料理を始めてから、濃口醤油が切れていることに気づいた経験はありませんか?
「レシピには濃口醤油と書いてあるけれど、家にあるのは薄口醤油だけ」
「薄口醤油をそのまま同じ分量で使っても大丈夫?」
「薄口という名前だから、味も塩分も薄いのかな?」
このように迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
すでに材料を切ったあとや、鍋を火にかけたあとでは、濃口醤油だけを買いに行くのも大変ですよね。
結論からお伝えすると、薄口醤油しかない場合でも、多くの家庭料理では濃口醤油の代わりとして使えます。
ただし、薄口醤油と濃口醤油は、単に色が違うだけではありません。
色の濃さだけでなく、塩味の感じ方や香り、料理に与える風味にも違いがあります。
レシピに書かれている濃口醤油とまったく同じ感覚で薄口醤油を入れると、
- 思ったよりしょっぱくなった
- 色が薄いので追加したら味が濃くなった
- 塩味はあるのにコクが足りない
- いつもの照り焼きとは違う見た目になった
といった失敗につながることがあります。
特に気をつけたいのが、薄口醤油の「薄口」は、塩分が少ないという意味ではないことです。
商品によって違いはあるものの、一般的には薄口醤油のほうが濃口醤油より塩分が高めの傾向があります。
そのため、濃口醤油の代用として使う場合は、最初からレシピどおりの量をすべて入れず、少なめから加えることが大切です。
この記事では、薄口醤油しかないときに濃口醤油の代用ができるのかをはじめ、失敗しにくい分量の考え方、薄口醤油と濃口醤油の違い、料理別の使い方まで、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
薄口醤油で代用して味が薄い、しょっぱい、コクがないと感じたときの対処法や、反対に濃口醤油で薄口醤油を代用する方法についてもまとめています。
今まさに料理を作っている方も、ぜひ落ち着いて確認してみてくださいね。
- 薄口醤油しかなくても濃口醤油の代用はできる【最初に結論】
- 薄口醤油を濃口醤油の代わりに使う分量の考え方
- 薄口醤油と濃口醤油の違いを比較
- 薄口醤油と減塩醤油・うす塩醤油は別のもの
- 薄口醤油で濃口醤油を代用しやすい料理
- 薄口醤油では濃口醤油の代用が難しい料理
- 薄口醤油で代用して味が薄いと感じる原因
- 薄口醤油で代用して味が薄いときの対処法
- 薄口醤油で代用してしょっぱくなったときの対処法
- 薄口醤油で代用してコクが足りないときの対処法
- 薄口醤油で代用したときに色が薄い場合はどうする?
- 薄口醤油しかないときに失敗しない5つのポイント
- 薄口醤油はどんな料理に使うとよい?
- 反対に濃口醤油しかないとき薄口醤油の代用はできる?
- 薄口醤油がないときに使える代用品
- 薄口醤油をほかの調味料で代用するときの注意点
- 薄口醤油と濃口醤油の料理別使い分け早見表
- 初心者でも迷わない薄口醤油と濃口醤油の選び方
- 薄口醤油の保存方法
- 薄口醤油についてよくある質問
- まとめ|薄口醤油しかなくても少量ずつ使えば濃口醤油の代用ができる
薄口醤油しかなくても濃口醤油の代用はできる【最初に結論】

薄口醤油しかないときでも、煮物や汁物、炊き込みご飯など、多くの料理で濃口醤油の代用ができます。
ただし、どの料理でもまったく同じ味や見た目になるわけではありません。
薄口醤油を使うと、
- 料理の色が淡く仕上がる
- 素材の色を残しやすくなる
- 濃口醤油とは香りやコクが少し変わる
- 入れすぎると塩味が強くなる場合がある
といった違いが出ます。
まずは、代用するときの基本的な考え方を確認しておきましょう。
煮物や汁物など多くの料理で代用できる
薄口醤油は、料理の味付けに使う一般的な醤油のひとつです。
そのため、濃口醤油がないからといって、料理を作ることができなくなるわけではありません。
例えば、次のような料理であれば、比較的代用しやすいでしょう。
- 肉じゃが
- 筑前煮
- かぼちゃの煮物
- 親子丼
- 炊き込みご飯
- だし巻き卵
- お吸い物
- うどんのつゆ
- 野菜炒め
- 和風パスタ
これらは醤油だけで味が決まるのではなく、だし、砂糖、みりん、酒など、ほかの調味料や食材の味も組み合わさっています。
そのため、薄口醤油に替えても、味見をしながら調整すればおいしく仕上げやすいのです。
薄口醤油を使うことで、にんじんやかぼちゃ、卵などの色が濃い茶色になりにくく、いつもより明るく上品な見た目に仕上がることもあります。
まったく同じ味と色にはならない
代用はできますが、薄口醤油と濃口醤油では特徴が違います。
濃口醤油を使ったときと同じ味、同じ香り、同じ色を完全に再現できるとは限りません。
例えば、濃口醤油で作る肉じゃがは、具材に醤油の色がしっかり付き、味にも醤油らしいコクを感じやすくなります。
一方、薄口醤油を使うと、じゃがいもやにんじんの色を残しながら、比較的すっきりした見た目に仕上がります。
どちらが正しいというわけではありません。
いつもの仕上がりとは少し変わるものの、それもひとつのおいしさとして楽しめます。
ただし、照り焼きや焼きおにぎりのように、濃い醤油色や香ばしさが重要な料理では、見た目や風味の違いを感じやすくなるでしょう。
代用するときは少なめから入れる
薄口醤油を濃口醤油の代わりに使うときは、最初からレシピに書かれている量をすべて入れないほうが安心です。
商品によって塩分や味わいが異なるため、「必ずこの割合で代用できる」と一律には決められません。
まずは、レシピの分量より少し控えめに入れます。
そのあと、
- 全体をよく混ぜる
- 少し加熱する
- 味をなじませる
- 味見をする
- 足りなければ少量ずつ追加する
という順番で調整しましょう。
特に煮物は、煮込んで水分が減ると味が濃くなります。
作り始めの段階でちょうどよい味にすると、完成したときにしょっぱくなる可能性があります。
最初は「少し薄いかな」と感じる程度にしておき、仕上げの段階で調整するのがおすすめです。
料理の色だけを見て追加しない
薄口醤油を使うと、十分に味が付いていても料理の色はあまり濃くなりません。
濃口醤油を使い慣れていると、
「まだ煮物が白っぽい」
「醤油が足りないのでは?」
と感じて、さらに薄口醤油を足したくなるかもしれません。
しかし、薄口醤油はもともと色を淡く仕上げるための醤油です。
見た目が薄くても、塩味はしっかり付いていることがあります。
色を目安に追加すると、味が濃くなりすぎるおそれがあります。
薄口醤油で代用するときは、見た目ではなく味見をして判断することが大切です。
薄口醤油を濃口醤油の代わりに使う分量の考え方

薄口醤油で代用できると分かっても、次に気になるのが分量ですよね。
「濃口醤油大さじ1と書いてある場合、薄口醤油は何杯入れるの?」
「小さじ1なら、そのまま置き換えても大丈夫?」
と迷う方も多いでしょう。
醤油は商品によって塩分や風味が異なるため、すべての商品に当てはまる正確な換算はできません。
そのため、決まった数字だけに頼るのではなく、料理の量や加熱方法に合わせて調整する必要があります。
基本はレシピの量より控えめから始める
薄口醤油で濃口醤油を代用するときは、レシピの量より控えめから始めるのが基本です。
例えば、濃口醤油大さじ1と書いてある場合は、最初から薄口醤油大さじ1をすべて入れず、少し残しておきましょう。
料理がある程度仕上がってから味見をして、必要であれば残りを追加します。
料理初心者の方は、「少なすぎたら味が付かないのでは」と心配になるかもしれません。
しかし、味が薄ければ、あとから醤油を足すことができます。
一方、最初から入れすぎてしょっぱくすると、元の味に戻すのは大変です。
薄く作ってあとから整えるほうが、失敗を防ぎやすいと覚えておきましょう。
煮詰める料理はさらに少なめにする
煮物、煮魚、丼の具など、水分を飛ばしながら仕上げる料理では注意が必要です。
加熱中に水分が減ると、調味料の味が凝縮されます。
最初はちょうどよく感じても、煮詰まったころには味が濃くなることがあります。
薄口醤油は色が淡いため、見た目だけでは味の濃さが分かりにくい点にも注意しましょう。
煮詰める料理では、
- 最初は控えめに味を付ける
- 煮汁の量が減ってから味見する
- 火を止める少し前に最終調整する
という流れがおすすめです。
汁物はだしとのバランスを確認する
お吸い物やうどんのつゆなどは、醤油の量だけでなく、だしとのバランスが大切です。
味が物足りないときに薄口醤油だけを追加すると、だしの香りより塩味が目立つことがあります。
汁物を味見したときは、
- 塩味が足りないのか
- だしが弱いのか
- 甘みが足りないのか
- 醤油の香りが足りないのか
を考えてみましょう。
だしが薄い場合は、醤油を足しても理想の味にはなりにくいものです。
顆粒だしなどを使用している場合は、商品の味の濃さも考えながら調整してください。
炊き込みご飯は炊飯前に入れすぎない
炊き込みご飯は、炊飯前に細かく味見することが難しい料理です。
そのため、薄口醤油で代用するときは慎重に分量を決めましょう。
炊き込みご飯に薄口醤油を使うと、ご飯が茶色くなりすぎず、具材の色を生かしやすくなります。
ただし、醤油を入れすぎると、炊き上がったご飯全体がしょっぱくなります。
炊飯後に味を薄めるのは難しいため、普段より控えめに味付けし、具材から出る塩分にも注意しましょう。
油揚げ、塩昆布、ツナ、鮭、ちくわなど、塩分を含む具材を入れる場合は、醤油を少なめにする必要があります。
大さじと小さじを間違えない
基本的なことですが、醤油の代用では計量スプーンの間違いにも注意しましょう。
大さじ1は小さじ3杯分です。
大さじと小さじを取り違えると、予定の3倍もの醤油を入れてしまうことになります。
特に料理を急いでいるときや、小さな計量スプーンが複数ある場合は間違えやすいため、表示を確認してください。
初心者の方は、醤油をボトルから鍋へ直接注ぐよりも、いったん計量スプーンや小さな器に取ると安心です。
薄口醤油と濃口醤油の違いを比較

薄口醤油と濃口醤油の違いを知っておくと、代用したときにどのような変化が出るのか分かりやすくなります。
主な違いを簡単にまとめると、次のようになります。
| 比較するポイント | 薄口醤油 | 濃口醤油 |
|---|---|---|
| 色 | 淡く明るい | 濃い茶色 |
| 塩分 | やや高めの商品が多い | 薄口より低めの商品が多い |
| 香り | 比較的穏やか | 醤油らしい香りを感じやすい |
| 料理の見た目 | 素材の色を残しやすい | 醤油色が付きやすい |
| 得意な料理 | 汁物、卵料理、淡い煮物 | 炒め物、照り焼き、つけ醤油 |
| 仕上がり | 上品ですっきり | コクと香ばしさを出しやすい |
ただし、同じ薄口醤油や濃口醤油でも、メーカーや商品によって味や塩分は異なります。
使用するときは、パッケージに記載されている情報も確認しましょう。
一番分かりやすい違いは色
薄口醤油と濃口醤油の一番分かりやすい違いは色です。
薄口醤油は透明感のある淡い茶色をしています。
一方、濃口醤油は、薄口醤油よりも濃い茶色です。
薄口醤油を使うと、食材本来の色を残したまま味付けしやすくなります。
例えば、だし巻き卵を作る場合、濃口醤油を多く使うと卵が茶色っぽくなります。
薄口醤油なら、卵の黄色を残しながら味を付けられます。
また、大根や里芋、高野豆腐などを淡い色に仕上げたいときにも便利です。
薄口醤油は味が薄いとは限らない
名前に「薄口」と付いているため、味も薄いと思われがちです。
しかし、薄口醤油の「薄い」は、基本的に色が淡いことを表しています。
味や塩分が必ず薄いという意味ではありません。
むしろ商品によっては、薄口醤油のほうが濃口醤油より塩分が高いことがあります。
そのため、薄口醤油を使って料理の色が薄いままだとしても、味まで薄いとは限りません。
色を付けようとして入れすぎると、しょっぱくなる可能性があるので注意してください。
香りとコクにも違いがある
濃口醤油は、醤油らしい香りやコクを感じやすいのが特徴です。
炒め物の仕上げや照り焼き、焼きおにぎりなど、醤油の香ばしい風味を生かしたい料理に向いています。
薄口醤油は、濃口醤油に比べると醤油の色や香りが料理の前面に出にくく、だしや素材の味を生かしやすい醤油です。
お吸い物や茶碗蒸しなど、だしの香りを大切にしたい料理によく使われます。
薄口醤油で濃口醤油を代用すると、塩味は十分でも、
「いつもより醤油のコクが弱い」
「少しあっさりしている」
と感じることがあります。
この場合、薄口醤油を増やすだけでは塩味が強くなりやすいため、ほかの調味料やだしとのバランスを整えましょう。
向いている料理が異なる
濃口醤油は、家庭で幅広い料理に使われています。
煮物、炒め物、照り焼き、つけ醤油など、さまざまな用途に使いやすい醤油です。
薄口醤油は、食材の色をきれいに残したい料理や、だしの風味を生かしたい料理に向いています。
例えば、
- お吸い物
- 茶碗蒸し
- だし巻き卵
- 高野豆腐の煮物
- 里芋の煮物
- 関西風のうどんつゆ
- 炊き込みご飯
などです。
どちらか一方が優れているわけではありません。
料理をどのような色、味、香りに仕上げたいかによって使い分けることが大切です。
薄口醤油と減塩醤油・うす塩醤油は別のもの

薄口醤油と間違えやすい商品に、減塩醤油やうす塩タイプの醤油があります。
名前が似ているため、すべて塩分が少ない醤油のように感じますよね。
しかし、薄口醤油と減塩醤油は、同じ意味ではありません。
薄口醤油は料理の色を淡く仕上げる醤油
薄口醤油は、料理に濃い醤油色を付けず、素材本来の色を生かしたいときに使われます。
「薄口」という言葉は、主に色の淡さを表しています。
そのため、塩分を控えたいから薄口醤油を選ぶ、という考え方には注意が必要です。
減塩醤油は塩分を抑えた商品
減塩醤油は、一般的な醤油と比べて塩分量を抑えて作られた商品です。
薄口醤油とは目的が異なります。
健康上の理由などで塩分量を気にしている場合は、「薄口」という商品名だけで選ばず、栄養成分表示を確認しましょう。
うす塩という表示も確認が必要
商品によっては、「うす塩」「塩分控えめ」などと表示されているものもあります。
これらも薄口醤油とは意味が異なる場合があります。
スーパーで購入するときは、
- 薄口醤油なのか
- 減塩醤油なのか
- 濃口醤油の塩分控えめタイプなのか
をパッケージで確認しましょう。
見た目や名前だけで判断せず、種類と栄養成分をチェックすると安心です。
薄口醤油で濃口醤油を代用しやすい料理

薄口醤油で代用しやすいかどうかは、料理によって異なります。
ここからは、家庭でよく作る料理を例に、代用したときの仕上がりや注意点をご紹介します。
肉じゃがなどの煮物
肉じゃが、筑前煮、かぼちゃの煮物などは、薄口醤油で比較的代用しやすい料理です。
薄口醤油を使うと、じゃがいもやにんじん、かぼちゃなどの色が濃い茶色になりにくく、食材の色を生かした仕上がりになります。
ただし、濃口醤油で作った煮物と比べると、醤油の色やコクが控えめに感じられることがあります。
煮物は煮汁が減ると味が濃くなるため、最初は薄口醤油を少なめに入れましょう。
煮汁がある程度減り、具材に火が通った段階で味見をします。
塩味は十分なのにコクが足りない場合は、醤油だけを増やさず、だしやみりんとのバランスを見直してみてください。
かぼちゃの煮物
かぼちゃの煮物も薄口醤油と相性のよい料理です。
薄口醤油を使うと、かぼちゃの鮮やかな黄色やオレンジ色を残しやすくなります。
ただし、かぼちゃは甘みの強さや水分量に個体差があります。
砂糖やみりんを使う場合は、かぼちゃ本来の甘みを見ながら調整しましょう。
薄口醤油を入れすぎると、せっかくの甘みより塩味が目立つことがあります。
大根や里芋の煮物
大根や里芋、高野豆腐など、淡い色に仕上げたい煮物には薄口醤油が向いています。
濃口醤油で作るより、食材の白さや自然な色を残しやすくなります。
だしの味も感じやすいため、上品でやさしい煮物に仕上がります。
濃い色の煮物を想像していると、完成時に「味が付いていないように見える」と感じるかもしれません。
しかし、色が淡くても味は付いているため、必ず味見をしてから追加しましょう。
親子丼
親子丼も薄口醤油で作ることができます。
薄口醤油を使うと、卵の黄色や鶏肉の色が残り、明るくやさしい見た目に仕上がります。
濃口醤油を使った親子丼よりも、全体的に淡い色になるでしょう。
親子丼のつゆは、煮詰めすぎると味が濃くなります。
玉ねぎや鶏肉を煮たあと、卵を入れる前に味を確認してください。
塩味が強すぎると、卵を加えても全体がしょっぱく感じられることがあります。
牛丼
牛丼にも薄口醤油を使えます。
ただし、濃口醤油で作る牛丼に比べると、つゆの色が淡く、醤油の香りも控えめに感じることがあります。
牛肉や玉ねぎの味を生かした、あっさりめの牛丼に仕上げたい場合にはよいでしょう。
濃い色やしっかりしたコクを求める場合は、薄口醤油だけで同じ仕上がりを再現するのは難しいことがあります。
砂糖やみりんを増やしすぎると甘くなりすぎるため、味見をしながら少量ずつ調整してください。
炊き込みご飯
薄口醤油は炊き込みご飯にもよく合います。
濃口醤油を使ったときより、ご飯の色が淡く、にんじん、きのこ、油揚げなどの具材がきれいに見えます。
だしの香りも感じやすく、上品な炊き込みご飯に仕上がります。
ただし、炊き込みご飯は炊飯後に味を大きく直すのが難しい料理です。
醤油だけでなく、
- 油揚げ
- 塩昆布
- ツナ
- ちくわ
- 鮭
- 鶏肉の下味
などから出る塩分も考えましょう。
塩分のある具材を使う場合は、薄口醤油を控えめにすることが大切です。
だし巻き卵
だし巻き卵は、薄口醤油が使いやすい料理のひとつです。
卵の黄色を残しながら、だしと醤油の風味を加えられます。
濃口醤油で代用するよりも、見た目が明るく仕上がりやすいでしょう。
だし巻き卵は水分が多いため、焼くのが難しいと感じる初心者の方もいます。
薄口醤油を入れすぎると、卵液の味が強くなるだけでなく、水分量とのバランスも変わります。
まずは少量を加え、卵液を少し味見してから焼くと安心です。
生の卵液を味見することに抵抗がある場合は、少量だけ電子レンジなどで加熱し、味を確認する方法もあります。
卵焼き
甘い卵焼きにも、だしのきいた卵焼きにも薄口醤油を使えます。
薄口醤油なら、卵の黄色を生かしながら、味にまとまりを出せます。
ただし、砂糖を多めに使う卵焼きでは、塩味と甘みのバランスが重要です。
薄口醤油を入れすぎると、甘じょっぱさではなく、しょっぱさが目立ってしまいます。
小さじ単位でも一度に加えず、少量から試しましょう。
お吸い物
お吸い物は、薄口醤油の特徴を生かしやすい料理です。
汁の色を濃くせず、だしの香りや具材の色を残せます。
ただし、お吸い物は調味料が少ないシンプルな料理なので、少しの違いでも味に影響します。
薄口醤油だけで味を決めようとせず、だしと塩とのバランスを確認してください。
味が足りないと感じたときに薄口醤油だけを追加すると、醤油の色は変わらないまま塩味だけが強くなることがあります。
うどんのつゆ
だしを生かしたうどんつゆには、薄口醤油がよく合います。
特に淡い色のつゆを作りたい場合は便利です。
ただし、地域や家庭によって、うどんつゆの好みは大きく異なります。
濃い色としっかりした醤油風味のつゆが好みの場合、薄口醤油だけでは物足りなく感じることがあります。
反対に、だしの香りを前面に出したい場合は、薄口醤油を使うことで上品に仕上げやすくなります。
そばつゆ
そばつゆにも薄口醤油を使うことはできますが、濃口醤油を使った一般的なつゆとは、色や香りが変わります。
そばつゆは醤油の風味が重要なため、薄口醤油だけで作ると、普段よりあっさり感じることがあります。
ざるそばなど、濃いつゆにそばを少しつけて食べる場合は、特に違いを感じやすいでしょう。
かけそばのつゆとして使う場合は、だしとのバランスを整えれば代用しやすくなります。
野菜炒め
野菜炒めにも薄口醤油を使えます。
濃口醤油を使うより、キャベツやもやし、ピーマンなどの色を残しやすくなります。
ただし、炒め物は水分が飛びやすく、味が濃縮されます。
フライパンのふちから薄口醤油を大量に回し入れると、塩味が強くなることがあります。
最初は少量を加えて全体になじませ、味見をしてから追加しましょう。
和風パスタ
きのこやベーコン、ツナなどを使った和風パスタにも薄口醤油を使えます。
薄口醤油を使うと、パスタ全体が濃い茶色になりにくく、具材の色を生かせます。
ただし、ベーコン、ツナ、塩昆布などには塩分があります。
パスタをゆでる塩も加わるため、薄口醤油の入れすぎに注意してください。
味が足りない場合でも、醤油だけでなく、だしやバターなどの風味を調整するとまとまりやすくなります。
チャーハン
チャーハンにも薄口醤油を使うことができます。
ご飯が濃い茶色になりにくいため、卵やねぎ、にんじんなどの色を残したチャーハンに仕上がります。
ただし、濃口醤油をフライパンのふちで焦がしたときのような、強い香ばしさは出にくい場合があります。
塩、こしょう、鶏がらスープの素などを使う場合は、それぞれの塩分も考えて味付けしましょう。
薄口醤油では濃口醤油の代用が難しい料理

薄口醤油は幅広い料理に使えますが、濃口醤油ならではの色や香りが仕上がりの決め手になる料理では、代用が難しいことがあります。
「使ってはいけない」ということではありませんが、普段とは違った料理になる可能性があります。
照り焼き
照り焼きは、甘辛い味だけでなく、濃い焼き色やつやも大切な料理です。
薄口醤油を使うと、味は付いていても色が淡くなり、
「照り焼きらしく見えない」
と感じる場合があります。
色を濃くしようとして薄口醤油を追加すると、塩味が強くなるおそれがあります。
薄口醤油しかない場合は、いつもの照り焼きより色が淡く仕上がることを前提に作りましょう。
無理に濃い色を付けようとしないことが大切です。
焼きおにぎり
焼きおにぎりは、焼けた醤油の香ばしさが魅力です。
薄口醤油でも作れますが、濃口醤油を使ったときより、色や醤油の香りが控えめになることがあります。
何度も薄口醤油を塗ると、塩味が強くなりやすいため注意しましょう。
表面の水分を飛ばしてから少量ずつ塗り、焦げないように焼くのがおすすめです。
佃煮
佃煮は、濃い醤油色としっかりした味付けが特徴です。
薄口醤油で作ることもできますが、見た目や風味が大きく変わる可能性があります。
また、長く煮詰める料理なので、薄口醤油を入れすぎると塩味が強くなりやすいです。
濃口醤油らしい色とコクを求める場合は、無理に代用しないほうが理想の仕上がりに近づきます。
醤油ラーメンのたれ
醤油ラーメンは、醤油の色や香りがスープ全体の印象を左右します。
薄口醤油でもスープは作れますが、濃口醤油を使った醤油ラーメンとは違った味わいになります。
透明感のある上品なスープを作りたい場合には薄口醤油が合うこともありますが、濃い醤油風味を求める場合は物足りないかもしれません。
刺身
刺身に薄口醤油をつけて食べることはできます。
ただし、醤油を加熱せずそのまま味わうため、濃口醤油との違いを感じやすくなります。
薄口醤油は商品によって塩味を強く感じることがあるため、たっぷりつけず、少量から試しましょう。
刺身の種類によっては、素材の味を生かした食べ方として楽しめます。
冷奴
冷奴にも薄口醤油をかけられます。
ただし、醤油そのものの味が直接伝わるため、濃口醤油とは異なる印象になります。
ねぎ、しょうが、かつお節などの薬味を合わせると、味の変化を楽しみやすくなります。
薄口醤油をかけすぎると塩味が強くなる場合があるため、少量ずつ使いましょう。
卵かけご飯
卵かけご飯にも薄口醤油は使えます。
卵の色を大きく変えず、すっきりした味わいに仕上がります。
ただし、濃口醤油のような香りやコクを求める方には、少し物足りなく感じるかもしれません。
色が薄いからといって、たくさんかけないように注意してください。
薄口醤油で代用して味が薄いと感じる原因

薄口醤油を使ったあと、
「塩味はあるのに、なぜか味が薄く感じる」
ということがあります。
この場合、本当に醤油の量が足りないとは限りません。
色が淡いため味まで薄く感じている
料理は、味覚だけでなく見た目からも影響を受けます。
濃口醤油で作った煮物の茶色い見た目に慣れていると、薄口醤油で淡く仕上がった煮物を見て「味が薄そう」と感じることがあります。
しかし、実際に食べてみると、十分に味が付いている場合があります。
まずは見た目だけで判断せず、しっかり味見をしましょう。
醤油の香りやコクが控えめ
薄口醤油は、濃口醤油に比べて醤油の色や香りが料理の前面に出にくい傾向があります。
そのため、塩味は十分でも、濃口醤油特有のコクや香りが足りず、全体を薄く感じることがあります。
この状態で薄口醤油を増やすと、コクが増す前に塩味が強くなる可能性があります。
だしが足りない
煮物や汁物では、だしのうま味が味の土台になります。
だしが弱いと、醤油や塩を増やしても味がまとまりにくいものです。
味が薄いと感じたら、醤油だけでなく、だしの濃さも確認してください。
甘みや酸味とのバランスが合っていない
煮物や丼のつゆでは、醤油、砂糖、みりん、酒などのバランスが大切です。
塩味が足りないのではなく、甘みが弱いために味がぼんやりしている場合もあります。
反対に、砂糖やみりんが多すぎて醤油の味が弱く感じられることもあります。
何が足りないのかを考えながら、少しずつ調整しましょう。
薄口醤油で代用して味が薄いときの対処法

味が薄く感じたときは、すぐに薄口醤油をたくさん追加せず、原因に合った方法で整えます。
まずは少し加熱して味をなじませる
調味料を入れた直後は、料理全体に味がなじんでいないことがあります。
特に煮物では、調味料を入れてすぐに味見すると、煮汁だけが濃く、具材の中には味が入っていないことがあります。
少し加熱して全体をなじませてから、もう一度味見しましょう。
薄口醤油を少量ずつ追加する
本当に塩味や醤油の味が足りない場合は、薄口醤油を少量ずつ加えます。
ボトルから直接注ぐと入れすぎやすいため、小さじや小皿を使うと安心です。
加えたあとは全体をよく混ぜ、少し時間を置いてから味見してください。
だしを補う
汁物や煮物でうま味が足りない場合は、料理に合う範囲でだしを補います。
ただし、顆粒だしには塩分が含まれている商品もあります。
薄口醤油と顆粒だしを同時に増やすと、塩味が強くなる可能性があるため、少量ずつ使いましょう。
みりんや砂糖を調整する
甘辛い煮物や丼のつゆでは、甘みを少し加えることで味がまとまる場合があります。
ただし、みりんや砂糖を入れすぎると甘くなりすぎます。
一度に多く入れず、少量ずつ加えてください。
香りを補う
炒め物などで香りが物足りない場合は、仕上げに薄口醤油をほんの少量加え、短時間だけ加熱すると香りが立つことがあります。
ただし、加熱しすぎると焦げたり、塩味が強くなったりするため注意しましょう。
薄口醤油で代用してしょっぱくなったときの対処法

薄口醤油を入れすぎて、料理がしょっぱくなってしまうこともあります。
料理の種類によって対処法が異なるため、状態を見ながら調整しましょう。
汁物は水やだしで少しずつ薄める
お吸い物やうどんつゆなどの汁物なら、水やだしを加えて塩味を薄められます。
ただし、水だけを大量に加えると、だしの味まで薄くなります。
少量ずつ加え、そのたびに味見をしましょう。
具材やだしを追加できる場合は、料理全体の量を増やす方法もあります。
煮物は具材を追加する
煮物がしょっぱくなった場合は、味の付いていない具材を追加すると、全体の塩分が分散されることがあります。
料理に合えば、
- じゃがいも
- 大根
- 玉ねぎ
- 豆腐
- しらたき
- ゆで卵
などを追加できます。
ただし、具材を増やすと加熱時間や煮汁の量も変わるため、様子を見ながら調整してください。
煮汁を一部取り除いて作り直す
かなり味が濃くなってしまった場合は、煮汁を一部取り除き、水やだしを加えて味を整える方法があります。
取り除いた煮汁は、状態によっては別の料理の味付けに少量利用できますが、保存や衛生面には注意してください。
ご飯や麺と組み合わせる
炒め物やおかずが少し濃くなった場合は、ご飯や麺と一緒に食べることで味の濃さを和らげられることがあります。
例えば、濃くなった野菜炒めをご飯にのせたり、卵でとじたりする方法があります。
ただし、極端にしょっぱい場合は無理に食べず、料理全体を調整しましょう。
砂糖だけでごまかさない
しょっぱい料理に砂糖を加えると、一時的に塩味が弱く感じられることがあります。
しかし、塩分そのものが減るわけではありません。
砂糖をたくさん加えると、甘くてしょっぱい不自然な味になる可能性があります。
水、だし、具材などで料理全体の量を増やし、塩分を分散させる方法を優先しましょう。
薄口醤油で代用してコクが足りないときの対処法

薄口醤油で代用したとき、「しょっぱさはちょうどよいけれど、コクが足りない」と感じる場合があります。
その状態で薄口醤油を増やすと、塩味だけが強くなるおそれがあります。
だしをきかせる
煮物や汁物なら、まずだしの風味を見直しましょう。
だしのうま味がしっかりしていると、醤油が控えめでも満足感のある味に仕上がります。
昆布やかつお節からだしを取る方法だけでなく、家庭では顆粒だしやだしパックを上手に活用してもよいでしょう。
みりんを少量加える
みりんは、料理に甘みやつや、まとまりを与えます。
煮物や照り焼き風の味付けでコクが足りないときは、レシピのバランスを見ながら少量加えてみましょう。
ただし、みりんを加えたあとは、アルコール分を飛ばすために少し加熱する必要があります。
砂糖で甘みを整える
甘辛い煮物や丼物では、砂糖を少量加えることで味がまとまることがあります。
ただし、薄口醤油の塩味が強い状態で砂糖を増やしても、根本的な解決にはならない場合があります。
味見をしながら慎重に加えましょう。
食材のうま味を利用する
肉、きのこ、油揚げ、かつお節など、うま味のある食材を加えると、料理全体に深みが出ることがあります。
例えば、薄口醤油で作った煮物が物足りない場合は、油揚げやきのこを追加すると、味に厚みが出やすくなります。
料理に合う食材を選んでください。
油やバターを少量使う
炒め物や和風パスタなら、ごま油やバターを少量加えることでコクを補えることがあります。
ただし、料理の味や香りが大きく変わるため、少量から試しましょう。
お吸い物など、油を加えるのが合わない料理には向きません。
薄口醤油で代用したときに色が薄い場合はどうする?

薄口醤油を使うと、料理の色が想像以上に淡くなることがあります。
味はおいしくても、見た目がいつもと違うため不安になるかもしれません。
味が整っているなら追加しなくてよい
まず確認したいのは、味がちょうどよいかどうかです。
味がおいしく仕上がっているなら、色が薄いことを理由に薄口醤油を追加する必要はありません。
薄口醤油で作った料理が淡い色になるのは自然なことです。
淡い見た目を料理の特徴として楽しむ
薄口醤油を使った煮物や炊き込みご飯は、素材の色を生かした上品な見た目になります。
濃口醤油で作ったものと同じ色を目指すのではなく、薄口醤油ならではの仕上がりとして楽しんでみましょう。
無理に色を付けると塩味が強くなる
料理を濃い茶色にしようとして薄口醤油を追加すると、色が理想に近づく前に味が濃くなる可能性があります。
特に煮物や汁物では注意が必要です。
色よりも味を優先しましょう。
薄口醤油しかないときに失敗しない5つのポイント

薄口醤油で濃口醤油を代用するときは、次の5つを意識すると失敗を防ぎやすくなります。
1.最初から全量を入れない
レシピに書かれている濃口醤油の量を、最初から薄口醤油で全量置き換えないようにしましょう。
少なめに入れて、あとから調整する方法が安心です。
2.色ではなく味で判断する
薄口醤油は色が淡いため、料理の見た目だけでは味の濃さが分かりません。
必ず味見をして判断してください。
3.煮詰まることを考える
煮物やたれは、水分が減ると味が濃くなります。
完成直前の味を想像し、最初は少し薄めにしておきましょう。
4.ほかの調味料の塩分も確認する
白だし、顆粒だし、めんつゆ、塩昆布、ベーコン、ちくわなどには塩分が含まれています。
薄口醤油だけを見て味付けせず、料理全体の塩分を考えることが大切です。
5.味が足りなくても醤油だけを増やさない
味が物足りない原因は、塩味ではなく、だし、甘み、香り、コクが足りないことかもしれません。
何が不足しているのかを考えてから調整しましょう。
薄口醤油はどんな料理に使うとよい?

濃口醤油を買ったあと、薄口醤油が余ってしまうのではと心配する方もいるかもしれません。
しかし、薄口醤油には家庭料理で使える場面がたくさんあります。
素材の色を生かしたい料理
薄口醤油は、食材を濃い茶色にせず、自然な色を残したい料理に向いています。
例えば、
- だし巻き卵
- 茶碗蒸し
- 高野豆腐の煮物
- 里芋の煮物
- 大根の煮物
- 炊き込みご飯
- お吸い物
などです。
料理の色が明るいと、食卓全体も華やかに見えます。
だしを生かしたい料理
薄口醤油は、だしの香りを前面に出したい料理にも便利です。
お吸い物やうどんつゆ、煮物などで使うと、醤油の色や香りが強くなりすぎず、だしとの調和を取りやすくなります。
卵料理
卵焼き、だし巻き卵、親子丼、茶碗蒸しなどに薄口醤油を使うと、卵の黄色をきれいに残せます。
お弁当のおかずにも向いています。
淡い色の煮物
大根、里芋、高野豆腐、ふき、たけのこなど、食材の色を生かした煮物におすすめです。
濃い醤油色の煮物とは異なる、上品でやさしい見た目に仕上がります。
和風の汁物
お吸い物、にゅうめん、うどんつゆ、雑煮などにも使えます。
透明感のある汁物を作りたいときに便利です。
反対に濃口醤油しかないとき薄口醤油の代用はできる?

レシピには薄口醤油と書いてあるのに、家には濃口醤油しかない場合もありますよね。
この場合も、多くの家庭料理では代用できます。
ただし、料理の色が濃くなりやすいことに注意しましょう。
濃口醤油でも味付けはできる
煮物や汁物、炊き込みご飯などは、濃口醤油でも作れます。
家庭で食べる料理であれば、薄口醤油がないからといって諦める必要はありません。
ただし、レシピの写真より茶色く仕上がることがあります。
色を淡くしたい料理では量を控える
お吸い物、茶碗蒸し、だし巻き卵などに濃口醤油を使うと、料理の色が濃くなります。
素材の色を残したい場合は、濃口醤油を控えめに使い、必要に応じて塩などで味を調整する方法があります。
ただし、塩の入れすぎには注意してください。
濃口醤油と塩を組み合わせる方法
薄口醤油の代わりに、濃口醤油を少なめにし、塩で味を補う方法があります。
濃口醤油の量を減らすことで、料理が茶色くなりすぎるのを抑えられます。
ただし、濃口醤油と塩の両方を使うため、塩分が高くなりすぎないよう、少量ずつ味見をしながら加えましょう。
見た目を気にしなければそのまま使える場合もある
家庭で食べる煮物や炊き込みご飯なら、多少色が濃くなっても気にならないことがあります。
見た目よりも味を優先する場合は、濃口醤油を少なめから使い、味見をしながら調整すれば十分おいしく作れます。
薄口醤油がないときに使える代用品

薄口醤油がない場合は、濃口醤油以外の調味料を利用できることもあります。
ただし、それぞれ味、塩分、甘み、だしの有無が異なります。
薄口醤油と同じ分量で置き換えず、少量から試しましょう。
濃口醤油と塩
薄口醤油がないときの基本的な代用方法です。
濃口醤油を控えめに使い、塩で味を整えることで、料理の色が濃くなりすぎるのを抑えられます。
お吸い物や淡い煮物などに利用できます。
ただし、濃口醤油と塩を両方入れすぎると、塩分が高くなるため注意してください。
白だし
白だしは、だし、醤油、塩などが組み合わされた調味料です。
お吸い物、うどんつゆ、煮物、卵料理などに使いやすく、薄口醤油を使う料理とも相性があります。
ただし、白だしにはすでにだしや塩分が含まれています。
薄口醤油と同じ分量を入れると味が濃くなる場合があるため、商品パッケージの希釈方法や使用量を確認しましょう。
めんつゆ
めんつゆも、煮物や丼のつゆなどに利用できます。
ただし、めんつゆにはだしや甘みが加えられている商品が多く、薄口醤油とは味が異なります。
また、2倍濃縮、3倍濃縮、4倍濃縮など、濃さも商品によって異なります。
同じ量で置き換えず、少量ずつ加えてください。
だし醤油
だし醤油は、醤油にだしの風味を加えた調味料です。
煮物、卵料理、炊き込みご飯などに使えます。
ただし、商品によって甘みや塩分が異なります。
薄口醤油の代わりに使う場合は、料理に入れるだしやほかの調味料を減らす必要があることもあります。
白醤油
白醤油は、薄口醤油よりさらに色が淡い商品が多く、料理の色をきれいに残したい場合に使われます。
しかし、白醤油と薄口醤油は同じものではありません。
原料の配合や味わいが異なるため、同量で置き換えられるとは限りません。
少量から加えて調整しましょう。
塩だけで味を付ける
お吸い物など、だしがしっかりしている料理では、塩を中心に味付けする方法もあります。
ただし、醤油の風味は加わらないため、薄口醤油を使った場合とは違った味になります。
塩は少量でも味が大きく変わるため、慎重に加えてください。
薄口醤油をほかの調味料で代用するときの注意点

代用品を使うときは、薄口醤油との違いを理解しておくことが大切です。
同じ分量で置き換えない
白だしやめんつゆ、だし醤油などは、薄口醤油と味の濃さが異なります。
同じ大さじ1でも、塩味や甘み、だしの強さが大きく変わることがあります。
必ず少量から使いましょう。
甘みが含まれているか確認する
めんつゆやだし醤油には、砂糖やみりんなどが使われていることがあります。
薄口醤油の代わりに使うと、料理が甘くなる場合があります。
煮物などで砂糖やみりんも使う場合は、全体の甘みを調整してください。
だしの量を調整する
白だしやだし醤油には、すでにだしの風味が付いています。
レシピどおりにだしを加えたうえで代用品を使うと、だしの味が強くなりすぎることがあります。
少しずつ味を確認しましょう。
塩分表示を確認する
塩分を気にしている場合は、商品の栄養成分表示を確認してください。
見た目が淡い調味料でも、塩分が少ないとは限りません。
薄口醤油と濃口醤油の料理別使い分け早見表

料理によってどちらを選べばよいか迷ったときは、次の表を参考にしてください。
| 料理 | 薄口醤油 | 濃口醤油 | 選び方のポイント |
|---|---|---|---|
| お吸い物 | ◎ | △ | 透明感を残すなら薄口 |
| 茶碗蒸し | ◎ | ○ | 卵の色を生かすなら薄口 |
| だし巻き卵 | ◎ | ○ | 黄色く仕上げるなら薄口 |
| 炊き込みご飯 | ◎ | ○ | 具材の色を生かすなら薄口 |
| 肉じゃが | ◎ | ◎ | 好みの色とコクで選ぶ |
| かぼちゃの煮物 | ◎ | ○ | かぼちゃの色を残すなら薄口 |
| 筑前煮 | ○ | ◎ | 濃いコクなら濃口 |
| 親子丼 | ◎ | ○ | 明るい見た目なら薄口 |
| 牛丼 | ○ | ◎ | しっかりした風味なら濃口 |
| 野菜炒め | ○ | ◎ | 香ばしさなら濃口 |
| 照り焼き | △ | ◎ | 色と照りを出すなら濃口 |
| 焼きおにぎり | ○ | ◎ | 醤油の香りなら濃口 |
| 冷奴 | ○ | ◎ | 好みで使い分ける |
| 刺身 | △ | ◎ | 醤油の風味なら濃口 |
| 卵かけご飯 | ○ | ◎ | すっきりなら薄口、コクなら濃口 |
この表は一般的な目安です。
家庭の好みや地域、レシピによって使い方は変わります。
「絶対にこちらでなければいけない」と考えず、作りたい仕上がりに合わせて選びましょう。
初心者でも迷わない薄口醤油と濃口醤油の選び方

薄口醤油と濃口醤油のどちらを使うか迷ったときは、次の順番で考えると選びやすくなります。
料理の色を淡く仕上げたいか
食材本来の色を残したい場合は、薄口醤油が向いています。
卵料理、お吸い物、茶碗蒸し、淡い煮物などです。
醤油の香りをしっかり出したいか
炒め物、照り焼き、焼きおにぎりなど、醤油の香ばしさを生かしたい場合は濃口醤油が使いやすいでしょう。
だしを主役にしたいか
だしの香りを生かしたい場合は、薄口醤油が向いています。
ただし、薄口醤油を入れすぎると塩味が強くなるため注意してください。
色よりもコクを重視するか
濃い色や醤油らしいコクを重視するなら、濃口醤油が向いています。
迷ったら少量ずつ試す
どちらを使う場合でも、一度に大量に入れないことが大切です。
少量ずつ加えて味見をすれば、大きな失敗を防ぎやすくなります。
薄口醤油の保存方法

薄口醤油を購入しても、使い切れるか心配な方もいるかもしれません。
適切に保存し、日常の料理に少しずつ取り入れましょう。
開封前はパッケージの表示に従う
開封前の保存方法は、商品パッケージに記載されています。
直射日光や高温多湿を避けて保存する商品が一般的ですが、必ず表示を確認してください。
開封後も商品の表示を確認する
醤油は開封すると、空気に触れて風味や色が変化しやすくなります。
開封後の保存方法は容器や商品によって異なるため、ラベルの表示に従いましょう。
冷蔵保存を勧めている商品もあります。
清潔に使う
容器の口に食材や汚れが付かないように注意しましょう。
小皿に出した醤油をボトルへ戻すのも避けてください。
早めに使い切る
開封後は、時間とともに風味が変化します。
お吸い物や煮物だけでなく、卵料理、炊き込みご飯、和風パスタなどにも活用し、無理のない範囲で早めに使い切りましょう。
薄口醤油についてよくある質問

最後に、薄口醤油に関するよくある疑問をまとめました。
薄口醤油は普通の醤油よりしょっぱいですか?
商品によって異なりますが、一般的には薄口醤油のほうが濃口醤油より塩分が高めの傾向があります。
「薄口」という名前は、塩味ではなく色が淡いことを表しています。
正確な塩分量を知りたい場合は、商品の栄養成分表示を確認してください。
薄口醤油は濃口醤油と同じ量で代用できますか?
料理や商品によって異なるため、最初から同量を入れるのは避けたほうが安心です。
レシピの量より少なめから加え、味見をして調整しましょう。
特に煮詰める料理では、完成時に味が濃くなることがあります。
薄口醤油は味が薄いのですか?
味が薄いという意味ではありません。
薄口醤油は色が淡い醤油です。
見た目が薄くても、塩味はしっかり付いている場合があります。
薄口醤油はそのままかけても大丈夫ですか?
冷奴や卵かけご飯などに、そのままかけて食べることもできます。
ただし、濃口醤油とは味や香りが異なります。
塩味を強く感じる場合があるため、少量から試してください。
薄口醤油は刺身に使えますか?
使うことはできます。
ただし、刺身は醤油そのものの味を感じやすいため、普段の濃口醤油とは印象が変わります。
まずは少量をつけて味を確認しましょう。
薄口醤油は卵かけご飯に使えますか?
使えます。
卵の色を大きく変えず、比較的すっきりした味に仕上がります。
濃口醤油のコクが好みの方には物足りなく感じることもあります。
薄口醤油はめんつゆの代わりになりますか?
薄口醤油だけでは、一般的なめんつゆと同じ味にはなりません。
めんつゆには、だし、甘み、塩分などが加えられています。
薄口醤油からつゆを作る場合は、だし、みりん、砂糖などをレシピに合わせて組み合わせる必要があります。
薄口醤油と白だしは同じものですか?
同じものではありません。
薄口醤油は醤油の一種です。
白だしは、だし、醤油、塩などを組み合わせた調味料です。
白だしには味が付いているため、薄口醤油と同じ量で使わないようにしましょう。
薄口醤油と白醤油は同じものですか?
同じものではありません。
どちらも色の淡い醤油ですが、原料の配合や製法、味わいに違いがあります。
代用する場合は、少量から使って味を調整してください。
薄口醤油は煮物に向いていますか?
向いています。
特に大根、里芋、高野豆腐、かぼちゃなど、食材の色を生かしたい煮物におすすめです。
濃口醤油で作った煮物より淡い見た目になりますが、上品な仕上がりを楽しめます。
薄口醤油は炒め物にも使えますか?
使えます。
野菜の色を残しやすいのがメリットです。
ただし、濃口醤油に比べて香ばしさやコクが控えめに感じられることがあります。
加熱で水分が飛ぶと塩味が濃くなるため、少量から加えましょう。
薄口醤油は子どもの料理にも使えますか?
料理に使用できますが、薄口醤油は塩分が低いとは限りません。
子ども向けの料理では、年齢や食べる量に合わせ、薄味を心がけましょう。
「色が薄いから塩分も少ない」と判断しないことが大切です。
薄口醤油で料理がしょっぱくなったらどうすればよいですか?
汁物なら水やだしを少しずつ加えます。
煮物なら、味の付いていない具材を追加したり、煮汁を一部取り除いて作り直したりする方法があります。
砂糖だけで塩味をごまかそうとすると、味のバランスが崩れることがあるため注意しましょう。
薄口醤油で料理の色が薄い場合は追加してもよいですか?
味が足りない場合は少量ずつ追加できます。
ただし、味がちょうどよいなら、色だけを理由に追加する必要はありません。
薄口醤油で作った料理は、淡い色に仕上がるのが自然です。
濃口醤油がないときは買いに行ったほうがよいですか?
煮物、汁物、炊き込みご飯などであれば、薄口醤油で代用できることが多いため、必ずしも買いに行く必要はありません。
一方、照り焼き、焼きおにぎり、佃煮など、濃口醤油の色や香りが重要な料理では、いつもと違う仕上がりになる可能性があります。
料理に求める味や見た目に合わせて判断しましょう。
まとめ|薄口醤油しかなくても少量ずつ使えば濃口醤油の代用ができる
薄口醤油しかない場合でも、煮物、汁物、炊き込みご飯、卵料理など、多くの家庭料理で濃口醤油の代わりとして使うことができます。
料理を始めたあとに濃口醤油がないことに気づいても、すぐに諦める必要はありません。
ただし、薄口醤油と濃口醤油では、色、香り、塩味の感じ方、料理の仕上がりに違いがあります。
薄口醤油を使うと、料理の色が淡くなり、食材本来の色を生かしやすくなります。
お吸い物、茶碗蒸し、だし巻き卵、大根や里芋の煮物などは、薄口醤油の特徴を生かしやすい料理です。
一方、照り焼き、焼きおにぎり、佃煮など、濃い醤油色や香ばしい風味が大切な料理では、濃口醤油を使ったときとは違った仕上がりになります。
代用するときに最も大切なのは、最初からレシピの分量をすべて入れないことです。
薄口醤油は、名前に「薄口」と付いていても、塩分が少ないとは限りません。
商品によっては濃口醤油より塩分が高めのものもあります。
そのため、まずは少なめに入れ、料理全体を混ぜて少し加熱してから味見をしましょう。
味が足りなければ、薄口醤油を少量ずつ追加します。
また、薄口醤油は色が淡いため、十分に味が付いていても見た目は薄く感じます。
「色が薄いから醤油が足りない」と考えて追加すると、塩味が強くなる可能性があります。
料理の色ではなく、実際の味で判断することが大切です。
味が物足りないときも、薄口醤油だけを増やすのではなく、
- だしが足りないのか
- 甘みが足りないのか
- 醤油の香りやコクが足りないのか
- ほかの調味料とのバランスが合っているか
を考えてみましょう。
塩味は十分なのにコクが足りない場合、薄口醤油を増やすとしょっぱくなることがあります。
だし、みりん、砂糖、食材のうま味などを、料理に合う範囲で調整してください。
反対に、薄口醤油を入れすぎてしょっぱくなった場合は、汁物なら水やだしを加え、煮物なら具材を増やすなど、料理全体の量を増やして塩味を分散させる方法があります。
砂糖だけを加えても塩分そのものは減らないため、入れすぎには注意しましょう。
薄口醤油と濃口醤油のどちらを選ぶか迷ったときは、
素材の色やだしを生かしたいなら薄口醤油、醤油らしい色や香り、コクを出したいなら濃口醤油
と覚えておくと分かりやすいでしょう。
薄口醤油は、濃口醤油がないときの代用品としてだけでなく、料理を明るく上品に仕上げたいときにも便利な調味料です。
最初は違いが難しく感じるかもしれませんが、少量ずつ味見をしながら使えば、初心者の方でも失敗を防ぎやすくなります。
冷蔵庫に薄口醤油しかないときも慌てず、まずは控えめな量から試してみてくださいね。

