毎年、年末が近づくたびに準備する年賀状。
長く続けてきた習慣だからこそ、
「そろそろ年賀状をやめたいけれど、失礼にならないかな?」
「友達にはどう伝えればいい?」
「親戚や上司には、どんな文章なら角が立たない?」
と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
特に長年やり取りしている相手の場合、突然やめることで「嫌われたのかな」と思われないか心配になりますよね。
結論からいうと、年賀状をやめるときは、
これまでの感謝を伝える
年賀状での挨拶を終了することを伝える
今後のお付き合いを大切にしたい気持ちを添える
という流れを意識すると、柔らかい印象になります。
大切なのは、「あなたとの付き合いをやめます」ではなく、「年賀状という挨拶方法を一区切りにします」と伝えることです。
この記事では、友達・親戚・上司・恩師・仕事関係など、相手に合わせた年賀状の断り方を分かりやすく紹介します。
LINEやメールで伝える場合、寒中見舞いで伝える場合、相手からも送らないでほしい場合など、迷いやすいケースについても見ていきましょう。
- 年賀状の断り方は?まず知っておきたい結論
- 年賀状を断るときに大切な6つのポイント
- 年賀状じまいをする前に決めておきたいこと
- 年賀状じまいの文章はどう作る?基本の5ステップ
- そのまま使いやすい年賀状の断り方・基本文例
- 年賀状の断り方を相手別に早見表で確認
- 友達への年賀状の断り方と文例
- 年賀状だけの付き合いになっている人への断り方
- 親戚への年賀状の断り方と文例
- 上司・恩師・目上の人への年賀状の断り方
- 仕事関係・取引先への年賀状の断り方
- 家族・夫婦で年賀状じまいするときの伝え方
- 「年賀状を送りたい」と言われたときの断り方
- 相手にも年賀状を送らないでほしいときの伝え方
- 年賀状をやめる理由は何と書けばいい?
- 角が立ちにくい年賀状じまいの言い換え表現
- 年賀状じまいはいつ伝える?タイミング別の考え方
- LINE・メールで年賀状を断っても大丈夫?
- 寒中見舞いで年賀状じまいを伝える方法
- 年賀状じまいをした後の新年の挨拶はどうする?
- 年賀状じまいをしたのに年賀状が届いたらどうする?
- 相手から年賀状じまいを伝えられたらどう返す?
- 年賀状じまいを伝えた後に気まずくならないためには?
- 年賀状を断るときに避けたいNG行動
- 年賀状じまいでありがちな失敗と対処法
- 年賀状の断り方に関するよくある質問
- 年賀状じまいをする前の最終チェックリスト
- まとめ|年賀状の断り方は感謝を伝えて気持ちよく一区切りにしよう
- 年賀状じまいは全員一斉にしないといけない?
- 年賀状じまいで今後の連絡方法は書いたほうがいい?
- 年賀状じまいの文章が冷たく見えないための工夫
- 年賀状じまいの文章はどのくらいの長さがいい?
- 年代別に考える年賀状じまいの伝え方
- 年賀状じまいをするとき住所録はどうする?
- 年賀状じまいをきっかけに人間関係まで整理する必要はない
- 迷ったときに使いやすい年賀状じまいの万能文例
- 年賀状じまいをする前の最終チェックリスト
- 年賀状の断り方まとめ|感謝を伝えて気持ちよく年賀状じまいをしよう
年賀状の断り方は?まず知っておきたい結論

年賀状をやめたいと思っても、
「自分からやめるのは失礼では?」
と気になり、なかなか決断できないことがあります。
しかし、年賀状をやめることと、人間関係を終わらせることは同じではありません。
伝え方を工夫すれば、相手への感謝を残しながら年賀状での挨拶を一区切りにできます。
年賀状は無理に続けなくてもよい
年賀状は新年の挨拶を伝える方法の一つです。
そのため、
「一度始めたらずっと続けなければならない」
と考える必要はありません。
生活環境が変わったり、普段の連絡方法が変わったりすれば、年賀状との付き合い方が変わることもあります。
大切なのは、やめること自体よりも、相手への配慮を忘れないことです。
「あなたへの年賀状をやめる」という印象を避ける
年賀状じまいで特に気をつけたいのが、
「あなたにはもう送りません」
という印象を与えないことです。
たとえば、
「来年からあなたへの年賀状はやめます」
と書くと、相手によっては、
「私との付き合いをやめたいということ?」
と受け取るかもしれません。
そこで、
「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただきます」
など、年賀状という習慣そのものを見直す表現にすると柔らかくなります。
「感謝・終了・今後」の3つを意識する
年賀状じまいの文章で迷ったら、
これまでの感謝
年賀状を終了すること
今後のお付き合い
の3つを意識してみましょう。
たとえば、
「長年にわたり年賀状をいただき、ありがとうございました。今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきますが、これからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします」
という流れです。
これだけでも、年賀状だけを終了することが伝わりやすくなります。
理由を詳しく説明しなくてもよい
「やめるなら、納得してもらえる理由を書かなければ」
と思うかもしれません。
ですが、細かな事情まで説明する必要はありません。
理由を入れる場合でも、
「生活スタイルの変化に伴い」
「今後は年賀状でのご挨拶を控えることにいたしました」
など、簡潔にまとめる方法があります。
無理に理由を作るより、感謝と今後の付き合いについて丁寧に伝えることを意識しましょう。
相手にも送らないでほしい場合は分かるように伝える
自分から年賀状を出すのをやめても、相手が送り続けてくれることがあります。
相手にも年賀状を控えてほしいのであれば、
「今後はどうぞお気遣いなさいませんようお願いいたします」
など、一言添えておくと伝わりやすくなります。
単に、
「来年から年賀状をやめます」
だけでは、
「自分からは出さないけれど、受け取るのは構わない」
という意味に受け取られる可能性もあります。
年賀状を断るときに大切な6つのポイント

年賀状じまいでは、難しい言葉をたくさん使う必要はありません。
それよりも、相手が読んだときに嫌な気持ちにならないよう、文章の流れを整えることが大切です。
これまでの年賀状への感謝を最初に伝える
いきなり、
「来年から年賀状をやめます」
と書くと、少し事務的な印象になりやすいでしょう。
まずは、
「毎年心のこもった年賀状をありがとうございました」
「長年にわたり新年のご挨拶をいただき、ありがとうございました」
など、これまでのやり取りへの感謝を伝えます。
感謝が最初にあるだけでも、その後の年賀状じまいの言葉を受け止めてもらいやすくなります。
年賀状を終了する意思を曖昧にしない
柔らかく伝えようとするあまり、何を伝えたいのか分からなくなることがあります。
たとえば、
「これからは年賀状も少し考えようと思っています」
だけでは、
「来年も送るのかな?」
と相手が迷ってしまうかもしれません。
年賀状じまいを決めているのであれば、
「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただきます」
など、終了すること自体は分かるようにしましょう。
特定の相手だけを断るような印象を避ける
年賀状じまいでは、
「どなた様にも」
「皆さまへの年賀状でのご挨拶を」
といった表現を使う方法もあります。
全員への年賀状を終了するのであれば、
「どなた様にも年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました」
とすれば、
「自分だけ断られたのでは?」という誤解を防ぎやすくなります。
今後も付き合いたい気持ちを添える
年賀状をやめても、相手との付き合いを続けたい場合は、その気持ちを文章に入れておきましょう。
たとえば、
「今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします」
「これからもどうぞよろしくお願いします」
などです。
友達であれば、
「これからはLINEで気軽に連絡しようね」
といった言葉でも構いません。
ネガティブな理由をそのまま書かない
本音では、
「年賀状を書くのが面倒になった」
「毎年準備するのが大変」
という理由でやめたい方もいるでしょう。
ただ、そのまま書く必要はありません。
「年賀状の準備が面倒なので、来年からやめます」
では、相手とのやり取りそのものを面倒に感じていたように見えることがあります。
理由を書くのであれば、少し柔らかい表現に整えましょう。
長い言い訳をしすぎない
相手を傷つけたくないと思うほど、説明が長くなってしまうことがあります。
しかし、あまり長く説明すると、かえって重たい印象になることもあります。
年賀状じまいは、
「感謝しています」
「年賀状での挨拶は今年で一区切りにします」
「これからもよろしくお願いします」
という内容が伝われば十分です。
年賀状じまいをする前に決めておきたいこと

実際に文章を書く前に、自分がどのような形で年賀状をやめたいのか整理しておくとスムーズです。
全員への年賀状をやめるのか一部だけやめるのか
まず考えたいのが、
「年賀状そのものを完全にやめるのか」
「やり取りする相手を減らしたいのか」
ということです。
たとえば、
親戚とは続ける
友達とはLINEへ切り替える
仕事関係の年賀状だけ終了する
といった方法もあります。
必ずしも全員一斉にやめる必要はありません。
夫婦・家族で方針を確認する
夫婦や家族連名で年賀状を出している場合は、先に家族で相談しておきましょう。
自分はやめたいけれど、配偶者は仕事関係への年賀状を続けたいというケースもあります。
その場合、家族全員で完全に終了するのではなく、それぞれ必要な相手だけ続ける方法も考えられます。
今後の連絡方法を考える
年賀状をやめた後も付き合いたい相手なら、
LINE
メール
電話
直接会う
など、別の連絡方法があります。
親しい相手であれば、
「これからはLINEでよろしくね」
と書いておくと、年賀状だけをやめることがより伝わりやすくなります。
最後の年賀状で伝えるか事前に伝えるか決める
年賀状じまいの伝え方には、
最後の年賀状に書く
年末にLINEで伝える
メールで事前に知らせる
年賀状を受け取った後に寒中見舞いなどで伝える
といった方法があります。
相手との関係やタイミングに合わせて選びましょう。
相手によって対応を変えてもよい
友達にはLINE、親戚には年賀状、目上の人には丁寧な文章など、相手によって方法を変えても構いません。
すべての人にまったく同じ対応をすることより、相手との普段の関係に合った伝え方を選ぶことが大切です。
年賀状じまいの文章はどう作る?基本の5ステップ

「自分で文章を作りたいけれど、何から書けばいいか分からない」
という方は、5つの順番で考えてみましょう。
①新年の挨拶をする
最後の年賀状で年賀状じまいを伝える場合は、まず通常どおり新年の挨拶から始めます。
年賀状じまいが本題だからといって、最初から終了の話だけを書く必要はありません。
②これまでのお付き合いへの感謝を伝える
次に、
「これまで温かい年賀状をありがとうございました」
など、感謝を伝えます。
長く付き合っている相手ほど、この一言を大切にしたいところです。
③年賀状を終了することを伝える
続いて、
「本年をもちまして、年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただきます」
など、年賀状じまいを伝えます。
柔らかさを意識しつつ、終了することが分かる文章にしましょう。
④必要なら簡単な理由を添える
理由を書きたい場合は、ここで簡潔に加えます。
ただし、理由がなくても文章は成立します。
「さまざまな事情を考え」
「生活スタイルの変化に伴い」
など、詳しく書かない方法もあります。
⑤今後のお付き合いをお願いする
最後に、
「今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします」
と結びます。
基本形は、
新年の挨拶→感謝→年賀状じまい→今後のお付き合い
と覚えておけば、相手が変わっても応用しやすいでしょう。
そのまま使いやすい年賀状の断り方・基本文例

ここからは、実際に使いやすい文例を紹介します。
相手との関係に合わせて、言葉を少し変えて使ってください。
誰にでも使いやすい基本文例
「あけましておめでとうございます。これまで長きにわたり年賀状でのご挨拶をいただき、ありがとうございました。本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただくことにいたしました。今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
丁寧でありながら、理由を細かく説明していないため、幅広い相手に使いやすい文章です。
丁寧に伝えたい場合の文例
「新年おめでとうございます。これまで毎年ご丁寧な年賀状をいただき、心より感謝申し上げます。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。今後とも変わらぬお付き合いを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
目上の人など、少し丁寧に伝えたい場合に使いやすい形です。
柔らかく伝えたい場合の文例
「あけましておめでとうございます。毎年年賀状をいただき、ありがとうございました。今年を一区切りに、これからは年賀状での新年のご挨拶を控えようと思っています。年賀状は終わりにしますが、これからも変わらずよろしくお願いします。」
友達や親しい知人なら、これくらい柔らかくてもよいでしょう。
短い文章で伝えたい場合の文例
「これまで年賀状での温かいご挨拶をありがとうございました。本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りといたします。これからもどうぞよろしくお願いいたします。」
書くスペースが少ない場合にも使いやすい文章です。
理由を書かずに年賀状じまいする文例
「長年にわたり年賀状でのお付き合いをありがとうございました。本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
年賀状をやめるのに、必ず理由が必要というわけではありません。
説明したくない事情がある場合は、無理に理由を書かなくてもよいでしょう。
今後も付き合いたいことを強調する文例
「毎年温かい年賀状をありがとう。今年を最後に年賀状での挨拶は一区切りにしようと思っています。年賀状は終わりにしますが、これからも変わらず仲良くしてくださいね。」
親しい友達なら、このくらい自然な文章でも気持ちが伝わります。
相手からの年賀状も辞退したい場合の文例
「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。今後はどうぞ年賀状のお気遣いもなさいませんようお願いいたします。これからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
相手にも送らないでほしい場合は、「お気遣いなく」という意味の文章を加えておきましょう。
年賀状の断り方を相手別に早見表で確認

年賀状じまいは、相手によって少し文章の雰囲気を変えると自然です。
| 相手 | 文面の雰囲気 | 特に意識したいこと |
|---|---|---|
| 親しい友達 | 柔らかめ | 堅苦しくしすぎない |
| 久しぶりの友達 | 丁寧+柔らかめ | これまでの感謝を伝える |
| 親戚 | 丁寧 | 今後の付き合いにも触れる |
| 上司・目上の人 | 丁寧 | カジュアルすぎない |
| 恩師 | 丁寧 | 感謝を大切にする |
| 仕事関係 | 簡潔・丁寧 | 仕事上の関係と混同しない |
同じ年賀状じまいでも、親しい友達と仕事関係者にまったく同じ文章を使う必要はありません。
ここから、相手別に詳しく見ていきます。
友達への年賀状の断り方と文例

友達の場合は、あまり堅苦しい文章にすると、かえって距離を感じさせてしまうことがあります。
普段の関係に近い言葉で伝えることを意識しましょう。
仲の良い友達への文例
「毎年年賀状ありがとう。今年で年賀状での挨拶は一区切りにしようと思っています。これからはLINEで気軽に連絡できたらうれしいです。これからもよろしくね。」
普段LINEで連絡している友達なら、今後の連絡方法も一緒に伝えると自然です。
それほど親しくない友達への文例
「これまで毎年年賀状をありがとうございました。本年を一区切りとして、今後は年賀状でのご挨拶を控えたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。」
距離がある相手の場合は、カジュアルすぎず、かといって堅くなりすぎない文章にします。
長年会っていない友達への文例
「なかなか会う機会はありませんが、毎年年賀状をいただきありがとうございました。今年をもちまして年賀状でのご挨拶は一区切りにしようと思います。またどこかでお会いできたらうれしいです。」
「会っていないからやめる」という書き方にしないことがポイントです。
昔の同級生への文例
「毎年年賀状で近況を知らせてくれてありがとう。今年を一区切りに年賀状での挨拶は終わりにしようと思っています。また機会があればゆっくり話そうね。これからもよろしくお願いします。」
昔からの友達であれば、少し思い出や近況について触れても温かい文章になります。
ママ友への文例
「毎年年賀状をありがとう。今年を一区切りに、これからは年賀状での挨拶を控えようと思っています。また会ったときにはぜひお話ししましょう。これからもよろしくお願いします。」
子どもを通じて顔を合わせる可能性がある相手なら、「また会ったときに」という一言も使いやすいでしょう。
LINEで普段やり取りしている友達への文例
「そういえば、今年で年賀状は一区切りにしようと思ってるよ。これからはLINEで新年の挨拶をさせてね。年賀状は終わりにするけど、これからも変わらずよろしくね。」
LINEなら、年賀状よりも会話に近い表現で構いません。
友達にはどこまで理由を説明する?
仲の良い友達ほど、
「どうしてやめるの?」
と聞かれる可能性があります。
その場合でも、話したくない事情まで説明する必要はありません。
「年賀状を少し整理することにしたんだ」
「これからはLINE中心にしようと思って」
など、自分が話しやすい範囲で答えれば十分でしょう。
年賀状だけの付き合いになっている人への断り方

年賀状じまいを考えるきっかけとして多いのが、
「もう何年も会っていないけれど、年賀状だけ続いている」
という関係です。
こうした相手ほど、やめるタイミングに迷うことがあります。
何年も会っていない友達の場合
長く会っていなくても、毎年年賀状を交換してきたことへの感謝は伝えましょう。
「会っていないからやめます」
と直接書くのではなく、
「これまで長年にわたり年賀状で近況を知らせてくれてありがとう」
と、これまでのつながりを肯定してから年賀状じまいを伝えます。
昔の職場の人の場合
以前の職場の同僚や上司など、退職後も年賀状だけ続いているケースがあります。
この場合も、
「これまで毎年ご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました」
と感謝したうえで、年賀状での挨拶を終了することを伝えればよいでしょう。
学生時代の知人の場合
学生時代の友達や先輩など、現在ほとんど交流がない相手もいます。
関係が薄くなっていることをわざわざ書く必要はありません。
年賀状を交換してきた時間そのものに感謝する文章にすると、穏やかに締めくくれます。
毎年ひと言だけやり取りしている場合
毎年、
「元気です」
「今年もよろしく」
という短いやり取りだけになっていても、それが長年続いている場合があります。
だからこそ、最後も簡単な一言だけで突然終わらせるより、
「長い間、毎年年賀状をありがとうございました」
と書くと丁寧です。
関係そのものを切りたいわけではない場合
年賀状じまいをすると、
「これでもう連絡しないという意味?」
と思われないか心配になることがあります。
そんなときは、
「またお会いする機会がありましたら、ぜひお話しできればうれしいです」
など、一言添えておくとよいでしょう。
年賀状という習慣をやめるだけで、人とのつながりまで終わらせる必要はありません。
親戚への年賀状の断り方と文例

親戚への年賀状じまいは、
「今後も冠婚葬祭などで顔を合わせるかもしれない」
という点から、友達以上に気を遣うことがあります。
基本は、丁寧な表現を使いながら、今後のお付き合いについても触れることです。
親戚に使いやすい基本文例
「これまで毎年温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただきます。今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
理由を書かなくても使いやすい文章です。
目上の親戚への丁寧な文例
「長年にわたり新年のご挨拶をいただき、心より感謝申し上げます。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
年上の親戚などには、少し丁寧な言葉遣いにすると安心です。
付き合いの少ない親戚への文例
「これまで年賀状でのご挨拶をいただき、ありがとうございました。本年を一区切りとして、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。」
普段ほとんど連絡を取らない親戚なら、無理に「また連絡します」と書く必要はありません。
年齢を理由にする場合
年齢とともに年賀状の準備が負担になってきた場合は、そのことを簡潔に伝える方法があります。
ただし、
「高齢だから仕方なく」
と必要以上に強調する必要はありません。
「年齢を重ねたこともあり、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました」
程度にすると自然です。
家族全体で年賀状をやめる場合
家族連名で年賀状を出している場合は、
「家族で相談し、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとすることにいたしました」
と伝える方法があります。
家族全体の方針だと分かるため、個人的に相手を避けている印象にもなりにくいでしょう。
親の年賀状を家族が整理する場合
親が自分で年賀状を準備することが難しくなり、家族が整理することもあります。
その場合は、本人の意向を確認できるのであれば尊重しながら、
「今後の年賀状でのご挨拶について家族で相談し、本年を一区切りとさせていただくことになりました」
などと伝える方法があります。
親戚付き合いを続けたいことを伝える文例
「年賀状でのご挨拶は本年を一区切りといたしますが、これからも親戚として変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
親戚の場合は、この一文があるだけでも安心感が違います。
上司・恩師・目上の人への年賀状の断り方

目上の人には、友達に送るようなカジュアルな表現ではなく、少し丁寧に伝えます。
ただし、難しい言葉をたくさん並べる必要はありません。
現在の上司への文例
「旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。今後とも変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。」
現在も仕事で関係が続いている場合は、年賀状をやめても仕事上の関係には影響しないことが分かる文章にします。
以前の上司への文例
「在職中は大変お世話になり、その後も毎年ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました。本年を一区切りとして、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。これからもお元気でお過ごしください。」
以前の上司には、これまでお世話になったことへの感謝を入れると自然です。
恩師への文例
「長年にわたり温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。先生からいただくお便りを毎年うれしく拝見しておりました。本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただきますが、これからも先生のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。」
恩師には、年賀状だけでなく、これまでのお付き合いへの感謝を丁寧に伝えたいところです。
目上の知人への文例
「これまで毎年ご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます。」
相手との具体的な関係が書きにくい場合にも使いやすいでしょう。
失礼に見えにくい表現
目上の人に対しては、
「年賀状やめます」
よりも、
「年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます」
「一区切りとさせていただきます」
といった表現のほうが穏やかです。
カジュアルすぎる表現は避ける
「来年から年賀状なしでお願いします!」
など、友達なら使える表現でも、目上の人には軽く見えることがあります。
普段の関係を考えながら、相手に合った丁寧さを意識しましょう。
仕事関係・取引先への年賀状の断り方

仕事関係の場合は、個人間の年賀状じまいなのか、会社として年賀状を廃止するのかによって意味が変わります。
まず、その点をはっきりさせておきましょう。
仕事関係者への基本文例
「旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
年賀状をやめても、仕事上の関係はこれまで通りだと分かるようにします。
取引先への文例
会社として年賀状を廃止する場合は、個人の判断で文面を決めず、会社の方針や決められた案内文を確認しましょう。
取引先とのやり取りでは、会社としての正式な対応が優先されます。
個人的に付き合いのある仕事関係者への文例
仕事で知り合った後、個人的にも親しくなっている相手なら、少し柔らかい文章でもよいでしょう。
「これまで毎年年賀状をありがとうございました。今年を一区切りに年賀状でのご挨拶は控えようと思っています。これからも仕事でもプライベートでもよろしくお願いします。」
など、実際の関係性に合わせます。
会社として年賀状を終了する場合
会社の年賀状廃止について個人で案内する場合は、
「弊社では今後、年賀状によるご挨拶を控えさせていただくこととなりました」
など、会社としての方針であることが分かるようにします。
個人として終了する場合
会社は年賀状を続けているものの、自分個人ではやめるケースもあります。
その場合は会社全体の方針と誤解されないよう、
「私個人といたしましては」
など、必要に応じて区別して伝えると分かりやすいでしょう。
家族・夫婦で年賀状じまいするときの伝え方

家族連名で年賀状を出している場合は、「誰が年賀状をやめるのか」が分かりにくくなることがあります。
事前に家族で話しておきましょう。
夫婦連名で年賀状を出している場合
夫婦そろってやめるのであれば、
「夫婦で相談し、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとすることにいたしました」
などと伝えられます。
家族全員で年賀状をやめる場合
「家族で相談し、今後は年賀状による新年のご挨拶を控えさせていただくことにいたしました」
とすれば、家族全体の方針だと分かります。
夫婦の片方だけ年賀状をやめる場合
夫婦それぞれに異なる付き合いがあるなら、無理に一緒にやめる必要はありません。
片方は親戚や仕事関係へ送り続け、もう片方は友達への年賀状を終了する方法もあります。
子どもの成長をきっかけにやめる場合
子どもが小さいころは家族写真入りの年賀状を送っていたものの、成長をきっかけにやめたいという場合もあります。
その場合も、
「子どもが大きくなったので」
と詳しく説明する必要はなく、
「生活の変化を機に」
などと簡潔にまとめられます。
家族によって付き合いが違う場合
家族全員が同じ相手と付き合っているとは限りません。
年賀状じまいを機に、
「誰とのやり取りを残すか」
を一度整理しておくと、翌年になって迷いにくくなります。
「年賀状を送りたい」と言われたときの断り方

まだ年賀状交換をしていない相手から、
「年賀状を送りたい」
と言われることもあります。
始めたくないのであれば、その場で柔らかく断って構いません。
「年賀状送ってもいい?」と聞かれた場合
「ありがとう。でも、うちは年賀状のやり取りをしていないんです。気持ちだけありがたく受け取らせてくださいね。」
これなら、相手の「送りたい」という気持ちを否定せずに断れます。
「住所を教えて」と言われた場合
年賀状を送る目的で住所を聞かれた場合は、
「ありがとう。今は年賀状のやり取りをしていないので、住所は大丈夫ですよ」
と答える方法があります。
住所を教えたくないのであれば、無理に教える必要はありません。
「年賀状交換しよう」と誘われた場合
「誘ってくれてありがとう。でも年賀状は増やさないようにしているんです。会ったときに新年の挨拶をさせてくださいね。」
まず「ありがとう」と返してから断ると柔らかくなります。
職場の人から聞かれた場合
「ありがとうございます。ただ、個人的な年賀状のやり取りはしていないんです。お気遣いなくお願いします。」
職場では、必要以上に個人的な事情を説明しなくてもよいでしょう。
子どもの友達の保護者から聞かれた場合
「ありがとうございます。でも、わが家は年賀状のやり取りをしていないんです。また会ったときに新年のご挨拶をさせてくださいね。」
今後も顔を合わせる相手なので、明るく柔らかく伝えることを意識します。
一度断ったのに再び聞かれた場合
一度断ったのであれば、新しい理由を考える必要はありません。
「お気持ちはうれしいのですが、年賀状のやり取りはしていないんです」
と、同じ方針を丁寧に伝えれば十分です。
相手にも年賀状を送らないでほしいときの伝え方

自分から年賀状を出すことだけをやめたいのか、相手から届く年賀状も辞退したいのかによって、文章は少し変わります。
相手からの年賀状も辞退することを柔らかく伝える
使いやすいのは、
「今後はどうぞ年賀状のお気遣いもなさいませんようお願いいたします」
という形です。
「送らないでください」と直接書かず、相手の負担を気遣う形で伝えられます。
友達へのカジュアルな文例
「今年で年賀状は卒業しようと思ってるよ。来年からは私への年賀状も気にしないでね。これからはLINEでよろしく!」
親しい相手なら、ここまで柔らかくても自然でしょう。
親戚への丁寧な文例
「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただきます。今後はどうぞ年賀状のお気遣いもなさいませんようお願いいたします。これからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
目上の人への文例
「誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます。今後はどうぞ年賀状のお気遣いをなさいませんようお願い申し上げます。」
相手に失礼にならないよう、丁寧にまとめます。
「返信不要」だけでは分かりにくいこともある
「返信不要」と書いても、
「今回だけ返事はいらない」
という意味に受け取られることがあります。
今後の年賀状そのものを辞退したいなら、
「今後は年賀状のお気遣いもなさいませんよう」など、翌年以降について分かる文章にしましょう。
「お気遣いなさいませんよう」を使う場合
この表現は便利ですが、それだけでは何への気遣いなのか分かりにくい場合があります。
「今後は年賀状につきましても、どうぞお気遣いなさいませんよう」
など、年賀状についての話だと分かるようにすると親切です。
年賀状をやめる理由は何と書けばいい?

年賀状じまいで特に悩みやすいのが、
「やめる理由をどう書けばいい?」
ということです。
そもそも理由を書かなくてもいい?
必ずしも詳しい理由を書く必要はありません。
年賀状じまいは、
「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りといたします」
だけでも伝えられます。
理由よりも、これまでの感謝と今後の付き合いを丁寧に伝えることを大切にしましょう。
年齢を理由にする場合
年齢を理由にするなら、
「年齢を重ねたこともあり、年賀状でのご挨拶を本年で一区切りとさせていただくことにいたしました」
などと伝えられます。
年齢を必要以上に強調する必要はありません。
生活環境の変化を理由にする場合
「生活環境の変化を機に、年賀状でのご挨拶を見直すことにいたしました」
という表現なら、詳しい事情を書かずに済みます。
引っ越しや仕事など、具体的な事情を知られたくない場合にも使いやすいでしょう。
連絡方法の変化を理由にする場合
普段LINEやメールを利用しているなら、
「今後はLINEなどでご挨拶させていただければと思い、年賀状は本年で一区切りとすることにしました」
と伝える方法があります。
家族で相談して終了する場合
「家族で相談し、今後は年賀状でのご挨拶を控えることにいたしました」
とすれば、家族としての方針だと伝えられます。
年賀状の準備が負担になってきた場合
「年賀状を書くのが大変だから」
とそのまま書くより、
「今後の生活を考え、年賀状でのご挨拶を一区切りとすることにいたしました」
など、柔らかくまとめる方法があります。
特に理由を書きたくない場合
理由を書かず、
「誠に勝手ながら」
と前置きするだけでも十分です。
個人的な事情を詳しく説明することより、相手に失礼のない形で意思を伝えることを優先しましょう。
角が立ちにくい年賀状じまいの言い換え表現

年賀状じまいでは、同じ意味でも表現を少し変えるだけで印象が柔らかくなります。
| 直接的に聞こえやすい表現 | 柔らかい言い換え |
|---|---|
| 年賀状をやめます | 年賀状でのご挨拶を一区切りといたします |
| もう年賀状は出しません | 今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます |
| 送らないでください | 今後はどうぞ年賀状のお気遣いなさいませんよう |
| 年賀状を書くのが面倒です | 今後の生活を考え、年賀状でのご挨拶を見直すことにいたしました |
| あなたには送りません | どなた様にも年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます |
| 今年で最後です | 本年をもちまして一区切りとさせていただきます |
柔らかくても意思は曖昧にしすぎない
相手に配慮するあまり、
「これから年賀状はどうしようかなと思っています」
とすると、やめるのか続けるのか分かりません。
柔らかい言葉を使いつつ、「一区切りにする」「控える」など、意思が伝わる表現を選びましょう。
相手との関係に合わせて言葉を選ぶ
友達に、
「年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます」
では、少し堅く感じるかもしれません。
反対に、目上の人へ、
「年賀状は今年で終わりね」
ではカジュアルすぎる場合があります。
大切なのは、決まった文章をそのまま使うことではなく、普段の関係に合った言葉に整えることです。
年賀状じまいはいつ伝える?タイミング別の考え方

年賀状じまいは、伝えるタイミングにもいくつか選択肢があります。
最後の年賀状で伝える
分かりやすいのは、最後に出す年賀状の中で、
「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りといたします」
と伝える方法です。
新年の挨拶と一緒に自然に知らせることができます。
年末に事前に伝える
親しい相手なら、年賀状を準備する前に、
「今年から年賀状をやめることにしたよ」
と伝える方法もあります。
相手が自分宛ての年賀状を準備する前に伝えられる点がメリットです。
LINEやメールで先に伝える
普段LINEやメールで連絡している相手なら、その流れで伝えてもよいでしょう。
年賀状だけのために改まった連絡をするより、普段の連絡方法を使ったほうが自然なこともあります。
年賀状が届いてから伝える
自分は出していなかったものの、相手から年賀状が届くこともあります。
その場合は、年賀状を受け取ったことへのお礼を伝えたうえで、今後は年賀状での挨拶を控えることを知らせる方法があります。
寒中見舞いで伝える
年賀状を受け取った後なら、寒中見舞いなどを利用して年賀状じまいを伝える方法も考えられます。
ただし、寒中見舞いには送る時期がありますので、実際に出す際はその年の暦や地域の習慣なども確認しましょう。
年賀状を出し忘れた後に伝える
「今年出せなかったから、そのままフェードアウトしよう」
と思うこともあるかもしれません。
親しい相手や長年やり取りしてきた相手には、一言伝えておいたほうが、お互いにすっきりすることがあります。
LINE・メールで年賀状を断っても大丈夫?

年賀状じまいは、必ずはがきで伝えなければならないものではありません。
普段からLINEやメールを使っている相手なら、その方法のほうが自然なこともあります。
親しい友達ならLINEでも伝えやすい
普段ほとんどの連絡をLINEでしている友達に、年賀状じまいだけ改まったはがきで伝える必要はないでしょう。
いつもの会話の中で、
「今年から年賀状はやめることにしたよ」
と伝えることもできます。
LINEで伝える基本文例
「毎年年賀状ありがとう。今年から年賀状は一区切りにすることにしたよ。これからはLINEで新年の挨拶をさせてね。来年から私への年賀状も気にしなくて大丈夫だよ。これからもよろしくね。」
相手にも送らなくてよいことまで伝えられます。
メールで伝える基本文例
「毎年年賀状をいただき、ありがとうございます。このたび年賀状でのご挨拶を一区切りとすることにいたしました。今後はメールなどでご挨拶できればと思っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。」
LINEより少し丁寧な文章にしたい場合にも使いやすいでしょう。
グループLINEで伝えるときの注意点
グループLINEで、
「みんな、来年から年賀状いらないからね!」
と一斉に伝えると、人によっては少し強く感じるかもしれません。
グループ内の関係性にもよりますが、
「私は今年から年賀状を一区切りにすることにしました。これからはLINEでよろしくね」
など、自分の方針として伝えると柔らかくなります。
目上の人には関係性を考えて方法を選ぶ
目上の人だから必ずはがき、というわけではありません。
普段からメールでやり取りしている相手なら、メールが自然なこともあります。
「どの方法が正解か」ではなく、普段どのように連絡を取っているかを基準に考えるとよいでしょう。
はがきとLINEを使い分ける
親戚には最後の年賀状で伝え、友達にはLINEで知らせるなど、相手ごとに使い分けても構いません。
年賀状じまいでは「全員同じ方法」にこだわらなくても大丈夫です。
寒中見舞いで年賀状じまいを伝える方法

「自分は年賀状を出していなかったけれど、相手から届いた」
というときは、寒中見舞いなどでお礼と年賀状じまいを伝える方法があります。
寒中見舞いで伝えるのが向いているケース
たとえば、
年賀状を出していなかった
相手から年賀状が届いた
年賀状じまいを事前に伝えていなかった
といった場合です。
相手からの年賀状を無視する形にしたくないときに使いやすいでしょう。
寒中見舞いの基本的な文章構成
基本的には、
寒中見舞いの挨拶
年賀状へのお礼
年賀状じまいについて
相手への気遣い
という流れで考えるとまとめやすくなります。
一般的な文例
「寒中お見舞い申し上げます。ご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。これからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
友達への柔らかい文例
「年賀状ありがとう。今年から年賀状での挨拶は一区切りにすることにしました。伝えるのが遅くなってごめんね。これからはLINEなどで気軽に連絡できたらうれしいです。これからもよろしくね。」
親戚への文例
「寒中お見舞い申し上げます。ご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。本年より年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
目上の人への文例
「寒中お見舞い申し上げます。ご丁寧な年頭のご挨拶をいただき、誠にありがとうございました。勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。今後とも変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。」
年賀状をもらった後に伝える文例
年賀状じまいを伝えていなかったのであれば、
「お知らせが遅くなりましたが」
と添えてもよいでしょう。
ただし、何度も謝る必要はありません。
年賀状へのお礼と今後の方針が伝われば十分です。
年賀状じまいをした後の新年の挨拶はどうする?

年賀状をやめた後、
「LINEで『あけましておめでとう』と送ったら、年賀状じまいした意味がない?」
と迷う方もいるでしょう。
年賀状をやめることと、新年の挨拶そのものをやめることは別です。
LINEで「あけましておめでとう」と送ってもよい?
年賀状を終了した後でも、LINEで新年の挨拶をすることはできます。
むしろ、
「年賀状はやめたけれど、これからも付き合いたい」
という気持ちが自然に伝わります。
メールで新年の挨拶をする場合
メールで、
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
と伝える方法もあります。
年賀状じまいをしたからといって、新年に一切連絡してはいけないわけではありません。
SNSで挨拶する場合
普段SNSで交流している相手なら、新年の投稿やメッセージを通じて挨拶することもあるでしょう。
年賀状をやめた後は、自分たちが負担なく続けられる方法を選べばよいのです。
直接会ったときは普通に挨拶してよい
年明けに会った相手には、もちろん普通に新年の挨拶をして構いません。
「年賀状をやめたから挨拶もしない」
と考える必要はありません。
年賀状をやめても人付き合いまでやめる必要はない
ここが年賀状じまいで一番大切なポイントかもしれません。
終了するのは、あくまで年賀状という一つの連絡方法です。
会う、電話する、LINEする、メールするなど、人とのつながりにはさまざまな形があります。
年賀状じまいをしたのに年賀状が届いたらどうする?

年賀状じまいを伝えても、翌年に年賀状が届くことがあります。
そんなときも慌てる必要はありません。
初めて届いた場合
相手が年賀状じまいを知らなかったのであれば、届くのは自然なことです。
お礼を伝えるとともに、
「今後は年賀状でのご挨拶を控えています」
と知らせればよいでしょう。
こちらから伝え忘れていた場合
伝え忘れていたなら、
「お知らせが遅くなってしまいましたが」
と一言添えます。
相手が悪いわけではないので、
「年賀状じまいしたのに届いた」
という言い方にならないようにしましょう。
返事を出したい場合
届いた年賀状に返事をしたいのであれば、返信すること自体が年賀状じまいを取り消すという意味になるわけではありません。
今回のお礼を伝えながら、今後について知らせる方法があります。
寒中見舞いで改めて伝える場合
年賀状を出す時期を過ぎている場合などは、寒中見舞いで伝える方法もあります。
相手から届いた年賀状への感謝も一緒に書きましょう。
翌年も年賀状が届いた場合
すでに年賀状じまいを伝えているのに届いた場合、相手が忘れている可能性もあります。
また、相手自身が、
「返事はいらないけれど送りたい」
と考えていることもあります。
すぐに「伝わっていない」と決めつけず、状況に合わせて対応しましょう。
毎年届く場合はもう一度伝える?
受け取ること自体が負担になっているのであれば、
「以前にもお伝えしましたが、どうぞ今後は年賀状のお気遣いなくお願いします」
と改めて伝える方法があります。
一方、相手が返事を求めず送っているだけで、自分も気にならないのであれば、必ずしも毎年断り続ける必要はありません。
相手から年賀状じまいを伝えられたらどう返す?

自分が年賀状じまいをするだけでなく、相手から先に伝えられることもあります。
返事は必ず必要?
必ず返信しなければならないわけではありません。
ただ、親しい相手であれば、
「知らせてくれてありがとう」
と一言返すと、お互いに気持ちよく一区切りにできます。
親しい友達への返信
「教えてくれてありがとう。年賀状のことは気にしないでね。これからもLINEでよろしく!」
これくらい短くても十分です。
親戚への返信
「ご丁寧にお知らせいただきありがとうございます。年賀状の件、承知しました。これからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
目上の人への返信
「ご丁寧にお知らせいただき、ありがとうございます。承知いたしました。今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
相手の判断を尊重する文章にします。
LINEで返す場合
LINEなら、
「了解しました。知らせてくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします」
程度でもよいでしょう。
翌年から年賀状を送らないようにする
相手が年賀状じまいを伝えてきた場合は、翌年以降こちらからも年賀状を送らないようにしておくと安心です。
住所録や年賀状リストなどにメモしておくと、翌年になって迷いにくくなります。
年賀状じまいを伝えた後に気まずくならないためには?

「年賀状じまいを伝えたら、相手がどう思うだろう」
という不安から、なかなか言い出せない方もいるでしょう。
相手から何か言われた場合の返し方も考えておくと安心です。
年賀状をやめる理由を聞かれた場合
詳しく話したくないのであれば、
「少し年賀状を整理することにしたんです」
「これからは別の方法で挨拶しようと思って」
など、短く答えて構いません。
「私だけ?」と聞かれた場合
全員への年賀状をやめるのであれば、
「ううん、今年から年賀状自体をやめることにしたんだ」
と伝えれば誤解を解きやすくなります。
一部の人だけ整理している場合でも、誰に送る・送らないを詳しく説明する必要はありません。
「寂しい」と言われた場合
「そう言ってくれてありがとう。年賀状は終わりにするけど、これからも連絡しようね」
など、相手の気持ちを受け止めながら今後について伝えるとよいでしょう。
「私はこれからも送るね」と言われた場合
相手が、
「返事はいらないから送りたい」
と考える場合もあります。
受け取っても問題ないのであれば、
「ありがとう。こちらからは出さないけれど、それでもよければ」
と伝える方法があります。
受け取り自体を辞退したいのであれば、
「気持ちはとてもうれしいけれど、これからは本当にお気遣いなくね」
と改めて伝えましょう。
普段の付き合いはこれまで通りでよい
年賀状じまいをした翌日に会ったとしても、特別に気まずく考える必要はありません。
これまで通り話したり、連絡したりすればよいでしょう。
無理に相手と考えを合わせなくてもよい
年賀状を大切にしている人もいれば、やめたいと考える人もいます。
どちらが正しいということではありません。
自分はやめる、相手は続けるという違いがあっても、お互いの考えを尊重できれば問題ありません。
年賀状を断るときに避けたいNG行動

年賀状じまいは、ちょっとした言葉の違いで印象が変わります。
ここでは避けたい伝え方を確認しておきましょう。
「面倒だから」とそのまま伝える
本当の理由が「面倒」だったとしても、そのまま書くと、
「自分とのやり取りが面倒だったのかな」
と思わせてしまう可能性があります。
相手に伝える必要のない本音まで、すべて正直に書く必要はありません。
相手だけを対象にしているように書く
「来年からあなたには送りません」
という書き方は避けたほうが無難です。
年賀状という習慣を終了する形で伝えると柔らかくなります。
何も伝えず突然終了する
すべての相手に必ず年賀状じまいを知らせなければならないわけではありません。
ただ、長年やり取りしてきた人や親しい人の場合は、
「今年は届かないけれど、何かあったのかな?」
と心配されることがあります。
気になる相手には、一言伝えておくと安心です。
理由を長々と説明する
年賀状をやめる理由について何行も説明すると、かえって相手に気を遣わせてしまうことがあります。
説明は必要な範囲にとどめましょう。
曖昧すぎて年賀状じまいだと伝わらない
「今後は年賀状も少し考えたいと思います」
だけでは、翌年どうすればよいか相手が迷います。
やめることを決めているなら、その点は明確にしましょう。
「返信不要」だけで済ませる
「返信不要」は、その年の返事だけを指しているようにも読めます。
翌年以降の年賀状を辞退したいのであれば、そのことが分かる文章を入れましょう。
今後の付き合いまで拒絶するような文章にする
年賀状だけをやめたいのであれば、
「これをもちましてお付き合いも終了します」
という印象にならないよう注意します。
「今後ともよろしくお願いします」の一言があるだけでも印象は変わります。
誰に対しても同じ文面を使う
同じ文章を基本にしても構いませんが、親しい友達と目上の人では適した言葉遣いが異なります。
最後に一度、
「この相手にこの文章で不自然ではないかな?」
と読み直してみましょう。
年賀状じまいでありがちな失敗と対処法

丁寧に準備しても、
「うまく伝わらなかった」
ということはあります。
そんなときも、必要に応じて補足すれば大丈夫です。
年賀状じまいだと伝わらなかった
文章を柔らかくしすぎて、年賀状じまいだと分からなかった場合は、
「分かりにくくてごめんなさい。来年からは年賀状での挨拶を控える予定です」
と伝え直しましょう。
相手から翌年も年賀状が届いた
相手が忘れていたり、気づかなかったりすることがあります。
責めるのではなく、必要であればもう一度柔らかく伝えます。
一部の相手へ伝え忘れた
年賀状を何十枚もやり取りしていると、伝え忘れる相手が出ることもあります。
後から気づいた場合は、その時点で知らせればよいでしょう。
文章が堅くなりすぎた
後から、
「なんだか絶縁状みたいになってしまった」
と感じることもあります。
親しい相手なら、
「年賀状はやめるけど、これからも普通に連絡してね」
とLINEなどで一言フォローできます。
特定の相手だけを断ったように受け取られた
誤解された場合は、
「あなたにだけという意味ではなくて、年賀状自体を整理することにしたんだ」
と説明しましょう。
年賀状じまい後にやっぱり送りたくなった
一度年賀状じまいをしたからといって、二度と年賀状を送ってはいけないわけではありません。
久しぶりに年賀状を送りたい相手ができたなら、自分の気持ちに合わせて再開してもよいでしょう。
年賀状の断り方に関するよくある質問

最後に、年賀状じまいについて迷いやすいことをQ&A形式でまとめます。
Q1.年賀状を突然やめるのは失礼?
相手との関係によります。
普段からほとんど交流がない相手であれば、自然にやり取りが終わることもあります。
一方、長年毎年やり取りしてきた相手や親しい相手には、一言伝えておくと丁寧でしょう。
Q2.年賀状じまいに理由は必要?
必須ではありません。
「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りといたします」
と伝えるだけでも構いません。
Q3.何歳くらいから年賀状じまいをするもの?
決まった年齢はありません。
年齢にかかわらず、自分の生活や連絡方法に合わせて考えればよいでしょう。
Q4.若くても年賀状じまいしていい?
もちろん、年賀状じまいは年齢だけを理由に行うものではありません。
普段の連絡がLINEやメール中心になったなど、自分に合った方法へ切り替えることもできます。
Q5.「年賀状じまい」という言葉をそのまま使っていい?
親しい相手との会話などでは使いやすい言葉です。
一方、目上の人への文章では、
「年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただきます」
などの表現にすると、より丁寧な印象になります。
Q6.「年賀状を卒業します」は失礼?
親しい友達であれば柔らかい表現として使いやすいでしょう。
ただし、目上の人や仕事関係では少しカジュアルに感じられる場合があるため、相手に合わせて使い分けます。
Q7.LINEだけで伝えてもいい?
普段からLINEでやり取りしている相手なら、LINEで伝える方法もあります。
特に友達などには自然でしょう。
Q8.全員ではなく一部の人だけやめてもいい?
一部だけ整理する方法もあります。
親戚は続ける、友達はLINEへ切り替えるなど、自分に合った形を選べます。
ただし、相手にわざわざ「ほかの人には送っています」と説明する必要はありません。
Q9.相手からも送ってほしくない場合は?
「今後はどうぞ年賀状のお気遣いなさいませんよう」
など、相手からの年賀状も辞退することが分かる一文を加えます。
Q10.一度やめた年賀状を再開してもいい?
再開しても構いません。
生活や気持ちは変わるものなので、「一度やめたから二度と出せない」と考える必要はありません。
Q11.年賀状をやめても新年の挨拶をしていい?
もちろん構いません。
LINE、メール、電話、直接会ったときなど、自分に合った方法で新年の挨拶ができます。
Q12.喪中の年に年賀状じまいを伝えたい場合は?
喪中の案内と年賀状じまいは、それぞれ意味が異なります。
一度に伝えるか別の機会にするか迷う場合は、相手との関係や伝える時期を考えて判断しましょう。
無理に一つの文章へ多くの内容を詰め込まず、必要であれば年賀状じまいについて改めて伝える方法もあります。
年賀状じまいをする前の最終チェックリスト

文章が完成したら、送る前に一度確認してみましょう。
□ これまでの年賀状への感謝が入っている
□ 年賀状での挨拶を終了することが分かる
□ 「あなたと付き合いたくない」という文章になっていない
□ 理由を必要以上に詳しく書いていない
□ 今後も付き合いたい相手には、その気持ちを書いている
□ 相手にも送らないでほしい場合は、そのことが分かる
□ 相手との関係に合った言葉遣いになっている
□ 友達に対して堅苦しすぎる文章になっていない
□ 目上の人に対してカジュアルすぎる文章になっていない
□ 読み返したときに冷たい印象になっていない
全部を完璧にする必要はありません。
迷ったときは、
「自分がこの文章を受け取ったら、どんな気持ちになるかな?」
と考えて読み返してみると、言葉を整えやすくなります。
まとめ|年賀状の断り方は感謝を伝えて気持ちよく一区切りにしよう

年賀状をやめたいと思っても、
「失礼にならないかな」
「相手を傷つけないかな」
「長年続けてきたのに、急にやめてもいいのかな」
と悩んでしまうものです。
特に友達や親戚、上司、恩師など、大切にしたい相手ほど伝え方に迷うでしょう。
そんなときは、難しく考えすぎなくても大丈夫です。
年賀状じまいの基本は、
これまでの年賀状への感謝を伝える
年賀状での挨拶を終了することを伝える
今後も付き合いたい気持ちを添える
という3点です。
たとえば、
「これまで毎年温かい年賀状をありがとうございました。本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただきます。今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
という形なら、理由を細かく書かなくても気持ちを伝えられます。
親しい友達なら、
「これからはLINEでよろしくね」
と、もっと柔らかくしてもよいでしょう。
反対に、上司や恩師など目上の人には、
「年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます」
など、少し丁寧な表現を使うと安心です。
また、自分が年賀状を出さないだけではなく、相手にも送らないでほしい場合は、
「今後はどうぞ年賀状のお気遣いなさいませんよう」
と添えておくと意図が伝わりやすくなります。
そして覚えておきたいのが、年賀状をやめることと、人との付き合いをやめることは別だということです。
年賀状をやめても、
LINEで話す
メールを送る
電話をする
直接会って新年の挨拶をする
といった方法で、これまで通り付き合うことができます。
長く続けてきた年賀状だからこそ、終わらせるときにも少し気を遣います。
しかし、「やめることを申し訳なく思う」ことばかりに意識を向ける必要はありません。
これまで年賀状を送り合ってきた時間に感謝し、その気持ちを言葉にして伝えることが大切です。
相手との関係に合った言葉を選びながら、無理のない形で年賀状との付き合い方を見直してみてくださいね。
年賀状じまいは全員一斉にしないといけない?
年賀状じまいというと、
「年賀状を出している人全員に対して、一斉にやめなければいけないの?」
と思う方もいるかもしれません。
ですが、必ずしもすべての相手との年賀状交換を同時に終了する必要はありません。
人によって付き合い方は違います。
普段からLINEで連絡している友達もいれば、年賀状が大切な連絡手段になっている親戚もいるでしょう。
そのため、自分の状況に合わせて整理していく方法もあります。
一部の人だけ年賀状をやめることもできる
「年賀状を全部やめるほどではないけれど、枚数を少し減らしたい」
という場合もあるでしょう。
たとえば、
友達とはLINEへ切り替える
仕事関係の年賀状を整理する
昔の知人との年賀状を一区切りにする
親戚との年賀状だけは続ける
という方法があります。
大切なのは、自分が無理なく続けられる形を考えることです。
友達だけLINEへ切り替える場合
普段からLINEで頻繁に話している友達の場合、
「年賀状を送らなくても、いつでも連絡できる」
と感じることがあります。
そんなときは、
「今年で年賀状は一区切りにするね。これからはLINEで新年の挨拶をさせてね」
と伝えると自然です。
年賀状がなくなっても普段の交流が続くため、相手も受け入れやすいでしょう。
親戚だけ年賀状を続ける場合
友達とはLINEへ移行し、親戚だけ年賀状を続けるという方法もあります。
特に、普段なかなか会えない親戚の場合、年賀状が近況を知らせるきっかけになっていることもあります。
「年賀状じまいをするなら全員に同じ対応をしなければ」と考えなくても大丈夫です。
仕事関係だけ終了する場合
仕事上の連絡はメールなどで十分に取れているため、仕事関係の年賀状だけ整理したいケースもあります。
ただし、会社として年賀状を送っている場合は、自分だけの判断で変更できないことがあります。
会社の方針や職場のルールを確認しましょう。
相手によって対応を変えるときの注意点
一部の人だけ年賀状じまいをするときは、
「○○さんには送っているけれど、あなたには送りません」
と比較する必要はありません。
相手ごとの付き合い方はそれぞれです。
年賀状をやめる相手には、その人とのこれまでのやり取りへの感謝を伝えれば十分でしょう。
年賀状じまいで今後の連絡方法は書いたほうがいい?
年賀状をやめるとき、
「これからはLINEでお願いします」
など、今後の連絡方法を書いたほうがよいのか迷うことがあります。
これは、相手との関係によって決めて構いません。
LINEでつながっている相手の場合
普段からLINEで連絡しているのであれば、
「これからはLINEでよろしくね」
と一言入れると自然です。
相手も、
「年賀状はやめても、付き合いは今まで通りなんだ」
と理解しやすくなります。
メールで連絡できる相手の場合
LINEを使っていない相手でも、メールで連絡できることがあります。
その場合は、
「今後はメールなどでご挨拶できればと思っております」
と伝えてもよいでしょう。
ただし、普段ほとんどメールをしない相手に無理に書く必要はありません。
電話でやり取りする相手の場合
親戚など、普段は電話で話すことが多い相手なら、
「またお電話などで近況をお話しできればうれしいです」
と添える方法もあります。
年賀状以外のつながりがあることを伝えられます。
連絡先をあえて書かなくてもよい
年賀状じまいをするからといって、必ず新しい連絡方法を知らせなければならないわけではありません。
普段ほとんど連絡を取っていない相手なら、
「今後ともよろしくお願いいたします」
とだけ書く方法もあります。
無理にLINEのIDやメールアドレスなどを知らせる必要はありません。
「今後はLINEで」と伝える文例
親しい相手なら、
「今年で年賀状は一区切りにするね。これからはLINEで気軽に連絡できたらうれしいです。今後ともよろしくね。」
といった文章が使いやすいでしょう。
年賀状をやめることよりも、
「連絡方法を変える」
という印象になります。
年賀状じまいの文章が冷たく見えないための工夫

丁寧な文章を書いたつもりでも、
「なんとなく事務的に見える」
「絶縁するような文章になってしまった」
と感じることがあります。
そんなときは、少し表現を工夫してみましょう。
「最後」「終了」を繰り返さない
「今年が最後です」
「年賀状を終了します」
「来年から送りません」
といった言葉を何度も入れると、強い印象になります。
年賀状じまいについて伝える文章は、一度はっきり書けば十分です。
その前後には、感謝や今後の付き合いについて書きましょう。
相手への感謝を具体的に入れる
「ありがとうございました」だけでも構いませんが、相手によっては少し具体的にすると温かくなります。
たとえば、
「毎年ご家族の近況を拝見するのを楽しみにしていました」
「いつも温かいメッセージをありがとうございました」
などです。
ただし、すべての相手に同じ文章を書く必要はありません。
特に大切な相手だけ、手書きで一言加える方法もあります。
「今後ともよろしく」を添える
年賀状だけをやめるのであれば、
「今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします」
という一文が使いやすいでしょう。
友達なら、
「これからもよろしくね」
だけでも十分です。
この一言があることで、人間関係そのものを終了するわけではないと伝わりやすくなります。
事務的すぎる文章を避ける
「年賀状送付を本年度で終了いたします」
だけでは、通知のような印象になってしまいます。
個人間の年賀状であれば、
「これまで毎年温かい年賀状をありがとうございました」
など、気持ちが伝わる言葉を加えましょう。
相手に合わせて文章の温度感を変える
同じ年賀状じまいでも、
友達
親戚
恩師
上司
仕事関係
では、適した文章が異なります。
大切なのは「最も丁寧な文章」を選ぶことではありません。
その相手との普段の関係に合った文章を選ぶことです。
年賀状じまいの文章はどのくらいの長さがいい?

年賀状じまいを伝えようとすると、
「きちんと説明しなければ」
と思い、文章が長くなってしまうことがあります。
しかし、長ければ丁寧というわけではありません。
短すぎると意図が伝わらないことがある
たとえば、
「今年で年賀状は最後にします」
だけでは、少し唐突に見えるかもしれません。
短くまとめる場合でも、
感謝
年賀状じまい
今後について
の3点を意識するとよいでしょう。
長すぎる説明も必要ない
反対に、
「なぜ年賀状をやめようと思ったのか」
を何段落にもわたって説明する必要もありません。
相手によっては、
「そんなに申し訳なく思わなくてもいいのに」
とかえって気を遣うことがあります。
年賀状に収まりやすい文章を意識する
最後の年賀状で伝えるなら、通常の新年の挨拶や近況を書くスペースも必要です。
年賀状じまいだけで紙面をいっぱいにする必要はありません。
数行程度にまとめ、必要なら手書きの一言を添えると読みやすくなります。
LINEなら短くても伝えやすい
LINEでは、
「今年から年賀状は一区切りにすることにしたよ。これからはLINEでよろしくね!」
という短い文章でも十分伝わることがあります。
普段の会話の延長として伝えられるからです。
目上の人には少し丁寧にまとめる
目上の人には、
感謝
年賀状じまい
今後の挨拶
を一つずつ丁寧に書くと安心です。
ただし、難しい言葉を無理に使う必要はありません。
相手が読みやすい文章を心がけましょう。
年代別に考える年賀状じまいの伝え方

年賀状じまいというと、
「高齢になった人がするもの」
というイメージを持つ方もいるかもしれません。
ですが、年賀状との付き合い方を見直すタイミングは人それぞれです。
30代・40代で年賀状をやめたい場合
30代・40代では、友達との連絡がLINEやSNS中心になっていることも多いでしょう。
その場合、
「今後はLINEなどで新年のご挨拶をさせてください」
と、連絡方法を切り替える形で伝えやすくなります。
年齢を理由にする必要はありません。
50代で年賀状を整理したい場合
仕事関係、昔の友達、親戚など、長年の年賀状が増えていることがあります。
すべてを一度にやめるのではなく、
「普段連絡できる友達とはLINEへ」
「親戚とは年賀状を継続」
など、少しずつ整理する方法もあります。
60代で年賀状じまいをする場合
生活の変化をきっかけに年賀状を見直す方もいるでしょう。
「今後の生活を考え、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りといたします」
など、年齢を直接書かない表現も使えます。
70代以上で負担を減らしたい場合
年賀状の枚数が多いと、
宛名を確認する
文章を考える
投函する
といった作業が負担になることがあります。
その場合は、
「年齢を重ねたこともあり」
など、理由を簡潔に書いてもよいでしょう。
年齢を理由にしなくてもよい
何歳であっても、
「○歳になったから年賀状じまいをしなければならない」
というものではありません。
反対に、
「まだ若いから年賀状をやめてはいけない」
ということもありません。
自分にとって無理のない方法を選ぶことが大切です。
年賀状じまいをするとき住所録はどうする?

年賀状じまいをすると、
「もう住所録はいらないかな?」
と思うかもしれません。
ですが、すぐにすべて削除する必要はありません。
すぐに住所録を処分しなくてもよい
年賀状をやめても、
お祝い
お悔やみ
手紙
季節の挨拶
などで住所が必要になる場合があります。
特に親戚や親しい友達の住所は、しばらく残しておいてもよいでしょう。
年賀状じまいした相手が分かるようにする
翌年になると、
「この人には年賀状を送るんだっけ?」
と分からなくなることがあります。
住所録に、
「年賀状じまい済み」
など、自分に分かるメモを付けておくと便利です。
相手から年賀状じまいされた場合も記録する
自分ではなく、相手から、
「来年から年賀状をやめます」
と伝えられた場合も記録しておきましょう。
翌年うっかり送ってしまうことを防ぎやすくなります。
住所が変わった場合は必要に応じて更新する
年賀状を送らなくなったからといって、住所情報がまったく不要になるとは限りません。
今後も付き合いがある相手なら、必要に応じて更新しておくとよいでしょう。
ただし、個人情報なので、自分に必要のない住所情報をいつまでも持ち続ける必要もありません。
年賀状じまいをきっかけに人間関係まで整理する必要はない

年賀状じまいについて考えていると、
「もう会っていない人とは、この機会に全部縁を切ったほうがいいのかな?」
と考えてしまうことがあります。
ですが、年賀状を整理することと、人間関係を整理することは別に考えて構いません。
年賀状だけのつながりにも意味がある
何年も会っていない相手でも、
「元気にしているんだな」
と年賀状を通して知ることができたかもしれません。
年賀状じまいをするからといって、それまでのやり取りに意味がなかったわけではありません。
終わらせるのではなく方法を変えると考える
年賀状をやめることに抵抗があるなら、
「付き合いを終わらせる」
ではなく、
「新年の挨拶方法を変える」
と考えてみると気持ちが楽になることがあります。
友達とはLINE、親戚とは電話、近くに住む人とは直接会ったときに挨拶するなど、選択肢はいろいろあります。
連絡したくなったら後から連絡してもよい
年賀状じまいした相手に、
「久しぶりに話したいな」
と思うこともあるでしょう。
そんなときは、普通に連絡して構いません。
年賀状じまいは、
「今後一切連絡しません」
という約束ではありません。
年賀状を再開することもできる
一度やめた後、
「やっぱり年賀状を送りたい」
と思うこともあります。
その場合も、再び送って構いません。
生活環境や気持ちは変わります。
年賀状じまいを一生変えられない決定だと考えなくてもよいでしょう。
迷ったときに使いやすい年賀状じまいの万能文例

ここまでさまざまな文例を紹介しましたが、
「結局どれを使えばいいのか迷ってしまう」
という方もいるでしょう。
そんなときに使いやすい文章をまとめます。
丁寧な万能文例
「あけましておめでとうございます。これまで長年にわたり年賀状でのご挨拶をいただき、心より感謝申し上げます。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状によるご挨拶を一区切りとさせていただくことにいたしました。今後はどうぞ年賀状のお気遣いなさいませんようお願いいたします。これからも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
親戚や目上の知人などにも使いやすい形です。
柔らかい万能文例
「あけましておめでとうございます。これまで毎年温かい年賀状をありがとうございました。今年を一区切りに、これからは年賀状でのご挨拶を控えようと思っています。年賀状は終わりにしますが、これからも変わらずよろしくお願いします。」
友達や親しい知人に使いやすいでしょう。
短い万能文例
「これまで毎年年賀状をありがとうございました。本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りといたします。今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
スペースが少ないときにも使いやすい文章です。
相手にも送らないでほしい場合の万能文例
「これまで温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただきます。今後はどうぞ年賀状のお気遣いもなさいませんようお願いいたします。これからもよろしくお願いいたします。」
LINEで使いやすい万能文例
「毎年年賀状ありがとう。今年で年賀状は一区切りにすることにしたよ。来年から私への年賀状も気にしないでね。これからはLINEで気軽に連絡できたらうれしいです。これからもよろしくね。」
迷った場合は、この基本文例をもとに、相手に合わせて少しずつ言葉を変えると作りやすくなります。
年賀状じまいをする前の最終チェックリスト

最後に、実際に文章を送る前に確認したいポイントをまとめます。
感謝の言葉が入っている?
これまで年賀状を送り合ってきた相手なら、
「ありがとうございました」
という一言を入れておきましょう。
長い文章でなくても、感謝は十分伝えられます。
年賀状を終了することが伝わる?
柔らかくしすぎると、
「結局、来年は送ればいいの?」
と相手が迷うことがあります。
年賀状じまいを決めているなら、
「本年をもちまして」
「一区切りとします」
など、意思が分かる言葉を入れます。
相手との関係まで断る文章になっていない?
年賀状だけをやめたい場合は、
「今後ともよろしくお願いいたします」
などの一言があると安心です。
理由を書きすぎていない?
相手に理解してもらおうとするあまり、理由を長々と説明していないか確認しましょう。
理由は簡潔でも構いません。
書かなくてもよい場合があります。
今後の連絡方法を書く必要がある?
親しい友達なら、
「これからはLINEで」
と書くと自然です。
一方、普段ほとんど連絡しない相手なら、無理に新しい連絡方法を知らせる必要はありません。
相手にも送らないでほしいことが伝わる?
相手からの年賀状も辞退したいのであれば、
「今後は年賀状のお気遣いなさいませんよう」
など、分かりやすい一文を入れます。
相手に合った言葉遣いになっている?
最後に、
「友達にしては堅すぎない?」
「目上の人にしては軽すぎない?」
と確認しましょう。
文章の正しさだけではなく、普段の関係に合っているかが大切です。
年賀状の断り方まとめ|感謝を伝えて気持ちよく年賀状じまいをしよう
年賀状をやめたいと思ったとき、
「失礼にならないかな?」
「相手を傷つけてしまわないかな?」
「長年続けてきたのに、自分からやめてもいいのかな?」
と不安になる方は少なくありません。
特に、何十年も年賀状を交換してきた友達や親戚、以前お世話になった上司や恩師など、大切な相手ほど伝え方に迷ってしまいます。
ですが、年賀状じまいを必要以上に難しく考えなくても大丈夫です。
基本として覚えておきたいのは、
これまでの年賀状への感謝を伝える
年賀状での挨拶を終了することを分かりやすく伝える
今後も付き合いたい場合は、その気持ちを添える
という3つです。
たとえば、
「これまで毎年温かい年賀状をありがとうございました。本年をもちまして年賀状でのご挨拶を一区切りとさせていただきます。今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。」
という文章なら、詳しい理由を書かなくても気持ちを伝えられます。
親しい友達なら、
「今年で年賀状は一区切りにするね。これからはLINEでよろしく!」
というように、もっと柔らかくても構いません。
親戚や目上の人には、
「年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます」
など、少し丁寧な表現を使うとよいでしょう。
また、
「自分からは年賀状を出さないけれど、相手から届くのは構わない」
という場合と、
「相手からの年賀状も辞退したい」
という場合では伝え方が違います。
相手にも送らないでほしいのであれば、
「今後はどうぞ年賀状のお気遣いなさいませんよう」
などの一文を添えておくと分かりやすくなります。
そして何より覚えておきたいのは、年賀状をやめることと、人との付き合いをやめることは別だということです。
年賀状をやめても、
LINEで近況を話す
メールを送る
電話をする
直接会う
新年にメッセージを送る
など、付き合いを続ける方法はいくらでもあります。
反対に、年賀状だけでつながっていた相手であっても、それまで毎年交わしてきた挨拶が無意味になるわけではありません。
長い間続いた年賀状だからこそ、最後は、
「今までありがとう」
という気持ちを大切にしたいですね。
年賀状じまいに「絶対にこの文章でなければならない」という決まりはありません。
友達には友達らしく。
親戚には親戚らしく。
目上の人には少し丁寧に。
相手とのこれまでの関係を思い浮かべながら、自分の言葉に少し整えて伝えてみましょう。
年賀状を続けることが負担になっているのであれば、無理をして続けるのではなく、自分に合った付き合い方へ変えていくのも一つの方法です。
これまでのご縁に感謝しながら、気持ちよく年賀状での挨拶を一区切りにしてみてくださいね。

