを確認する

という流れです。

料理初心者の方は、

「火加減をずっと完璧に調整しなくちゃ」

と思わなくても大丈夫です。

まずは、

表面を焼く→中心まで熱を通す→最後に確認する

という3段階を覚えてみてください。

これだけでも、「外側だけ焼けて中心が生焼け」という失敗を減らしやすくなりますよ。

 

蒸し焼きならハンバーグの中まで火が通りやすい?

ハンバーグのレシピを見ると、

「ふたをして蒸し焼きにする」

という工程がよく出てきます。

初めて作る方は、

「普通に焼くのと何が違うの?」

「水は入れたほうがいい?」

「ふたをするだけでも蒸し焼きになるの?」

と疑問に思うかもしれません。

蒸し焼きは、表面を焼いた後、ふたをしてフライパンの中に熱や蒸気をこもらせながら加熱する方法です。

厚みのあるハンバーグの中心まで熱を通すときにも使いやすい方法です。

 

蒸し焼きにするメリット

ハンバーグをフライパンで焼き続けると、熱は主にフライパンに接している面から伝わります。

そのまま強火で焼き続ければ、表面だけがどんどん濃い色になってしまいます。

そこで、表面に焼き色をつけた後にふたをして加熱します。

フライパンの中に熱がこもりやすくなり、中心部分まで加熱しやすくなります。

「外側を焦がさず、中まで火を通したい」

というときに取り入れやすい方法です。

 

ふたをするタイミングはレシピを確認する

一般的には、片面を焼いて裏返した後にふたをして加熱する方法があります。

ただし、レシピによって手順は異なります。

水などを加えてからふたをするものもあれば、ハンバーグから出る水分などを利用してふたをするものもあります。

そのため、

「蒸し焼きなら必ずこの手順」

と決めつけず、まず使用しているレシピを確認しましょう。

大切なのは、表面だけを焼いて終わらせず、中心まで十分に加熱することです。

 

水を加えて蒸し焼きにする方法もある

レシピによっては、裏返した後に少量の水を加えて、ふたをして蒸し焼きにする方法があります。

水が温まって蒸気になり、ふたをしたフライパンの中で加熱します。

この方法を使う場合も、レシピに記載されている水の量を参考にしましょう。

「蒸気が多いほうが中まで火が通りそう」

と考えて、水を大量に入れる必要はありません。

水が多すぎると、

「焼く」というより「煮る」に近い状態になり、仕上がりも変わってしまいます。

まずはレシピに沿った量で試してみてください。

 

水を入れすぎた場合は慌てない

うっかり水を多く入れてしまった場合、

「失敗した!」

と慌てるかもしれません。

すぐに調味料やほかの材料を追加するのではなく、まずフライパンの状態を確認しましょう。

ハンバーグの中心まで加熱することを優先し、必要に応じて余分な水分を飛ばします。

ただし、水分を飛ばそうとして急に強火にすると、ハンバーグの表面が焦げることがあります。

様子を見ながら火加減を調整してください。

 

途中で水がなくなったらどうする?

蒸し焼きにしている途中で、

「水が全部なくなっている!」

と気づくこともあります。

ここでも、

「すぐ水をたくさん足さなきゃ」

と慌てる必要はありません。

使用しているレシピの手順を確認し、ハンバーグの状態も見て判断しましょう。

水分がなくなったまま強い火で加熱し続けると、底が焦げることがあります。

中心まで十分に加熱できているか確認し、まだ加熱が必要なら焦げないよう火加減を調整します。

 

蒸し焼き中に何度もふたを開けなくてもよい

「中まで火が通っているかな?」

と心配になると、30秒ごとにふたを開けて確認したくなるかもしれません。

ですが、頻繁にふたを開ければ、そのたびに中の熱や蒸気が逃げます。

レシピで指定された時間をひとつの目安にしながら加熱し、その後で状態を確認するとよいでしょう。

ただし、焦げたようなにおいがするなど、明らかに様子がおかしい場合まで放置する必要はありません。

火加減やフライパンの状態を確認してください。

 

蒸し焼きでも最後の確認は必要

ここはとても大切です。

「蒸し焼きにしたから絶対に火が通っている」とは限りません。

蒸し焼きは中心まで加熱しやすくする方法ですが、ハンバーグの厚さや大きさ、加熱時間などによって状態は変わります。

そのため、蒸し焼きが終わったら中心まで十分に火が通ったか確認しましょう。

まだ加熱が足りない場合は、追加加熱します。

 

蒸し焼きの水分が残っていても焦って強火にしない

蒸し焼きが終わったとき、フライパンに少し水分が残っていることがあります。

「水分を早く飛ばしたい」

と思って、いきなり最大火力にすると、ハンバーグの表面やソースが焦げることがあります。

必要に応じて火加減を調整しながら水分を飛ばしましょう。

中心まで火が通ったことを確認したうえで、最後の仕上がりを整えます。

 

蒸し焼きでも「中心まで加熱できたか」がゴール

蒸し焼きについて覚えておきたいのは、

蒸し焼きにすること自体がゴールではない

ということです。

「ふたをした」

「水を入れた」

「5分蒸し焼きにした」

という工程をすべて行っていても、最後に確認するのはハンバーグの中心です。

表面に焼き色をつける

ふたをして中心まで加熱する

最後に火の通りを確認する

という流れで考えましょう。

「ハンバーグは外が焦げるのに中が生焼けになりやすい」

と悩んでいる方は、強火で焼き続けるのではなく、蒸し焼きを上手に取り入れてみてくださいね。

 

ふたがないとハンバーグは中まで焼けない?

ハンバーグを作ろうとしてレシピを見たら、

「ふたをして蒸し焼きにする」

と書かれている。

ところが、

「ちょうどいいフライパンのふたがない!」

ということもありますよね。

そんなとき、

「ふたがないとハンバーグは作れないの?」

と困ってしまうかもしれません。

ふたは、フライパンの中に熱をこもらせながら中心まで加熱するときに便利です。

ただし、

ふたがない=ハンバーグが絶対に焼けない

というわけではありません。

大切なのは、ふたを使ったかどうかだけではなく、最終的に中心まで十分に加熱できているかを確認することです。

 

ふたをする理由を知っておこう

そもそも、なぜハンバーグを焼くときにふたをするのでしょうか。

ハンバーグは厚みがあるため、フライパンに接している面だけを強く加熱すると、

「外側はこんがりしているのに中心はまだ加熱不足」

という状態になることがあります。

そこで、表面を焼いた後にふたをします。

ふたをするとフライパンの中に熱や蒸気がこもりやすくなり、中心まで加熱しやすくなります。

つまり、

ふたは中心へ熱を通すための助けになるもの

と考えると分かりやすいでしょう。

 

ふたがない場合は火加減に注意する

ふたがない場合に特に避けたいのが、

「ふたがない分、強火にすればいい」

と考えることです。

強火にすると、まずフライパンに触れている外側が強く加熱されます。

その結果、

表面だけ焦げる

中心はまだ加熱不足

さらに強火で焼く

もっと焦げる

という流れになってしまうことがあります。

ふたがないときほど、外側の焼け具合を見ながら火加減を調整しましょう。

また、最初から極端に厚いハンバーグを作らないこともポイントです。

 

手持ちのふたが使えるか確認する

専用のふたがなくても、手持ちの別のふたがフライパンに合うことがあります。

ただし、無理に小さなふたを押し込んだり、不安定な状態で使ったりするのは避けましょう。

調理器具は安全に使えることが前提です。

使用するふたや調理器具の注意事項も確認してください。

 

代用品を使う場合は耐熱性などを確認する

レシピによっては、ふたの代わりとしてアルミホイルなどを利用する方法を見かけることがあります。

代用品を使う場合は、

「とりあえず覆えれば何でもいい」

とは考えないようにしましょう。

火の近くで使用するものなので、調理用途に適したものか、耐熱性に問題がないかを確認することが大切です。

特にガス火では、アルミホイルなどが火に触れないよう注意します。

不安がある場合は無理に代用品を使わず、別の加熱方法を検討しましょう。

 

ふたがなくても最後は中心を確認する

ふたがある場合も、ない場合も、最終的に確認することは同じです。

中心まで十分に火が通ったか

という点です。

ふたなしで時間をかけて焼いたからといって、

「これだけ焼いたから大丈夫」

とは決めつけません。

中心温度を測るなどして確認し、足りなければ追加加熱しましょう。

反対に、ふたを使った場合も、

「ふたをしたから絶対大丈夫」

とは考えないことが大切です。

ふたの有無だけで完成を判断しないようにしてくださいね。

 

外は焦げるのに中が生焼けになるときの対処法

ハンバーグ作りで困りやすいのが、

「外側は焦げそうなのに、中まで火が通らない」

という状態です。

表面がどんどん黒くなってくると、

「これ以上焼いたら焦げちゃう!」

と火を止めたくなりますよね。

ところが切ってみると、中心はまだ加熱不足。

すると次は、

「もっと長く焼けばいいのかな?」

と迷ってしまいます。

この失敗を繰り返している場合は、焼き時間を単純に長くするのではなく、火加減・厚さ・加熱方法をまとめて見直してみましょう。

 

まず火力が強すぎないか確認する

外側だけがすぐ焦げる場合は、まず火力を確認してみましょう。

火力が強すぎると、ハンバーグの表面には短時間で焼き色がつきます。

さらにそのまま加熱すると、中心へ十分に熱が届く前に表面が焦げてきます。

「中が生だから火力が足りない」

と思うかもしれませんが、実際には逆で、

火力が強すぎて外側だけ先に焼けている

場合もあります。

焦げるのが早いと感じたら、火をさらに強くするのではなく、火加減を見直しましょう。

 

強火なら早く中まで焼けるわけではない

料理を急いでいると、

「強火にすれば早く完成するはず」

と思いたくなりますよね。

しかし、ハンバーグは厚みがあります。

フライパンの火力を上げても、中心だけを選んで早く加熱できるわけではありません。

まず外側が強く加熱されます。

そのため、

中心まで火を通したい=強火にする

という考え方ではなく、

中心まで火を通したい=外側を焦がさない火加減で加熱時間を確保する

と考えましょう。

 

焦げそうになったら火を弱める

表面に十分な焼き色がついているのに中心がまだ心配なら、火を弱めて加熱を続けます。

必要に応じてふたを使い、中心まで熱を通しましょう。

すでに外側がかなり濃い色になっている場合は、

「あと少しだから強火で一気に」

としないことがポイントです。

焦げそうなときほど、火加減を落ち着いて調整してください。

 

すでにかなり焦げそうなら電子レンジも選択肢

表面がこれ以上フライパンで焼けないくらい濃くなっているのに、中心が加熱不足だった場合は、電子レンジで追加加熱する方法もあります。

耐熱皿へ移し、様子を確認しながら加熱します。

電子レンジを使う場合も、

加熱した→中心を確認する→足りなければ追加する

という流れにしましょう。

「電子レンジで1分加熱したから完成」

と時間だけで判断しないことが大切です。

 

厚すぎる場合は焼き方だけで解決しようとしない

毎回、

「外は焦げるのに中は生」

となる場合、焼き方だけでなく成形にも原因があるかもしれません。

特に確認したいのが厚さです。

ふっくらさせようとして毎回かなり厚く作っているなら、中心まで火が通る前に表面が焦げやすくなります。

次回は少し厚さを抑えてみましょう。

焼いている途中で、

「厚すぎた!」

と気づいても、熱いハンバーグを無理に押しつぶして薄くする必要はありません。

その回は火加減を調整しながら中心まで十分に加熱し、次回の成形で改善しましょう。

 

一部分だけ焦げるならフライパンの位置も確認する

同じフライパンの中でも、

「この場所のハンバーグだけ焦げやすい」

ということがあります。

コンロやフライパンの種類、置き方などによって、熱の伝わり方に差が出ることがあるからです。

家族分をまとめて焼いていて、

「真ん中だけ色が濃い」

「端だけなかなか焼けない」

と感じたら、それぞれの状態を確認しましょう。

すべて同じ時間で一斉に完成させようとせず、必要に応じて焼き具合を調整します。

 

焦げた部分があるから完成とは限らない

表面が焦げていると、

「これだけ焼けていれば、中もさすがに大丈夫でしょう」

と思うことがあります。

ですが、

焦げたことと中心まで火が通ったことは別です。

高い温度が当たった外側だけが先に焦げている可能性があります。

焦げてしまった場合でも、中心部分は別に確認してください。

 

次回は「火力」と「厚さ」を最初に見直す

外は焦げるのに中が生焼けになる失敗を繰り返している場合、最初に見直したいのは、

火力と厚さ

です。

「もっと長く焼こう」

だけでは、さらに外側が焦げてしまうかもしれません。

次回は、

「前回より少し厚さをそろえてみよう」

「表面に焼き色がついたら火を弱めよう」

「ふたをして中心まで加熱しよう」

と、一つずつ変えてみてください。

原因が分かると、ハンバーグ作りはぐっとラクになりますよ。

 

ハンバーグから肉汁がたくさん出るのは大丈夫?

ハンバーグを焼いている途中で、フライパンに肉汁がたくさん出てくることがあります。

すると、

「こんなに汁が出て大丈夫?」

「肉汁が出たってことは、もう中まで焼けた?」

と気になりますよね。

肉汁については、火の通りを確認するときにも出てくるため、少し混乱しやすいポイントです。

ここでは、

焼いている途中で出てくる肉汁

と、

火の通りを確認するために竹串を刺したときの肉汁

を分けて考えてみましょう。

 

焼いている途中に肉汁が出ることはある

ハンバーグを加熱すると、肉ダネから水分や脂などが出てきます。

そのため、焼いている途中でフライパンに汁が出てきたからといって、それだけで失敗とは限りません。

特に肉ダネに使っている材料や配合によっても、出てくる水分の量は変わります。

「いつもより肉汁が多い」

というだけで慌てる必要はありません。

まずはハンバーグの焼け具合を確認しましょう。

 

肉汁が出たから火が通ったとは限らない

ここは特に注意したいポイントです。

フライパンへ肉汁が出ているのを見ると、

「肉の中が熱くなった証拠だから、もう完成かな?」

と思うかもしれません。

ですが、

肉汁が出てきたことだけで、中心まで十分に加熱できたとは判断できません。

外側が加熱されるだけでも水分や脂は出てきます。

肉汁が出たことと、中心まで十分に火が通ったことは分けて考えましょう。

 

肉汁がたくさん出ても慌てて強火にしない

フライパンに水分が増えると、

「このままだと焼けない気がする」

と思って、火力を一気に上げたくなることがあります。

ですが、強火にすればハンバーグの中心だけが早く加熱されるわけではありません。

表面が焦げそうなら、火加減を見ながら調整しましょう。

レシピに水分を飛ばす工程などがある場合は、その手順に合わせてください。

 

竹串を刺したときの肉汁とは分けて考える

火の通りを確認するときには、

「竹串を中心へ刺して肉汁を見る」

という方法があります。

これは、焼いている途中にフライパンへ自然に出てきた汁を見ることとは少し意味が違います。

竹串を一番厚い中心付近へ刺し、そこから出てくる肉汁を確認します。

ただし、肉汁の色が分かりにくいこともあります。

その場合は、

「なんとなく大丈夫そう」

と無理に判断せず、中心温度を確認するなど別の方法を利用しましょう。

 

肉汁が出てこない場合も別の方法で確認する

竹串を刺したのに、

「肉汁が全然出ない」

ということもあります。

そんなとき、

「肉汁が出ないということは焼きすぎ?」

「それともまだ生?」

と迷ってしまいますよね。

肉汁が確認できない場合は、肉汁だけで答えを出そうとしなくて大丈夫です。

中心温度を確認するなど、ほかの方法を使いましょう。

一つの方法で判断できなければ、別の確認方法へ切り替える。

この考え方を持っておくと、迷いにくくなります。

 

肉汁だけに頼らず最後は中心を確認する

ハンバーグの火の通りを確認するときは、

「肉汁が出たからOK」

「肉汁が出ないから失敗」

と単純に考えないようにしましょう。

大切なのは、何度もお伝えしているように、

中心まで十分に加熱できていること

です。

肉汁は確認方法のひとつとして利用し、判断しにくければ中心温度など別の方法も使います。

ハンバーグ作りでは、

「これだけ見れば絶対大丈夫」

という一つの感覚に頼るより、

表面の状態を見る

中心まで加熱する

中心の状態を確認する

という順番を意識すると分かりやすいですよ。

 

家族分のハンバーグを一度に焼くときのポイント

自分の分だけではなく、家族分のハンバーグを作るときは、

「できれば一度に全部焼きたい」

と思いますよね。

フライパンに入るなら、

「4個まとめて焼いたほうが早そう」

と考える方も多いでしょう。

ただし、複数のハンバーグを同時に焼く場合は、1個だけ焼く場合とは少し勝手が違います。

一つひとつの大きさや厚さ、フライパンに置く場所などによって、火の入り方に差が出ることがあります。

そのため、

「同時に焼き始めた=全部同時に焼き上がる」

とは考えず、それぞれの状態を確認することが大切です。

 

フライパンへ詰め込みすぎない

家族分を一度に焼こうとして、

「あと1個入りそう」

「少し詰めれば全部入る!」

と、フライパンいっぱいにハンバーグを並べたくなることがあります。

ですが、ハンバーグ同士の間にほとんど余裕がない状態では、裏返しにくくなります。

無理にフライ返しを入れようとして、

「隣のハンバーグまで崩れてしまった」

ということもありますよね。

また、たくさんの肉ダネを一度に入れると、フライパンの状態も変わります。

無理に一度で焼こうとせず、フライパンの大きさに合わせて個数を調整しましょう。

 

大きさと厚さをできるだけそろえる

家族分を同時に焼くなら、大きさと厚さをそろえておくと焼き具合を合わせやすくなります。

たとえば、

1個目は薄い
2個目はかなり厚い
3個目は小さい
4個目は大きい

という状態では、同じ時間加熱しても同じようには仕上がらないことがあります。

肉ダネができたら、成形する前におおよそ均等に分けておくと作りやすいでしょう。

成形後は上から見るだけではなく、横から厚さも確認してみてくださいね。

 

同じ時間焼いても全部同じ状態とは限らない

同じフライパンへ同時に入れて、同時に裏返した。

そうすると、

「全部同じように焼けているはず」

と思いますよね。

ですが、フライパンの場所によって熱の伝わり方に差が出る場合があります。

また、手作りのハンバーグは見た目が似ていても、少しずつ厚さが違うことがあります。

そのため、一つのハンバーグを確認して、

「これが焼けているから全部完成!」

とは決めつけないようにしましょう。

特に一つだけ大きい、厚いものがある場合は、そのハンバーグの中心部分もしっかり確認します。

 

大きさを変えた場合は焼き上がるタイミングも別に考える

家族に合わせて、

「こちらは小さめ」

「こちらは大きめ」

とサイズを変えることもありますよね。

そんな場合は、最初から焼き上がりのタイミングが違う可能性を考えておきましょう。

小さいハンバーグが先に焼き上がったなら、必要以上に焼き続けるのではなく状態を確認します。

一方、大きいハンバーグは中心まで十分に加熱できているか別に確認します。

家族分だから全部同時に完成させなければいけない

と考える必要はありません。

 

無理なら2回に分けて焼く

フライパンへ余裕をもって置けない場合は、2回に分けて焼く方法もあります。

「2回も焼くのは面倒だな」

と思うかもしれません。

ですが、ぎゅうぎゅうに詰めて、

「裏返せない」

「どれが焼けているのか分からない」

となるより、少ない個数ずつ焼いたほうが扱いやすいことがあります。

料理初心者の方ほど、フライパンに少し余裕を持たせると一つひとつの状態を確認しやすくなりますよ。

 

最後はそれぞれの中心を意識する

家族分を焼くときも、基本は変わりません。

大切なのは、

それぞれのハンバーグの中心まで十分に加熱すること

です。

特に、

「この1個だけ少し厚いな」

というものがあれば、そこは念入りに確認しましょう。

同じフライパンで焼いたことではなく、最終的な状態を見て判断してください。

 

冷凍ハンバーグの火の通りはどう確認する?

ハンバーグはまとめて作り、冷凍しておくこともありますよね。

忙しい日に使いやすいため、

「時間がある日に多めに作っておきたい」

という方もいるでしょう。

ただし、冷凍ハンバーグを調理するときには、

生の状態で冷凍したものなのか、加熱してから冷凍したものなのか

を分けて考えることが大切です。

また、市販の冷凍ハンバーグなら、自己流で加熱方法を変えるのではなく、まずパッケージの表示を確認しましょう。

 

生のまま冷凍したハンバーグの場合

成形した生のハンバーグを冷凍している場合は、中心まで十分に加熱する必要があります。

冷凍されているため、

「外側は焼けているけれど、中心はまだ冷たい」

という状態にならないよう注意しましょう。

ここでも、

「表面に焼き色がついたから完成」

とは判断しません。

解凍してから焼くレシピなら、その方法に従います。

凍った状態から調理するレシピなら、指定された方法に合わせます。

そして最後に、中心まで十分に加熱できたか確認しましょう。

 

焼いてから冷凍したハンバーグの場合

一度しっかり加熱してから冷凍したハンバーグは、生の状態から焼く場合とは考え方が異なります。

こちらは食べるときに中心までしっかり温め直します。

冷凍されたハンバーグは外側から温まっていくため、

「表面は熱いのに、中心はまだ冷たい」

ということがあります。

電子レンジなどで温める場合も、外側を触っただけで判断せず、中心部分まで十分に温まっているか確認しましょう。

 

凍ったまま焼くならレシピを確認する

「解凍するのを忘れたから、このままフライパンで焼いちゃおう」

と思うこともあるかもしれません。

ただし、生の冷凍ハンバーグを凍ったまま調理できるかどうかは、レシピや商品によって異なります。

自己流で、

「いつものハンバーグより長く焼けば大丈夫でしょう」

と考えないほうがよいでしょう。

凍ったまま調理することを前提にしたレシピであれば、その手順に従います。

解凍してから調理する指定なら、指定された方法で解凍してから焼きましょう。

 

冷凍したものは「いつもの焼き時間」にこだわらない

冷凍ハンバーグを焼くとき、

「普通のハンバーグがこのくらいだから、冷凍でも少し長くすればいいかな」

と考えることがあります。

ですが、冷凍状態からの加熱と、冷蔵状態などからの加熱では条件が違います。

いつもの焼き時間をそのまま当てはめるのではなく、冷凍ハンバーグ用の調理方法を確認してください。

 

市販の冷凍ハンバーグはパッケージの表示を優先する

市販の冷凍ハンバーグには、商品ごとに調理方法が記載されています。

電子レンジで温めるもの、湯せんするもの、フライパンで調理するものなど、商品によって方法はさまざまです。

そのため、

「ハンバーグだから家で作るときと同じでいい」

とは考えず、パッケージを確認しましょう。

特に、

・加熱済みなのか
・加熱が必要なのか
・電子レンジなら何Wで加熱するのか
・袋のまま加熱できるのか

などを確認します。

商品に書かれた方法がある場合は、その表示に従うのが基本です。

 

冷凍ハンバーグも中心部分を意識する

冷凍ハンバーグで注意したいのは、やはり中心部分です。

外側だけを見ると、

「もう十分熱そう」

と感じることがあります。

しかし、冷凍された厚みのあるハンバーグでは、中心部分が外側より温まりにくいことがあります。

表面だけで判断しない

という基本は、冷凍ハンバーグでも同じです。

調理方法に従って加熱し、中心部分まで十分に加熱できているか確認してくださいね。

 

作り置きハンバーグを温め直すときのポイント

前日に作ったハンバーグなどを温め直すとき、

「一度焼いてあるから、表面が熱くなれば大丈夫かな」

と思うことがあります。

ですが、厚みのあるハンバーグでは、表面と中心で温まり方に差が出ることがあります。

特に冷蔵庫から出したばかりのハンバーグは中心まで冷えています。

温め直すときも、

外側だけではなく中心までしっかり温める

ことを意識しましょう。

 

生焼けと温め不足は分けて考える

ここで一度整理しておきたいのが、

生焼けのハンバーグ

と、

一度十分に加熱したハンバーグの温め不足

の違いです。

最初から中心まで十分に加熱できていなかったものなら、単なる「温め直し」と考えず、中心まで十分に加熱する必要があります。

一方、前日に中心までしっかり焼いたものを冷蔵し、翌日に食べる場合は、冷えたハンバーグを中心まで温め直します。

「昨日焼いたから大丈夫」

ではなく、食べるときに中心まで温まっていることを確認しましょう。

 

電子レンジで温め直す場合

作り置きハンバーグを温めるときに使いやすいのが電子レンジです。

耐熱皿へ移し、電子レンジで加熱します。

ただし、必要な時間は、

・ハンバーグの大きさ
・厚さ
・個数
・電子レンジの出力

などによって変わります。

そのため、

「前回1分だったから今回も1分」

と決めつけず、状態を見ながら調整しましょう。

特に2個以上まとめて温める場合は、1個だけの場合とは温まり方が違うことがあります。

 

表面だけ熱くなっていないか確認する

電子レンジから取り出したハンバーグの表面が熱々だと、

「しっかり温まった!」

と思いますよね。

ところが、厚みがある場合は中心部分が十分に温まっていないことがあります。

表面だけを触って判断するのではなく、中心部分も確認しましょう。

中心がまだ冷たい、ぬるい場合は追加で温めます。

 

フライパンで温め直す場合

フライパンで温め直す方法もあります。

この場合も、表面だけを強火で焼き直すのではなく、中心まで温めることを意識しましょう。

すでに一度焼いているハンバーグは、強火で長く加熱すると表面が焦げたり硬くなったりすることがあります。

火加減を調整し、必要に応じてふたを利用します。

 

ソースと一緒に温め直す場合

ソースがかかったハンバーグなら、ソースと一緒に温め直すこともあります。

この場合、

「ソースがグツグツしているから、ハンバーグも中まで熱いはず」

と思いやすいので注意しましょう。

ソースの温度とハンバーグの中心部分の温度は同じとは限りません。

特に厚みのあるハンバーグなら、中心部分まで温まっているか確認してください。

 

厚みがある場合は途中で確認する

大きく厚いハンバーグほど、中心まで温まるのに時間がかかります。

一気に長時間加熱すると外側が硬くなりやすいため、

温める

中心を確認する

足りなければ追加する

という方法にすると調整しやすいでしょう。

 

作り置きでも最後は中心を確認する

作り置きハンバーグは、

「一度焼いてあるから」

という安心感があります。

ですが、食べるときに冷たいままでは困りますよね。

特に厚いハンバーグでは、

表面は熱いのに中心はまだ冷たい

ということがあります。

電子レンジでもフライパンでも、最後は中心部分までしっかり温まっているか確認しましょう。

ハンバーグは厚みがあるからこそ、

「外側が熱い=中心も同じ」

と考えないことがポイントです。

冷凍ハンバーグでも作り置きでも、

「中心はどうかな?」

と一度確認する習慣をつけておくと、迷いにくくなりますよ。

 

ハンバーグの生焼けを防ぐチェックリスト

ここまで、ハンバーグに火が通ったか確認する方法や、生焼けになる原因、焼き方などをご紹介してきました。

いろいろなポイントが出てきたため、

「結局、何を気をつければいいの?」

と思っている方もいるかもしれません。

そこで、ハンバーグを作るときに確認したいポイントを、

焼く前
焼いている途中
焼き上がり

の3段階に分けて整理してみましょう。

すべてを完璧に覚える必要はありません。

ハンバーグを作るとき、

「そういえば、ここを確認するんだった」

と思い出せるだけでも十分ですよ。

 

焼く前のチェック

まずはフライパンへ入れる前です。

次のポイントを確認してみましょう。

□ 極端に厚くなっていない?
□ 一部分だけ盛り上がっていない?
□ 家族分の大きさはだいたいそろっている?
□ 厚さも大きく違っていない?
□ 中央部分を整えた?
□ 肉ダネの大きな空気を抜いた?
□ 表面に大きなひび割れがない?

特に重要なのは、厚さです。

ふっくらしたハンバーグを作りたいからといって、極端に厚くすると中心まで火を通しにくくなります。

成形したら、上から見るだけでなく横からも見てみましょう。

「思ったより分厚いかも」

と感じたら、焼く前に形を整えます。

また、家族分を一度に焼くなら、大きさと厚さをそろえておくと焼き具合を合わせやすくなります。

 

フライパンへ入れるときのチェック

成形が終わったら、次はフライパンです。

□ 一度に詰め込みすぎていない?
□ 裏返せるくらいの余裕がある?
□ レシピに指定された火加減を確認した?

家族分をまとめて焼きたいときほど、フライパンがぎゅうぎゅうになりやすいものです。

「あと1個くらい入るかな」

と思って無理に詰め込むと、裏返しにくくなったり、一つひとつの状態を確認しにくくなったりします。

余裕がなければ、2回に分けて焼くことも考えてみてください。

 

焼いている途中のチェック

ハンバーグを焼き始めたら、次のポイントを確認します。

□ 強火のまま焼き続けていない?
□ 外側だけ急に焦げていない?
□ 裏返した後に火加減を確認した?
□ 必要に応じてふたを使っている?
□ 何度も必要以上に触っていない?
□ フライ返しで強く押しつけていない?

表面に焼き色がつくと、

「もうすぐ完成!」

と思いますよね。

ですが、ここで大切なのは、

表面が焼けることと中心まで火が通ることを分けて考えること

です。

外側が十分焼けたら、今度は中心まで熱を通すことを意識します。

焦げそうなら火をさらに強くするのではなく、火加減を調整しましょう。

 

蒸し焼き中のチェック

ふたをして蒸し焼きにしている場合は、

□ 火が強すぎない?
□ 焦げたような状態になっていない?
□ レシピの手順から大きく外れていない?

などを確認します。

心配だからといって、何度も何度もふたを開ける必要はありません。

レシピの時間を目安に加熱し、その後で中心の状態を確認します。

ただし、明らかに焦げそうな場合は、そのまま放置せず火加減を見直してください。

 

焼き上がりのチェック

最後がもっとも大切です。

□ 表面の焼き色だけで完成と判断していない?
□ 一番厚い中心部分を確認した?
□ 竹串を使うなら中心付近へ刺した?
□ 肉汁だけで判断に迷っていない?
□ 必要なら中心温度を確認した?
□ 不安があるなら追加加熱した?

ハンバーグは、

「レシピどおり○分焼いた」

ということだけで完成を判断しないようにしましょう。

最後に確認するのは、

中心まで十分に加熱できたか

という点です。

 

追加加熱するときのチェック

もし中心まで火が通っていなかったら、追加加熱します。

そのときも確認したいポイントがあります。

□ 慌てて強火にしていない?
□ 外側が焦げそうになっていない?
□ 必要ならふたを使っている?
□ フライパンで難しければ別の加熱方法も考えた?
□ 追加加熱後にもう一度中心を確認した?

特に忘れやすいのが最後です。

追加加熱すると、

「これだけ焼けばさすがに大丈夫」

と思ってしまいますよね。

でも、そこで終わりにせず、もう一度確認します。

追加加熱→確認

までをセットにして覚えておきましょう。

 

迷ったときは3つだけ思い出せばOK

チェック項目が多いと、

「こんなに全部覚えられない!」

と思うかもしれません。

そんなときは、次の3つだけ覚えておきましょう。

1.厚くしすぎない
2.強火だけで一気に焼こうとしない
3.最後に中心まで火が通ったか確認する

まずはこれだけでも大丈夫です。

慣れてきたら、

「大きさもそろえてみよう」

「蒸し焼きを上手に使おう」

と、少しずつポイントを増やしていきましょう。

料理は、最初からすべて完璧にできなくても大丈夫です。

毎回一つずつ確認していけば、ハンバーグも焼きやすくなっていきますよ。

 

ハンバーグを焼くときに避けたいNG行動

最後に、

「これは避けたほうがいい」

という行動も整理しておきましょう。

ハンバーグが生焼けになると、

「もっと長く焼けばよかった」

と思うかもしれません。

でも、単純に焼き時間だけの問題ではないこともあります。

よくあるNG行動を知っておけば、

「外は焦げたのに中は生」

という失敗も防ぎやすくなります。

 

NG1.表面がこんがりしただけで完成と判断する

一番避けたいのが、

「表面が焼けた=中まで焼けた」

と考えることです。

ハンバーグは厚みがあるため、外側と中心で火の入り方が違います。

特に強めの火で焼いた場合、表面には短時間で焼き色がつきます。

見た目がおいしそうに仕上がると、

「もう完成かな」

と思ってしまいますよね。

ですが、最後は中心部分まで確認しましょう。

 

NG2.早く焼こうとして最初から最後まで強火にする

忙しい日は、

「強火なら早く焼けそう」

と思うことがあります。

しかし、強火で焼き続けると外側が先に焦げやすくなります。

中心がまだ加熱不足なのに表面が焦げてしまうと、

「これ以上フライパンで焼けない」

という状態になってしまいます。

表面に焼き色をつけた後は、中心まで熱を通すことを意識して火加減を調整しましょう。

 

NG3.分厚く作ればふっくらすると考える

ふっくらしたハンバーグを目指して、

「とにかく厚く作ろう」

と考えるのも注意したいポイントです。

厚みが増えるほど中心まで熱が届くのに時間がかかります。

特に初心者の方は、極端に厚いハンバーグより、中心まで火を通しやすい厚さから作ってみるとよいでしょう。

ふっくら仕上げたいからといって、厚さだけを増やす必要はありません。

 

NG4.焼き時間だけで火の通りを判断する

「レシピには8分と書いてあった」

「タイマーでちゃんと測った」

それでも、最後の確認は必要です。

ハンバーグの大きさや厚さ、フライパン、コンロなどによって火の入り方は変わります。

焼き時間は大切な目安ですが、

「○分焼いた=必ず中心まで火が通った」

とは考えないようにしましょう。

 

NG5.焦げそうだから途中で焼くのをやめる

外側がかなり濃い色になると、

「もう焦げそうだから終わりにしよう」

と思いますよね。

 

ですが、中心まで十分に火が通っていなければ、そこで加熱を終えるわけにはいきません。

この場合は、

「これ以上焼く」

ではなく、

「どうすれば外側を焦がさず中心まで加熱できるか」

と考えます。

火を弱めたり、ふたを使ったり、状況によっては電子レンジで追加加熱したりして調整しましょう。

 

NG6.生焼けだったら強火で焼き直す

切って生焼けだと分かると、

「今度こそしっかり火を通さなきゃ!」

と火力を最大にしたくなるかもしれません。

 

ですが、強火にすれば中心だけが早く焼けるわけではありません。

すでに焼けている外側がさらに強く加熱され、焦げやすくなります。

追加加熱するときこそ、落ち着いて火加減を調整しましょう。

 

NG7.肉汁が出たことだけで完成と判断する

焼いている途中でフライパンに肉汁が出てくると、

「肉汁が出たから中まで熱くなったはず」

と思うことがあります。

 

しかし、フライパンへ汁が出たことだけで中心まで十分に加熱できたとは判断できません。

竹串を刺して確認する場合も、肉汁が分かりにくければ別の方法を使いましょう。

 

NG8.中心が赤くなければ絶対大丈夫と思う

ハンバーグを切ったとき、

「中が茶色だから大丈夫」

と思うこともあります。

ですが、肉の色だけで加熱状態を正確に判断できない場合があります。

反対に、ピンク色が残っているからという理由だけで、加熱状態を断定することもできません。

 

色は参考のひとつ

と考え、中心まで十分に加熱できていることを確認しましょう。

 

NG9.追加加熱しただけで確認を終える

一度生焼けだったハンバーグを再加熱すると、

「もうさすがに大丈夫」

と思いたくなります。

ですが、追加加熱後にも中心を確認しましょう。

ハンバーグがかなり厚い場合などは、一度の追加加熱ではまだ十分でないこともあります。

 

加熱したことではなく、中心まで加熱できたことを確認する

のがポイントです。

 

NG10.家族分を全部同じ状態だと思う

4個のハンバーグを同時に焼いて、そのうち1個を確認した。

その1個が焼けていると、

「じゃあ全部大丈夫」

と思うかもしれません。

 

ですが、それぞれの厚さや大きさ、フライパンの中での位置によって火の入り方に差が出る場合があります。

特に一つだけ大きいものがあるなら、別に確認しましょう。

 

NG11.生焼けを防ごうとして焼きすぎる

生焼けが心配になると、

「とにかく長く焼けば安心」

と考えたくなります。

ですが、必要以上に長く加熱すると、ハンバーグが硬くなったりパサついたりしやすくなります。

 

大切なのは、

短く焼くことでも、長く焼くことでもありません。

中心まで十分に火を通し、その状態を確認することです。

時間だけで調整するのではなく、実際の状態を見ながら仕上げましょう。

 

NG12.分からないまま「たぶん大丈夫」で終わらせる

最後に、一番覚えておきたいポイントです。

ハンバーグを焼いて、

「肉汁の色がよく分からない」

「中が少しピンクっぽい」

「中心まで焼けたか自信がない」

というとき、

 

「たぶん大丈夫でしょう」

と無理に結論を出す必要はありません。

判断できなければ中心温度を確認したり、追加加熱したりできます。

 

料理初心者のうちは、火の通りを感覚だけで判断するのが難しいのは自然なことです。

「分からないから確認する」

で大丈夫ですよ。

 

NG行動を全部覚えなくても大丈夫

ここまでたくさんご紹介しましたが、

「12個も覚えられない!」

と思いますよね。

全部を暗記する必要はありません。

 

迷ったら、

表面だけで決めない
強火だけで一気に焼かない
時間だけで決めない
最後に中心を確認する

この4つを思い出してみてください。

 

そして生焼けだった場合は、

追加加熱→もう一度確認

です。

 

この基本が分かっていれば、ハンバーグを焼いている途中で困ったときにも対処しやすくなります。

「前回は外側を焦がしてしまったから、今回は少し火加減を気にしてみよう」

「前回は厚すぎたから、今回は成形を変えてみよう」

そんなふうに一つずつ改善していけば十分ですよ。

 

 

ハンバーグの火の通りに関するよくある質問

最後に、ハンバーグを焼くときに迷いやすい疑問をQ&A形式でまとめます。

「今まさにハンバーグを焼いているけれど、どうすればいい?」

というときにも確認しやすいよう、できるだけ分かりやすくお答えしていきます。

 

Q1.ハンバーグに火が通ったか一番分かりやすく確認する方法は?

分かりやすく確認したいなら、中心温度計を使う方法があります。

ハンバーグの一番厚い部分の中心付近へ温度計を差し込み、中心温度を確認します。

 

中心温度を測れば、

「焼き色がついたから大丈夫そう」

「肉汁が透明っぽく見えるから大丈夫かな」

と、見た目だけで迷いにくくなります。

 

温度計がない場合には、竹串を中心部分へ刺したり、切って中心を確認したりする方法もあります。

ただし、色や肉汁だけでは判断しにくい場合があります。

迷ったらそのまま完成とせず、追加加熱してもう一度確認しましょう。

 

Q2.ハンバーグの中心温度は何度を目安にすればいい?

家庭でひき肉料理を作るときは、中心部まで十分に加熱することが大切です。

加熱の目安として、中心部を75℃で1分以上という考え方があります。

 

中心温度計を使う場合は、表面ではなくハンバーグの一番厚い部分の中心付近を測りましょう。

温度計の先端がフライパンに触れていると、ハンバーグそのものの中心温度を正しく確認できません。

「どこへ差すか」も意識してくださいね。

 

Q3.中がピンク色なら生焼け?

中心がピンク色だと、

「まだ生なのでは?」

と心配になりますよね。

 

ただし、肉の色だけで加熱状態を正確に判断できない場合があります。

反対に、

「茶色になっているから絶対大丈夫」

とも言い切れません。

 

そのため、

ピンク=必ず生焼け
茶色=必ず十分に加熱済み

というように、色だけで決めないようにしましょう。

判断しにくい場合は中心温度を確認する方法が分かりやすいでしょう。

 

Q4.竹串を刺して透明な肉汁が出たら完成?

竹串をハンバーグの中心部分へ刺し、出てくる肉汁を見る方法は、家庭でもよく使われます。

ただし、

「透明に見えたから絶対に大丈夫」

と肉汁だけに頼るのではなく、あくまで確認方法のひとつとして考えましょう。

 

肉汁の色が分かりにくいこともあります。

特に照明やソースなどによって、

「赤いのか透明なのかよく分からない」

という場合もありますよね。

 

そんなときは無理に判断せず、中心温度を確認するなど別の方法を使ってください。

 

Q5.竹串を刺しても肉汁が出ない場合は?

竹串を刺したのに、

「何も出てこない」

という場合もあります。

 

だからといって、

「肉汁が出ない=焼けている」

あるいは、

「肉汁が出ない=生焼け」

と決めることはできません。

 

竹串で判断できない場合は、別の方法へ切り替えましょう。

中心温度を測ったり、必要に応じて中心部分を切って確認したりします。

一つの方法で分からなければ、

別の方法で確認する

と考えておくと迷いにくくなります。

 

Q6.切って確認してもいい?

火の通りがどうしても分からない場合は、ハンバーグを切って中心部分を確認する方法もあります。

ただ、

「切ったら肉汁が出てしまいそう」

「見た目が崩れるのがイヤ」

と感じる方もいますよね。

 

そんな場合は中心温度計を利用すると、切らずに確認しやすくなります。

一方で、

「見た目より、まず火の通りを確かめたい」

という場合なら、中心を切って確認する方法も選択肢です。

切った結果、加熱が足りないと分かったら、そのまま追加加熱しましょう。

 

Q7.切って生焼けだったハンバーグは焼き直せる?

追加加熱できます。

半分に切ったところで中心の加熱不足に気づいた場合は、切り口をフライパンへ向けて加熱する方法があります。

中心だった部分が表面に出ているため、そこへ直接熱を伝えやすくなります。

 

ただし、

「急いで火を通そう」

と強火にしすぎると、すでに焼けている部分が焦げたり硬くなったりしやすくなります。

火加減を調整しながら加熱しましょう。

そして、追加加熱した後はもう一度確認します。

 

Q8.外側が焦げているのに中が生焼けなのはなぜ?

火力が強すぎたり、ハンバーグが厚すぎたりすることが考えられます。

強い火で焼くと、中心へ熱が届く前に外側だけが早く焼けることがあります。

 

すると、

外側が焦げる

焦げそうなので火を止める

切ってみると中心は加熱不足

となってしまいます。

 

この場合、

「次はもっと強火にしよう」

とするのは逆効果になることがあります。

表面に焼き色をつけた後は火加減を調整し、必要に応じてふたを使って中心まで加熱しましょう。

また、次回はハンバーグを極端に厚くしないよう成形を見直してみてください。

 

Q9.生焼けだったら電子レンジで加熱してもいい?

フライパンで焼いた後に中心の加熱不足へ気づいた場合、電子レンジを利用して追加加熱する方法もあります。

特に、

「表面は十分焼けていて、これ以上フライパンで焼くと焦げそう」

というときに使いやすいでしょう。

 

耐熱皿へ移し、様子を確認しながら加熱します。

一気に長時間加熱すると硬くなりやすいため、

加熱→確認→必要なら追加

という流れがおすすめです。

 

電子レンジでも加熱ムラが起こることがあるので、最後に中心まで十分に加熱できたか確認してください。

 

Q10.ハンバーグは何分焼けば火が通る?

ハンバーグの焼き時間は、レシピに書かれている時間を目安にします。

ただし、

「ハンバーグなら必ず○分」

という一つの時間だけで判断するのは難しいでしょう。

 

必要な加熱時間は、

・大きさ
・厚さ
・一度に焼く個数
・フライパン
・コンロ
・焼き始めるときの状態

などによって変わります。

 

そのため、

レシピの時間を目安に焼く→中心まで火が通ったか確認する

という流れを基本にしましょう。

 

Q11.蒸し焼きにすれば絶対に生焼けにならない?

蒸し焼きは、ハンバーグの中心まで熱を通すときに使いやすい方法です。

しかし、

蒸し焼きにした=必ず中心まで十分に加熱できた

とは限りません。

 

極端に厚いハンバーグだったり、加熱時間が足りなかったりすれば、中心まで十分に熱が届いていない可能性があります。

蒸し焼きにした場合も、最後に中心部分を確認しましょう。

「ふたをしたから大丈夫」ではなく、

「中心まで加熱できたから完成」

と考えることが大切です。

 

Q12.ふたがなくてもハンバーグは焼ける?

ふたがないからといって、必ずハンバーグを作れないわけではありません。

ただし、ふたはフライパンの中に熱をこもらせ、中心まで加熱するときに便利です。

 

ふたがない場合に、

「その分、強火で焼けばいい」

と考えるのは避けましょう。

外側だけが焦げやすくなります。

 

ハンバーグを厚くしすぎないことや、火加減を調整することを意識し、最後に中心まで十分に加熱できているか確認してください。

 

Q13.ハンバーグを押さえながら焼けば早く火が通る?

焼いている途中でフライ返しを使って、

「ギュッと薄くすれば早く焼けそう」

と思うこともありますよね。

 

ですが、中心まで火を通すために、ハンバーグを何度も強く押さえつける必要はありません。

押すことで肉汁が出やすくなったり、形が崩れたりすることがあります。

厚さを調整したい場合は、焼いてから押しつぶすのではなく、焼く前の成形で整えておきましょう。

 

厚くしすぎない→表面を焼く→中心までじっくり加熱する

という流れで考えると分かりやすいですよ。

 

Q14.家族分を同時に焼いたら1個だけ確認すればいい?

できれば、それぞれの状態を意識しましょう。

同じ肉ダネから作り、同じフライパンで同時に焼いたとしても、火の通りが完全に同じとは限りません。

 

たとえば、

「この1個だけ少し厚い」

「大人用だけ大きくした」

ということがありますよね。

 

また、フライパンの中でも置いた位置によって焼き具合に差が出る場合があります。

特に大きいものや厚いものがあれば、その中心部分もしっかり確認してください。

 

Q15.どうしても火が通ったか分からないときはどうする?

ハンバーグを焼いていて、

「肉汁を見ても分からない」

「色を見ても自信がない」

「焼き時間は守ったけれど不安」

ということがありますよね。

 

そんなときに、

「たぶん大丈夫」

と感覚だけで決める必要はありません。

 

分かりやすい方法のひとつは、中心温度計を使って一番厚い部分の中心温度を確認することです。

温度計がなく、ほかの方法でも判断できない場合は追加加熱し、もう一度確認しましょう。

 

ハンバーグ作りに慣れていないうちは、

「見ただけでは分からない」

ということがあって当然です。

大切なのは、勘だけで判断しようとすることではありません。

 

分からなければ確認する。
足りなければ追加加熱する。
追加加熱したらもう一度確認する。

この流れを覚えておけば、ハンバーグを作るときに迷いにくくなりますよ。

 

FAQで迷ったらこの4つを思い出そう

ここまで15の疑問をご紹介しましたが、全部覚える必要はありません。

実際にハンバーグを焼いていて迷ったら、

「表面だけで判断しない」
「時間だけで判断しない」
「一番厚い中心部分を確認する」
「分からなければ追加加熱する」

この4つを思い出してみてください。

 

特に、

「焼き色はすごくきれいなのに、中まで焼けたか分からない」

というときは、外側ではなく中心へ意識を向けます。

 

ハンバーグは厚みのある料理なので、外側と中心で火の入り方が違うことがあります。

だからこそ、最後のひと手間として中心を確認することが大切です。

 

最初は少し面倒に感じるかもしれません。

でも何度か作っているうちに、

「このくらいの厚さなら焼きやすい」

「このフライパンなら、このくらいの火加減が使いやすい」

と、自分のキッチンに合った作り方も少しずつ分かってきます。

 

まずは毎回、

中心まで十分に加熱できたか確認してから仕上げる

ことから始めてみてくださいね。

 

 

まとめ|ハンバーグに火が通ったか迷ったら中心を確認しよう

ハンバーグを焼いていると、

「表面はこんがりしているけれど、中まで焼けたかな?」

「切ったら少しピンク色だけど、まだ加熱が必要?」

「竹串を刺したけれど、肉汁の色がよく分からない」

と迷うことがありますよね。

 

特に料理を始めたばかりのころは、見た目だけで火の通りを判断するのは難しいものです。

そんなときに覚えておきたいのは、

ハンバーグは表面ではなく、中心まで十分に加熱できているかを確認する

ということです。

 

表面にきれいな焼き色がついていても、それだけで中心まで火が通ったとは判断できません。

反対に、中心部分に少しピンク色が見えるからという理由だけで、加熱状態を決めることもできません。

肉の色は確認するときの参考にはなりますが、色だけに頼らないようにしましょう。

 

火の通りを確認するなら中心を見る

ハンバーグの火の通りを確認するときに大切なのは、一番厚い部分の中心です。

中心温度計があるなら、一番厚い部分の中心付近へ差し込んで確認すると分かりやすいでしょう。

 

加熱の目安として覚えておきたいのは、

中心部75℃で1分以上

です。

 

温度計がない場合には、竹串を刺して肉汁を確認したり、必要に応じて中心部分を切って確認したりする方法があります。

ただし、

「肉汁が透明っぽいから絶対大丈夫」

「中心が茶色だから絶対大丈夫」

と、一つの見た目だけで決めつけないことも大切です。

判断しにくい場合は、追加加熱しましょう。

 

生焼けだったら追加加熱すればいい

ハンバーグを切ってみて、

「まだ中心まで火が通っていなかった」

と分かると、

「失敗しちゃった」

と思いますよね。

 

でも、そこで慌てる必要はありません。

食べる前に気づいたら、中心まで追加加熱します。

フライパンへ戻して火加減を調整しながら加熱する方法があります。

半分に切っている場合は、加熱が足りなかった断面を下にして焼く方法もあります。

 

また、

「表面がもうかなり焼けていて、これ以上フライパンで焼くと焦げそう」

という場合は、電子レンジで追加加熱する方法もあります。

 

大切なのは、

追加加熱しただけで終わらないこと

です。

追加加熱したら、もう一度中心部分を確認しましょう。

 

外が焦げるのに中が生なら火力と厚さを見直す

毎回、

「外側は焦げるのに中心が生焼けになる」

という場合は、焼き時間だけを長くするのではなく、火力と厚さを見直してみましょう。

 

火力が強すぎると、中心まで熱が届く前に表面だけが早く焼けてしまうことがあります。

また、ハンバーグが極端に厚い場合も、中心まで加熱するのに時間がかかります。

 

次回は、

・極端に厚くしない
・できるだけ厚さをそろえる
・表面が焼けた後は火加減を調整する
・必要に応じてふたを使う

といったポイントを意識してみてください。

 

「中まで焼けなかったから、次はもっと強火」

と考える必要はありません。

むしろ、強火にすることで外側だけがさらに焦げやすくなることがあります。

 

蒸し焼きも上手に取り入れる

厚みのあるハンバーグは、表面を焼いた後にふたをして蒸し焼きにすると、中心まで加熱しやすくなります。

レシピによっては少量の水を加えて蒸し焼きにする方法もあります。

 

ただし、

蒸し焼きにしたから絶対に大丈夫

というわけではありません。

ハンバーグの大きさや厚さ、火加減などによって火の入り方は変わります。

蒸し焼きが終わった後も、最後に中心まで十分に加熱できたか確認してください。

 

レシピの焼き時間は大切な目安

レシピに、

「片面○分、裏返して○分」

と書かれていると、その時間どおりに焼けば必ず完成するように感じますよね。

 

もちろん、レシピに記載された時間は大切な目安です。

まずは指定された時間や火加減を参考にしましょう。

 

ただし、

レシピどおりの時間=どんな条件でも必ず同じ仕上がり

とは限りません。

ハンバーグの大きさや厚さ、フライパン、コンロ、一度に焼く個数などによって火の入り方が変わることがあります。

 

そのため、

レシピを目安に焼く

中心まで火が通ったか確認する

足りなければ追加加熱する

という流れで考えると分かりやすいでしょう。

 

家族分を焼くなら大きさと厚さをそろえる

家族分をまとめて作るときは、できるだけ大きさと厚さをそろえておくと焼きやすくなります。

一つだけ極端に大きかったり厚かったりすると、そのハンバーグだけ中心まで火が通るのに時間がかかることがあります。

また、同じフライパンで同時に焼いたからといって、すべてがまったく同じ状態になるとは限りません。
特に大きいものや厚いものがあれば、中心まで十分に加熱できているか確認しましょう。

 

フライパンがいっぱいになる場合は、無理に全部を詰め込まず、何回かに分けて焼く方法もあります。

 

冷凍や作り置きも中心を意識する

冷凍ハンバーグや作り置きのハンバーグでも、中心部分を意識することがポイントです。

特に冷たい状態から加熱すると、

「表面は熱いのに中心はまだ冷たい」

ということがあります。

 

市販の冷凍ハンバーグなら、まずパッケージに書かれている調理方法を確認しましょう。

家庭で冷凍したものなら、生の状態で冷凍したのか、焼いてから冷凍したのかを分けて考えます。

作り置きを温め直す場合も、表面だけではなく中心までしっかり温めましょう。

 

迷ったときの基本はとてもシンプル

ここまでいろいろなポイントをご紹介してきましたが、

「全部覚えるのは大変そう」

と思った方もいるかもしれません。

そんなときは、次の流れだけ覚えておけば大丈夫です。

 

厚くしすぎない

表面に焼き色をつける

火加減を調整して中心まで加熱する

一番厚い部分の中心を確認する

足りなければ追加加熱する

もう一度確認する

 

ハンバーグ作りで大切なのは、

「絶対に一度で完璧に焼き上げなければいけない」

と考えることではありません。

火の通りが足りなければ、追加加熱できます。

まずは最後に確認する習慣をつけてみてください。

 

「たぶん大丈夫」で終わらせず確認しよう

ハンバーグを作っていて一番困るのは、

「焼けているようにも見えるけど、自信がない」

という状態かもしれません。

そんなときは、

「たぶん大丈夫かな」

と無理に判断する必要はありません。

 

中心温度を確認したり、追加加熱したりして、分かりやすい状態にしてから仕上げましょう。

料理初心者のうちは、火の通りを感覚だけで判断できなくても大丈夫です。

むしろ、

分からないときに確認する

という習慣をつけておくほうが、ハンバーグ作りでは役立ちます。

 

最後にもう一度ポイントを整理

ハンバーグに火が通ったか迷ったときは、次のポイントを思い出してみてください。

 

・表面の焼き色だけで判断しない
・肉の色だけで判断しない
・焼き時間だけで判断しない
・一番厚い部分の中心を確認する
・中心温度計があれば活用する
・中心部75℃で1分以上を加熱の目安にする
・生焼けなら追加加熱する
・追加加熱したらもう一度確認する
・外だけ焦げるなら火力と厚さを見直す
・家族分はできるだけ大きさと厚さをそろえる

 

最初は、

「火加減が難しい」

「焼き上がりが分からない」

と感じるかもしれません。

でも、ハンバーグの火の通りを確認するときに見る場所は、基本的に中心です。

表面がこんがりしているかだけではなく、

「一番厚いところの中心まで十分に加熱できたかな?」

と確認してみましょう。

 

そして少しでも判断に迷ったら、追加加熱してもう一度確認します。

この基本を覚えておけば、ハンバーグを作るたびに、

「中まで焼けたかな?」

と必要以上に迷いにくくなります。

 

まずは、厚くしすぎない・中心まで加熱する・最後に確認するの3つから意識してみてくださいね。

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